緊急要望書に対する回答がありました

緊急要望書「非正規公務員の統計から性別集計の表示をなくさないでください」に対する回答がありました。

2021年5月4日に河野太郎内閣人事局国家公務員制度担当大臣と武田良太総務大臣に提出した要望書の回答を、6月14日に電話で確認し、以下の回答を得ました。

【要望書要旨】

4月23日に、衆院内閣委員会で、河野太郎国家公務員制度担当相が、国民民主党の岸本周平議員とのやりとりの中で、内閣人事局ホームページに掲載されている「非常勤職員在職状況統計表」の非常勤職員数を示す欄の「うち女」との表記を訂正する考えを示した、という新聞報道に接し、大臣が、「修正させます」と応答しておられたことを確認しました。

(※委員会では、岸本議員が、セクシュアルマイノリティのことを考えれば、そもそも男女別にする必要はない、処遇に違いはないのだから、と話し、大臣が、「お恥ずかしい限り」、「修正させます」と応答していました)

私たちは、このやりとりを聞き、非正規公務員統計から、性別集計がなくなるとしたら、それは非常に大きな問題だと考え、この問題に取り組むネットワークとして、急ぎ本要望をまとめました。

非正規公務員の置かれている現状を把握し、改善に取り組む際、性別集計は不可欠なデータです。国や地方自治体で働く非正規公務員のうち、その約8割は女性です。こうした事実は、この問題の背景に、性別による格差の問題があることを明らかにしています。

要望事項

1.非正規公務員の待遇改善に向けた取組を進めていくためにも、「非常勤職員在職状況統計表」をはじめとした公的な統計から、性別集計をなくさないでください。

2.性別格差の現状を踏まえ、非正規公務員の根本的な待遇改善を進めてください。

【内閣人事局の回答】

要望書自体が行方不明ということで、口頭で1の要望項目を伝え回答を得ました。

「非常勤職員在職状況統計表」の非常勤職員数を示す欄の「うち女」を「うち女性」と改め、既に修正済み。性別統計は必要な統計項目なのでなくすつもりはない。

【総務省自治行政局公務員部公務員課の回答】

要望書は5月6日に収受し、自治行政局には5月13日に到着している。公務員課の回答は、次の通りです。

1.公的な統計から、性別集計をなくす予定は特段ない。

2.適正な任用に向け、会計年度任用職員制度に制度改正を行った。運用状況についてはヒヤリングを続け、適正な運用を行うよう努める。

はむねっととして現在アンケート集計を行っているが、会計年度任用職員制度については相当ひどい運用がされている事例がある。きちんとヒヤリング調査をしてほしいと要望したところ、色々な事例があるのは承知しているとのことでした。適正な運用について念押しをして電話を切りました。

新聞・ネットニュース等

期待と現実 やりがい・責任感では“もう続かない”
NHK 2021年6月14日 18時02分

非正規公務員 新制度から1年 女性たち、苦境改善へ連携 「公共サービスの危機」懸念
東京新聞・2021年5月31日 10時38分

「非正規公務員のリアル」解明したい 有志がアンケート
朝日新聞・岡林佐和 2021年6月1日

◆災害対応に非正規公務員の動員増加 待遇改善は置き去り
西日本新聞 2021年5月24日

◆あっさり切られるだけ? 「会計年度任用」1年の現実
朝日新聞 末崎毅、岡林佐和、編集委員・沢路毅彦 2021年5月23日 6時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP5J011KP4TULZU00X.html?ref=pc_rensai_long_479_article

◆妊娠直後の「雇い止め」  県庁10年勤めても…非正規
朝日新聞 末崎毅 2021年4月10日 13時30分
https://www.asahi.com/articles/ASP496VDSP45ULOB005.html

◆神奈川県の非正規公務員に対する「マタハラ」雇止め問題~法的課題を中心に~
嶋崎量 | 弁護士(日本労働弁護団常任幹事)2021年3月30日(火) 18:42

◆現代ビジネス 2021年4月1日 小林 美希
園児置き去り、行方不明、火傷事故…公立保育園の「驚くべき実態」
「保育の質」を問う(2)

◆現代ビジネス 2021年3月29日 小林 美希
「まるで保護者いじめ…」公立認可保育園の「安全神話」が崩れ始めた
「保育の質」を問う(1)

◆NHK Webニュース コロナ禍 10年以上勤務の非正規公務員雇止め 神奈川
2021年3月26日

NHK東京23区の保育士など 約40%が非正規職員 労働組合の調査
2021年3月23日 17時17分

◆ハローワーク職員「私たちだって雇い止め」、公務員“非正規リストラ”の深刻
ダイヤモンド編集部 土本匡孝:記者 特集 1億総リストラ 2021年3月22日https://diamond.jp/articles/-/265797

◆北海道新聞 「非正規公務員、困窮なお 手当受給でも基本給減 任期に上限「安定雇用の制度を」2021年3月22日)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/524069

◆徳島新聞「任用職員8割「短時間勤務」 県内20自治体、実態はフルタイムに近く」(2021年3月19日)
https://www.topics.or.jp/articles/-/500141

◆白石孝さんに聞いた:コロナ危機で明らかになった「壊された公共」と非正規エッセンシャルワーカーの実情 By マガジン9編集部 2021年1月27日
https://maga9.jp/210127-2/

◆非正規女性が「とりで」の異様 情熱の搾取は未来狭める
朝日新聞 2021年1月6日 
https://www.asahi.com/articles/ASNDX4HKSNDSUTIL015.html

◆困窮女性、助ける私がワーキングプア 婦人相談員の現実
朝日新聞 2021年1月6日
https://www.asahi.com/articles/ASNDX4CB8NDTUPQJ009.html?iref=pc_extlink

◆朝日新聞デジタル「(働くってなんですか)譲れない一線(4) 官製ワーキングプア、広がる不安」(2020年10月4日) https://www.asahi.com/articles/DA3S14645983.html

◆中国新聞「この働き方大丈夫? 第5部 非正規公務員の嘆き」
https://www.chugoku-np.co.jp/living/article/?category_id=1190&page=1

◆竹信三恵子さんに聞いた(その1)コロナ禍によってあぶり出された「女性からの労働相談が6割」の現実 By マガジン9編集部 2020年8月19日
https://maga9.jp/200819-0/

◆竹信三恵子さんに聞いた(その2):コロナ禍を経て、改めて「公共サービス」とは何かを考えよう By マガジン9編集部 2020年8月26日
https://maga9.jp/200826-1/

◆毎日新聞「論点 我慢になれ、再挑戦にも不安」山岸薫/著( 2020年6月24日)
https://mainichi.jp/articles/20200624/ddm/004/070/002000c

毎日新聞「終わらない氷河期 疲弊する現場で」山岸薫( 2020年2月19日・3月3日)https://mainichi.jp/articles/20200219/k00/00m/040/306000c
https://mainichi.jp/articles/20200303/ddm/012/100/111000c

トピックス

◆6月6日(日)第29回「非正規ではたらく仲間の全国交流集会」in愛知の2日目に分科会企画として「非正規でもまともに暮らせる社会へ」 ~雇用不安と格差を正す運動のいまとこれから~が配信されました。公務非正規問題にも言及されています。アーカイブ配信で動画の視聴が可能です。

◆6月1日(火)朝日新聞デジタル版で追加の記事が配信されました。(朝日新聞「「非正規公務員のリアル」解明したい 有志がアンケート」

◆5月31日(月)の東京新聞(中日新聞)に、「はむねっと」についても触れた記事が掲載されました。(東京新聞記事「非正規公務員 新制度から1年 女性たち、苦境改善へ連携
 「公共サービスの危機」懸念」

◆非正規公務員にこそ労働基本権が必要!と訴え、ILO(国際労働機関)に申し立てをしているみなさんが新しいHPを立ち上げ、リーフレットを作成されたとのこと。リーフレットでは、2020年にILOの専門家委員会が日本政府に対して、「非正規公務員の労働基本権を奪わないように」とする見解を示したこと、また、2021年でさらにそれが補強されたことが紹介されています。是非お読みください。

◆5月24日(月)の朝日新聞に、「はむねっと」の立ち上げについても触れられた記事が掲載されました。(朝日新聞記事「あっさり切られるだけ? 「会計年度任用」1年の現実」

◆5月16日(日)に、社民党 Official YouTube Channelで、「コロナ禍の労働問題ー非正規公務員として働く女性たちー【竹信三恵子×朝倉れい子×大椿ゆうこ×福島みずほ】」が配信されました(アーカイブ視聴可)。はむねっとの活動についても触れられています。

◆3月20日集会で発言していただいた旧労契法20条裁判元原告のみなさんから、今年3月にはじめた『女闘労俱楽部(めとろくらぶ)』のホームページを開設されたとのお知らせが届きました!

◆デジタル版『現代の理論』(26号・春)に、『官製ワーキングプアの女性たち』の書評と、上林陽治さんの「『非正規公務員のリアル~欺瞞の会計年度任用職員制度』が刊行される 著者に聞く」が掲載されています。リンクから全文を読むことができます。

◆3月20日集会で渋谷典子さんが言及された『地域を支えるエッセンシャル・ワーク ー保育所・病院・清掃・子育てなどの現場からー』(山谷清志・藤井誠一郎編著、ぎょうせい、2021)が刊行されました。

目次は下記

第1部  エッセンシャル・ワーカーの厳しい20年
 第1章  地方行革の『効率化』問題
 第2章  これまでの地方改革
 第3章  地方公務員削減を強いた財政の理由
 第4章  現業職場の窮状と公共サービスの危機
第2部  困難なエッセンシャル・ワークの今
 第5章  看護師を追詰める新型コロナ
 第6章  保健所行革の勘違い
 第7章  男女共同参画センター相談室のコロナ禍
 第8章  清掃サービス提供体制の構築
 第9章  コロナ禍と給食業務の困難
 第10章 子育て支援現場の悪化した労働環境
 終章   ポストコロナ時代の公共サービス提供

◆雑誌『労働法律旬報』(No.1981、4月上旬号)に、浅倉むつ子さんによる[書評]「法の谷間」にある非正規公務員問題―竹信三恵子・戒能民江・瀬山紀子『官製ワーキングプアの女性たち―あなたを支える人たちのリアル』(岩波ブックレット)が掲載されました。始まりの言葉には「非正規公務員問題は、いま、私たちがもっとも解決しなければならない最大の労働問題である」と書かれています。

◆日本女性学会学会誌『女性学』(2020年、vol.28)に、石崎裕子さんによる「【新刊紹介】竹信三恵子・戒能民江・瀬山紀子『官製ワーキングプアの女性たち―あなたを支える人たちのリアル』(岩波書店、2020年9月)」が掲載されました。

◆雑誌『図書館界』(2021 年 72 巻 6 号 p. 280-281)に、廣森直子さんによる「《書評》竹信三恵子,戒能民江,瀬山紀子編『官製ワーキングプアの女性たちあなたを支える人たちのリアル』」が掲載されました。

◆パリテ・キャンペーンのコラムに公務非正規の課題が掲載されました。#労働とパリテhttps://note.com/parite5050/n/n37050d24ee70

◆渋谷アップリンクで、4月11日(日)・13日(火)の10:35から、劇場版「メトロレディーブルース」の上映があります。出演者・制作者 トークあり。
全席予約(アップリンクの受付開始は4/7から)
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2021/58541
*『メトロレディーブルース』HP https://metrolady.jimdofree.com/
*予約フォーム(今すぐ申込み可)https://metrolady.jimdofree.com/yoyaku

◆集会レポートが女性と女性の活動をつなぐポータルサイト、ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)のサイトに掲載されました!

◆4月4日に下記の集会が開かれました。ユーチューブでのアーカイブ配信あり。(https://youtu.be/Ic9OC571Y_c

反貧困ネットワーク全国集会2021 「生きてくれ」ーコロナと貧困ー
2021年4月4日(日) 13:00 ~ 20:00

○新宿駅頭前集会(新宿駅西口小田急前)▶︎13:00~13:30
司会: 雨宮処凛(反貧困ネットワーク世話人)、渡邊由紀子 (反貧困ネットワーク世話人)
主催者挨拶:宇都宮 健児(反貧困ネットワーク代表世話人)
当事者発言

○♫sound demo!!!start!!!▶︎13:30〜15:00
★新宿駅西口前出発〜

○反貧困全国集会 会場=新宿文化センター小ホール
▶︎15:30〜20:00 参加費無料/先着105名(事前予約制)
※コロナ対策の為全国集会参加の方は事前申し込みが必要です。
(下段リンクから申込みフォームに入れます)

●全国集会キックオフ▶15:30〜15:40
司会: 雨宮処凛(反貧困ネットワーク世話人)、渡邊由紀子 (反貧困ネットワーク世話人)
主催者挨拶:宇都宮 健児(反貧困ネットワーク代表世話人)

○セッション1 全国のコロナ災害支援地域の取り組み▶︎15:40〜17:00
・新型コロナ災害緊急アクションの取り組み 瀬戸大作(反貧困ネットワーク事務局長) 稲葉奈々子(反貧困ネットワーク世話人)
・反貧困ぐんま 反貧困ささえあい千葉 クルドを知る会・三多摩相談会

◯セッション2 課題別報告▶17:00〜18:40
●特別報告●
①韓国のコロナ渦における貧困対策と地域住民連帯や民間支援の現状報告 カンネヨンさん
②しんぐるまざーず・ふぉーらむ 赤石千衣子さん
③女性のための相談会から見えたこと 雨宮処凜( 反貧困ネットワーク世話人) 吉祥眞佐緒さん(エープラス)
④非正規雇用問題 後呂良子さん
⑤学生 学生当事者
⑥外国人労働 名古屋ふれあいユニオン
⑦非正規公務員問題

◯セッション3 希望に向けた討論▶18:50〜19:50
(地域と社会の分かち合いと連帯の社会運動に向けて)
コーディネーター:白石 孝( 反貧困ネットワーク世話人)

◯セッション4 まとめと集会宣言▶19:50〜20:00
宇都宮健児(反貧困ネットワーク代表世話人)

★「反貧困全国集会」参加申込みはこちら https://bit.do/hanhinkon
★ 当日のYouTube配信はこちら https://youtu.be/Ic9OC571Y_c

「非正規公務労働従事者への緊急アンケート調査」を終了しました!

はむねっと祝いおせんべい

4月30日から始めた緊急アンケート調査ですが、はむねっととしての広報、協力依頼に呼応いただいた個人や団体の方々のご協力をはじめ、全国紙等に取り上げていただいたこともあり、最終的には、6月4日23時59分で締め切った段階での回答者数は、1,305名でした。

この後、寄せられた回答を精査し、集計して、6月末をめどに公表いたします。

まずは、無事に調査を実施できたこと、当初の目標を大幅に超える規模の調査となったことを、全国の調査回答者とご協力者のみなさまに対して、ご報告とお礼を申し上げます。ありがとうございました。

そして・・・。

公務非正規で働きながら、今回、初めて、私たちにつながってくださったみなさま、回答は、十分な注意をもって、大切に扱います。引き続き、はむねっとの活動を見守ってください。一緒に活動したいと申し出てくださった方々、これからよろしくお願いします。

公務非正規女性全国ネットワーク(通称:はむねっと)へのカンパ受付中♪

私たちの暮らしに身近なところに、公務非正規女性は働いています。でも、それほど、その存在や働きを知られていません。はむねっとでは、公務非正規女性が声を上げていくことで、すべての住民にとって大切な公務のあり方を考え、必要な待遇改善を訴えていきます。賛同される個人・団体の方は、ぜひ、カンパをお寄せください。

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公務非正規女性全国ネットワーク(通称:はむねっと)の趣旨に賛同していただける団体・個人を広く募っています。

以下のフォームから登録をお願いします。

はむねっとへのカンパ申込書フォームはこちらから

無理のない範囲で、賛同金をお寄せください。お寄せいただいた資金は、はむねっとの活動で使用する会場利用料、オンライン環境設定支援などの経費にあてさせていただきます。

振込み先は、下記になります。通信欄に「はむねっとへのカンパ」とご記入ください。

 ゆうちょ銀行口座
 記号11390 番号12845081
 他行からの振り込みは 店名一三八(イチサンハチ)
店番138 普通預金  口座番号1284508

 名義 公務非正規女性全国ネットワーク

公務非正規女性全国ネットワーク憲章(はむねっと憲章)

わたしたち「公務非正規女性全国ネットワーク(通称:はむねっと)」は、だれもが安心して公共サービスに従事するとともに、だれもが安心して公共サービスを受けることができる社会を目指すため、以下の憲章を守りながら活動を進めることをここに宣言します。

1.はむねっとは、公務非正規女性、公務非正規従事者の声を大切にします。同時に、公務非正規の経験者やこの問題に取り組む必要を感じている個人の意見を尊重しながら活動を進めます。

2.はむねっとは、「当事者」を以下のように定義します。狭義の当事者を、現職の公務非正規従事者とし、広義の当事者を、元職、及び、公共サービスを受けている/受ける市民全体を指します。

3.はむねっとは、公務非正規従事者の待遇改善を求めますが、それは、正規公務職員の待遇を下げることで待遇格差を埋めるのではなく、公務非正規職員の待遇を上げる方向での格差改善を求めていきます。

4.はむねっとは、公務非正規女性、公務非正規従事者の待遇改善を実現することが、正規公務職員の働きやすさにもつながっていくものと信じています。

5.はむねっとは、公務非正規従事者が多くを占める職場で働く公務正規職員の負担の大きさにも、光が当てられることを目指します。

6.はむねっとは、当面、公務非正規領域の仕事に従事する女性たち、働き手、また、この問題に関心を寄せる個人をベースとした活動を進めます。

7.はむねっとは、狭義の当事者の声を集めて、広義の当事者である社会全体への呼びかけを行いますが、狭義の当事者がはむねっとの活動に参画しづらい状況下にあることも十分に認識して活動を進めます。

8.はむねっとは、会員の中には、来年や2年先の予定が立てられない狭義の当事者がいることに留意しつつ、可能な範囲で活動に参画できるよう、運営の工夫や改善をしつづけます。

9.はむねっとは、当面、公務非正規領域の仕事に従事する女性たち、働き手、また、この問題に関心を寄せる個人を会員として活動しますが、活動に賛同する団体との連携やサポートを受けながら、広く社会に向けた活動も目指します。