プレスリリース「首都圏106自治体情報公開請求の報告&はむねっと2024調査報告」関連資料 

日時:2024 年9 月11 日(水)午前11 時~正午厚生労働省記者会見室
主催:なくそう!官製ワーキングプア東京集会実行委員会

1 106 自治体情報公開請求の結果から見えてきたもの~106 自治体首長への要請結果について
① 私たち(なくそう!官製ワーキングプア東京集会実行委員会)は、今年度、首都圏の人口10 万人以上の自治体に、会計年度任用職員の現状把握のために情報公開請求を行ってきました。その結果、大多数の自治体が、公募不合格者を含めた離職者数を把握しておらず、再就職支援体制はほぼ皆無である実態が明らかになりました。
② 情報公開実施後、今年の総務省通知も踏まえ、106 自治体の首長に「3 年公募制」の廃止を要請しました。その回答結果についても報告します。
首都圏106自治体情報公開請求の報告 ~労使双方の負担軽減のために
資料① 首都圏106自治体情報公開請求に至る経過と「大量離職通知書」について
資料② 人事院・総務省からの新たな通知を受けた対応討状況一覧
資料③ 首都圏106自治体離職状況集計表(20240906現在)

「はむねっと(公務非正規女性全国ネットワーク)」2024 年アンケート報告
実行委員会と協力関係にある「はむねっと」が、今年6 月から7 月にかけて行った、インターネットによる非正規で国の機関や地方自治体で働いている/働いていた当事者を対象に行ったアンケート調査結果(回答数685)について報告します。
(内容:就労形態、職場での呼称、年間就労収入、勤続年数、病気休暇の有無、心身の健康、相談経験、現在感じている問題等)
はむねっと2024調査
記者発表・報告原稿

3ILO(国際労働機関)への働きかけとILOから日本政府に対する意見提示について
ILO(国際労働機関)は、今年2 月、日本政府に対して「2025 年に向けた会計年度任用職員制度の改善」を促しました。人事院と総務省の「3年公募制」削除通知とともに、解説します。
◆要旨メモ
関連サイト:https://rentai-suginami.wixsite.com/0001

◆第16回なくそう!官製ワーキングプア集会(東京)チラシ

「第16回なくそう!官製ワーキングプア集会 反貧困集会2024人事院・総務省が「3年公募制」を廃止!今こそ、公務「非正規」に無期雇用の道を拓こう」が開催されます

■日時:2024年10月6日(日)13時~16時半/開場12時半
■会場:日本図書館協会研修室(東京都中央区新川1-11-14)
 ★茅場町駅(地下鉄東西線、日比谷線)[1][3]出入口徒歩約5分
 ★東京駅八重洲中央口徒歩約20分
 アクセスマップ https://www.jla.or.jp/traffic_guide/tabid/75/Default.aspx
■定員:100名(申込不要)
■参加費:会場参加500円(資料費)
■WEB参加:(無料・YouTubeによる視聴・申し込み不要)
YouTube:https://www.youtube.com/live/PNm0S5M9WUs
※ただし、会場配布資料(送料込み1,000円、発送は集会後)が必要な方は、賛同フォームから申込。

わたしたちは、首都圏の会計年度任用職員の雇止めや離職の状況を明らかにするため、106自治体への情報公開請求に取り組んできました。
6月28日、人事院と総務省が「3年公募制」(「公募を経ない再度の任用」の上限を2回とする)を廃止する旨の通知を発出しました。これは「非正規」公務員問題に取り組む仲間たちの大きな成果といえます。
今後は「3年公募制」(一部では「5年」など)を運用している自治体に廃止の決断を求めていくことになります。一方、仕事は続くのに「任用期間1年」は変わらず残されています。
集会では106自治体に対する情報公開の結果報告書や人事院・総務省の6.28通知の意義、ILOからの「制度改善」要請など、現在までの到達点を共有し、「無期雇用」に向けた取り組みを皆さんとともに考えていきたいと思います。
ご参加をお待ちしています。

《プログラム》
・106自治体情報公開の結果報告
 公募を経ない再度任用の上限を撤廃した3労組からの報告
・実践報告―闘いの現場から
 スクールカウンセラー雇止め撤回闘争
 ALT雇止め裁判闘争(東ゼン労組ALT支部)
 ILOの取り組み報告
・徹底討論「有期雇用をやめさせよう!」
 全労働/公務公共一般/北海道から/はむねっと
・会場からの質疑と発言

<主催>なくそう!官製ワーキングプア集会実行委員会
◆連絡先:nakuso_kanseiwp@yahoo.co.jp
https://nakusoukanseiwp.wixsite.com/tokyo-syukai/blank

はむねっと調査2024調査報告がまとまりました

はむねっとが今年6月から7月にかけて実施した「はむねっと調査2024」がまとまりました。回答者のみなさま、またアンケートの広報協力をいただいたみなさまに感謝します。

はむねっとは、2021 年発足直後に、「公務非正規労働従事者緊急アンケート」を実施し、それから毎年、アンケートを実施してきました。そして、この間、回答者の8 割を占めた会計年度任用職員に関わる課題をまとめ、総務省や人事委員会に対して「会計年度任用職員制度の見直し」を求める活動や、HP に「3 年目公募問題」特集ページを作成するなどの情報共有を行ってきました。私たちは、4 年間の調査や当事者の声で明らかになった、矛盾だらけの「会計年度任用職員制度」を変えたいと考えています。

2021 年以降の4 年間で、公務非正規問題の報道も格段に増えてきています。公務現場で非正規職員が増え続ける状況に対して、全国の公務職場で“ 非正規” として働く皆さんの声や経験から、制度の問題をあぶりだし、あらためて状況改善に向けて動いていきたいと思います。

調査報告を是非お読みいただき、ご活用いただければと思います!
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)
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