院内集会後の活動~全国の自治体に要望書を発送~

以下の取り組みを、院内集会後の活動として行います。
全国の自治体に要望書を発送するのは、12月18日です。

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   1789(いちななはちきゅう)プロジェクト 始動!
   ~公務非正規・当事者の声を自治体へ届けよう!!~
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個人で、組合で、議員を通して、聞いてみて下さい、活用して下さい

みなさま

 公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)では、昨年と今年の二度に渡り、非正規公務員を対象とした調査を行いました。
調査結果から、会計年度任用職員制度によって、当の会計年度任用職員の雇用の安定だけでなく、公務の充実や持続可能性の観点からも多大な問題が生じていることが見えてきました。


そこで、関係する諸団体の協力を得て、関係省庁に要望書を提出し、11月9日に院内集会を開催するなどの活動を経て、国だけではなく、自治体への働きかけも必要と判断しました。


更に、この取り組みを「1789プロジェクト」と名付けて、「会計年度任用職員の不安定雇用問題に対する緊急要望書」と、「公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)2022年調査 結果報告」を、1789か所(全国の地方自治体1788と特別区人事委員会)に郵送するとともに、非正規公務員と住民に対して周知するため、はむねっとのホームページで公開し、マスコミ各社へプレスリリースすることにしました。

要望書は、各自治体の首長、議会議長及び人事委員会・公平委員会に宛て、12月18日に発送予定です。封入や発送作業は、相当な作業量になりますが、これまでも共に活動をつくってきた方々の協力をいただき行う予定です。18日以降に要望書の内容を、はむねっとホームページでも公表します。

皆さんにお願いです!!
はむねっとの予算で要望書は送付できますが、回答を返信していただく郵券までは準備できませんでした。


そこで、要望書が届いたころを見計らって、皆さんがそれぞれの自治体で、はむねっとからの要望書は届いたか、どのように対応するのかを問い合わせてください。地域にお住いの皆さんのお声がけが大きな力になって、会計年度任用職員制度の見直しにつながる運動が全国各地で広がることを期待しています。ご一緒に運動を広げていきましょう。

公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)代表 渡辺百合子

総務省・厚労省・男女共同参画局との懇談会

7月27日、衆議院議員会館の会議室で、立憲民主党の大河原雅子議員に調整をしていただき、なくそう官製ワーキングプア東京集会実行委員会のメンバー有志と、総務省・厚労省・内閣府男女共同参画局の担当者と約1時間半にわたる懇談の場を持つことが実現しました。

この懇談会は、特に、会計年度任用職員制度3年目問題(※註)と、それへの対応についての国の認識や考え方を聞くこと、加えて、今年5月の政府の女性版骨太の方針で決まった全労働者を対象とする男女間賃金格差の開示が、公務員においては、どのようなかたちで実施されるのかを聞くことを主なテーマに据えました。

また、事前質問(下記データ参照)では、関連して、会計年度任用職員制度開始3年目に起きることが予想される大量の公募/雇止めが、労働施策総合推進法の「大量雇用変動」に該当すると思われるが、それに対する対応はどのようにとる予定なのか、会計年度任用職員として雇われている障害のある人が、現状で、障害者雇用促進法の法定雇用率の算定に含まれているが、これは、障害者の雇用安定という面からも、また、実質、常用雇用として会計年度任用職員を扱っているという点からも矛盾があるのではないか、といった質問を出していました。

懇談会では、事前に提出していた質問と、いただいていた回答(下記データ参照)を受け、総務省・厚労省・男女共同参画局の担当者に、さらに質問を重ねると同時に、はむねっと2022年調査結果報告などを元に、現場の実情や切実な声を伝え、改善が必要な実態があること伝えていきました。

総務省からは、そもそも会計年度任用職員は1年毎に違う職として雇うものであり、再度の任用はできるが、制度上、職は1年限りであるため、再度任用がない場合も雇止めにはあたらない、この点は制度上仕方がない、という説明がありました。また、どのような職を会計年度任用職員として雇うべきかはマニュアルに書いてあるが、具体的にどの職を会計年度任用として雇うかを決めるのは総務省ではない(各自治体が決めるものだ)といった応答がありました。

厚労省には、非正規労働者一般に対する雇用政策について質問をしたところ、課題はありながらも、有期雇用労働者の無期転換が進んできており、雇用安定に向けたこの間の政策には一定の効果がみられるという認識が示されました。ただ、公務員は労働契約ではなく、任用であり、適用除外だということが話されました。障害者雇用については、実態として「1年を超えて雇用される者」として、会計年度任用職員も常用雇用の対象として計上している、との答があり、ただ、会計年度任用職員制度について、厚労省が意見を述べることは難しいというやりとりがありました。

こちらからは、公務にこそ、率先して、よい働き方のモデルを作ってほしいこと、実態として本来あってはならないはずの妊娠による「雇止め」といった問題が、会計年度任用職員制度のもとで、公然と行われており、大きな問題があるといった実態を話しました。

男女賃金格差の開示については、男女共同参画局から、民間で非正規を含めるので、公務においてもその方向で検討しているという応答がありました。こちらからは、格差解消のために行われる開示であるという点を踏まえ、実態として正規・非正規間の格差が、間接的な女性差別になっているという構造を深堀できるような情報開示のあり方を考えて欲しい、ということを伝えました。

同席していただいた大河原議員からも、会計年度任用職員制度が、保育現場をはじめとする現場の状況を悪化させていること、制度設計の際に、デメリットへの想像力が足りなかったこと、これ以上悪化させない対策を取ることが必要だ、といった意見が出されました。

最後は、引き続き、こうした懇談の場をもたせてもらいたいことを伝え終了となりました。(文責・はむねっと)

※3年目公募問題:会計年度任用職員制度の3年目となる今年度末に全国で実施される可能性のある公募/雇止めの問題。これは、法的規定ではなく、総務省が示した制度の運用マニュアルに、「国の期間業務職員については、再度の任用を行うことができるのは原則2回まで」と書かれたことに由来している。東京都など、一部自治体では原則5年、また、更新回数に限度を設けていない自治体も少数だが存在している。

◆資料

はむねっと2022アンケート「集める。伝える。届けるプロジェクト~あなたの声を集め、社会へ伝え、国と自治体へ届けます!」、715件の回答で終えました。

昨年に続き、5月2日から始めた今年のはむねっと2022アンケート「集める。伝える。届けるプロジェクト」は、最終的に715件の回答を得て終了いたしました。回答をいただいた全国のみなさま、また、広報をはじめとするさまざまなご協力いただいた個人や団体のみなさま、メディア関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。

この後、寄せられた回答を精査・集計、分析し、6月末をめどに公表いたします。

引き続き、どうぞ、よろしくお願いいたします。

会計年度任用職員”3年目公募問題” 関連国会質疑

参議院「行政監視委員会国と地方の行政の役割分担に関する小委員会」2022年4月25日

参議院議員(沖縄の風)伊波洋一議員

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=6851#6412.7

はむねっとの調査、不安の声についても触れていただき、働き手の尊厳を傷つけるようなことは避けなければならない、公募による職員の疲弊、知見の蓄積ができない、現場に混乱が生じるといった問題を話されています。

国からは、「自治体の実情に応じて、適切に対応してもらう。公募や選考は、ふさわしい職員の採用のために行うものであり、採用の際の、客観的一要素として前年度までの勤務状況を判断材料にすることはありうる」という回答がなされています。また、最後には総務副大臣が、「しっかり現場に混乱がないようにつとめていきたい」と回答されています。