11.9 はむねっと緊急院内対話集会 賛同メッセージ

お寄せいただいた賛同メッセージ、現場からの声、ご了解を得て掲載させていただいています。引き続き、どうぞ、賛同メッセージ、現場からの声、お寄せください。入力フォーム

短期間に現場の声を政策につなげる活動に心から敬意を表します。私たち市民への公務サービスを担う女性への理不尽な扱いに怒り、皆さんの声に耳を傾け性差別大国日本の政治を変えたい。(北京JAC)

数年前から会計年度任用職員として働く機会をいただきました。仕事は市税関連で職員の方のお手伝い。しかし、これをやるのは非正規で良いのか?といった仕事もあり、疑問も感じています。少なからず専門知識も身につき、職員と全く同じではないが、それなりの仕事を任せられるようになると、公募制度のたび、それ以前に年一度の更新の声がかかるかどうか不安に襲われます。決して高くない賃金で残業代も出ず、雇用も不安定で… 任期制度の撤廃、賃金の見直しをお願いしたいところです。(匿名希望)

専門知識と経験が必須の婦人相談員や女性相談員を非正規雇用ではなく正規雇用とし、充実し連携がとれ、二次被害のない被害者支援にしていくことが必要。(すどうのぶえ 社会福祉士 相談員)

公立と私立の女性関連施設や学校で、約20年、主に司書として情報提供の仕事をしてきました。/専門的なスキルが必要な仕事である図書館司書や女性関連施設職員が将来に希望を持てない雇用形態の中で、悩みながら市民を支えている現状を現場で見てきました。/私は、職員が短期間で辞めさせられる制度に反対します。/また、DVや性被害など深刻な被害者に寄り添う女性相談員が、長期にわたる当事者との信頼関係が大切な仕事であるにも関わらず、スキルもあり心ある相談員が短期間に交代させられている現状が、被害者救済を妨げ、被害を深刻化する重大な問題になっていると感じています。/公務職場の仕事は、私たち市民が安心して生きていける社会にするために、職員が経験を積み、安心して働ける仕事にしていかなければいけないと強く思います。(川口みゆき 元女性関連施設職員・女性と情報を結ぶみゆ企画)

公務員削減は、この国の政治や経済も劣化させました。地域からでも公務員増やす方法考えたいです。(伊藤みどり ホームヘルパー国賠訴訟原告)

公務現場における女性労働者の使い捨ては人権侵害です。安心して働ける労働条件を整備し、均等待遇を実現することを求めます。共に力を携えあいましょう。(働く女性の人権センターいこる)

より良い公共サービスのためにも、必要のない有期雇用契約を無くして雇用の安定を! 非正規雇用差別をなくそう!(下町ユニオン(東京東部地域ユニオン協議会))

わたしも事情はちがいますが、かつて(1970-80年代)国立大学の非常勤講師を12年間勤め、片道2時間かけて一コマの授業のために通っていた時(手当は月額2万円くらいでした)、ある日「代わりを専任で採用した」と一方的に契約解除されたことがあります。その時。自分の仕事上の実績はまったく認められないのだと痛感しました。それは人権を否定されるのに等しいという実感でした。この運動とケースはちがうかもしれませんが、会計年度で切り捨てられる方たちも同じ思いではないかと思い、応援するしだいです。(米田 佐代子 女性史研究者)

自治体という公務現場で、いつでも首切り可能な不安定雇用という在り方が続くことは異常と考えています。公務現場は民間のモデルになる必要があります。人が生きていく上で最も必要な対人サービス業の労働条件を最低にしておくことは、憲法違反ではないでしょうか?今すぐ改善すべきです。正規と非正規の賃金差別も当たり前のように続いていますが、これは明らかに女性差別であり、人権侵害だと思います。不当な格差は国際基準の職務評価を実践することで是正が可能です。労働組合はぜひともILO100号条約を研究し、職務評価に着手していただきたいと思います。「見えなかった」「見ようとしなかった」女性たちの労働の価値を見直し、公正な労働条件にすべきです。(屋嘉比ふみ子 ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス(PECO))

私も会計年度任用職員として働いています。正規の職員さんと同じ仕事内容なのに待遇が違いすぎる、とよく感じます。5年雇い止めもどうなるかわからず不安です。(婦人相談員 匿名希望)

非正規労働の賃金差別、雇い止めは、労働への意欲をそぎ、労働者の生きる活力を根こそぎ絶やすものです。同一労働同一賃金!雇い止めに大反対です!はむねっとの活動に、みんな〜!、注目〜!(匿名希望)

非正規労働者の雇用の安定、労働条件格差是正のために共にがんばりましょう。(連帯労働者組合板橋区パート)

非正規公務労働者が抱えるストレスや健康不安が少しでも軽減されるような取り組みが求められていると思います。(東京労働安全衛生センター)

会計年度任用職員制度は、雇用に責任を持つべき雇用者を免罪する制度で許せないです。何のために毎年、公務員としての「宣誓書」を出させるんだろう?
公務非正規の労働者がストライキをすれば、公共サービスは立ちいかなくなる。「非正規」労働者がゼネストすればこの社会はストップします。はむねっとの運動をその一歩にしたいですね。根拠もなく賃金と身分に格差をつけ労働者を分断する、女性の生き方を大きく規定する「正規」「非正規」という労働のあり方ー差別をなくしていきたい。労働運動も連帯しますよ!(京極紀子 神奈川県共闘・女性相談)

人は幸せになるために生きている。人間らしい生活をするために働いている。働くことは、生きること。共に働くと言うことは、人生の貴重な時間を共にするということ。私たちを支える仕事をしてくれている人たちが、不安を抱えながら生きているなんて、こんな社会は間違っている。公務非正規で働くの問題は、私たちの問題だ。(女性ユニオンぷらす 代表 黒澤 清美) 

雇用年限と公募再採用の撤廃の取りくみをともにすすめていきましょう!(連帯労働者組合・杉並)

「人生100年時代」を生きるぱっとしない中年のいまと未来を考えるメディア まんなかタイムスです。ぱっとしない中年にとって公共サービスは大事なセーフティネットです。そのネットを構成している職員が実は明日をも知れないという事態は本当に困ります。制度の設計ミスにほかなりません。(まんなかタイムス)

暮らしと仕事と市民活動、3つをバランスよく持てる社会を!(女性グループ翼(ウィング))

ATTAC と言うグローバリゼーションに反対する市民運動のグループの中で公共サービスの民営化に反対する運動を展開しています。郵政民営化、水や医療(都立病院のPFI化)、教育の民営化に反対してきました。会計年度任用職員制度ーひとびとの生活、命を守る現場で働く人が、自分の命をないがしろにされることに反対します。とりわけ、女性がその労働を担っている現実は日本社会の性差別の象徴だと思います。同じ仕事をしているなら同じ賃金を!自治体は雇用者としての責任を果たせ!雇い止めを許さず、無期転換の雇用を勝ち取りましょう!(attac公共サービス研究会)

女性の貧困、子どもの貧困をなくしたいです。(NPO法人エンパワメント福岡)

図書館の現場を支えているのは非正規の女性の労働者たちです。図書館サービスの維持発展に図書館員としての経験の蓄積と自己研鑽は不可欠です。また、図書館に働く人たちも含めて劣悪な労働環境を解消することは、社会として当然になすべきことと思います。運動が前進することを願います。(池沢昇 東京の図書館をもっとよくする会・事務局長)

雇用年限、公募再採用、力を合わせて、なくしていきましょう!(木下忠親 連帯労働者組合・杉並)

女性たちの貧困原因は非正規雇用にあり!公務も民間も現場から行動して変えよう!(全労協女性委員会)

私たちの組合では、週15時間30分以上の勤務時間がないと期末手当が1円も出ないことを改善する取り組みをしています。たった16時間足りないために期末手当が出ない職種があります。職場のなかで、1人だけ出ないのです。ひどい!!(朝霞学校ユニオン)

はむねっとが発足して、今まで知られていなかった非正規公務員(しかも、女性!)の待遇や正規職員との格差が注目されるようになりました。これからも現場の声を拾い上げてください。応援しています。(全統一千葉市非常勤職員組合)

これ以上「官製ワーキングプア」を生み出さないよう、全国の自治体に責任ある対応をとらせましょう。(岡田健一郎 高知大学教員)

雇用者は労働者の雇用を保障すべきです。「会計年度」を理由にした一年かぎり、もしくは2回の更新、いずれも根拠を持たないと思います。「公募性」を名目にした首切りに抗議します。公務職場にも無期雇用転換を求めます。同じ職場で働いていて、労働条件がばらばらであるのに、それを当たり前にする職場は情けないです。みなさんといっしょに誰もが安心して働ける職場を作っていきます。(全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連))

STOP!三年公募制!STOP!会計年度任用職員制度!STOP!女性差別! ともに行動します!(中原純子 全労協女性委員会)

当事者が団結すること、声を上げることは現状を変える最も大きな力になると思います。貴団体の活動に敬意を表します。決してあきらめず、一緒にがんばっていきましょう。(非正規労働者の権利実現全国会議)

ますます増える非正規の公務員女性労働の問題を地道に取り組んでこられた先駆性に敬意を表します。(ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク(WWN))

社会教育の現場でも非正規職員に関わる問題が各地で発生しています。本集会に連帯すると同時に、当団体としても各種の取り組みを進めたいと思います。(社会教育推進全国協議会)

はむねっとのみなさんの活動を応援しています。神奈川県内の公立小中学校等の事務職員の労働組合です。組合員の中には、フルタイムの臨時的任用職員もいて、今年度今現在、任用が決まってない人もいて生活不安を抱えています。ひどいです!
今、学校現場で働く人は、国の定数基準で守られた教員と事務職員(欠員も多く、欠員補充は非正規ですが)以外はほとんどが会計年度任用職員もしくは民間委託の労働者です。
 さまざまな職(学校用務、図書室、理科アシスタント、介助員、給食調理、学習支援、非常勤講師、学校カウンセラー・・・)の会計年度任用職員によって学校は成り立っています。会計年度任用職員制度導入後、毎年度、宣誓書に署名を求められるようになりました。地公法の枠の中に置かれ、正規の公務員と同様の責任と覚悟が求められるけれど、ほとんどの職がほぼ最低賃金並みの賃金しかもらえていません。生活できる賃金とは程遠いです。なぜ非正規なのかと言えば「安上がりの労働者」の一言につきるとおもいます。学校事務職員は、それぞれの労働条件を知り、矛盾も見えるので、不公平な学校現場の状況を日常的に感じます。私たち学校事務職員自身も合理化の対象でもあり、「教育の民営化」が進行する学校状況を日々感じています。底辺への競争はまっぴらごめんです。あるべき公共サービスとは、共に働く労働者の労働条件を平等にするところからしか始まらないと思います。みんなの力で「公募」という建前での脅かしをやめさせたいです。そして、1日も早く安定的な雇用と賃金の大幅アップの均等待遇を勝ち取りましょう。いっしょに闘っていきます。(学校事務職員労働組合神奈川(がくろう神奈川))

学校司書の不安定な働き方が、学校教育推進の妨げとなっています。学校司書が専門性を十分にいかし、実績を重ねていける働き方が保障されなければ、子どもたちの最善の利益が生まれる場をつくることはできません。学校司書の身分、勤務条件の整備充実を切望しています。(学校図書館を考える全国連絡会)

3年公募はすさまじい人権侵害の制度です。ハローワークでこの制度行われている(!)と知ったときは、これが最初で最後の報道になってほしいと願いを込めて「パワハラ公募(公募によるパワハラという意味)」と名付けてネットマガジンに記事を書きました。ただ、それがなんと、女性が8割近くを占める自治体非正規にも拡大されそうということに、怒りを禁じえません。これを阻止することが、日本の働き手全体の労働権を守ることになると感じています。(竹信 三恵子 ジャーナリスト・和光大学名誉教授)

はむねっとの皆さまの取り組みに敬意を表します。このような理不尽な雇い方はなくしていきましょう。北海道でも取り組みを強化していきます。(川村雅則 北海学園大学教授)

私も非正規公務員でした。雇止めが近づくと本当に不安でした。少しでもその不安の解消ができるよう、自分のできることから働きかけて行きたいと思います。(江川 あや 旭川市議会議員)

非正規雇用の待遇の問題は、今後ますます日本の未来にむけて役割が期待される図書館の世界でも、喫緊の問題と思っております。(太田剛 図書館と地域をむすぶ協議会 代表/慶應義塾大学講師)

3年で雇い止めは住民の安心安全を壊す暴挙です。ぜひ止めていきましょう!(さとうしゅういち 広島瀬戸内新聞社主・介護福祉士・元広島県庁職員)

会計年度任用職員制度、はむねっとの活動などによって実態を知れば知るほど、公共サービスを支える労働者にとってもサービスを受ける私たち市民にとってもデメリットばかりだなと。いまの制度は必要ありません。はむねっとの活動を応援します。(鶴丸周一郎 名古屋ふれあいユニオン)

6か所の大学で働いていますが、連絡が届いてなかったり、コマ数を減らされそうになったり、「大事にされてないな」と思うことが積み上がると、地味にダメージです。しかし対応する大学職員も非正規雇用が増えていて、どこに怒ったらいいか…みたいな気持ちです。不利な立場にいると動きにくいと実感するので、みなさんの運動に励まされます。(松波めぐみ 非常勤講師、登録ヘルパー)

会計年度任用職員制度は、専門的な技能を持つ非正規公務員を一年ごとに細切れにていよく使い、そして雇止めにする不安定雇用です。公務労働はある意味福祉、教育をはじめとしてなくてはならないエッセンシャルワークです。それに携わる人たちが誰もが安心して働けるために、3年ごとの雇止め・公募はもちろん会計年度任用職員制度そのものを廃止して、永続的に働ける制度への抜本的な改善を求めます。(後藤陽司 フリーランスユニオン、ワーカーズコープ東海事業本部)

全国の公務非正規職員、外部委託・民間委託化労働者の苦悩や苦闘に学び、一緒に頑張っていきます。(ユニオンらくだ・非常勤嘱託職員部会)

公共サービスの担い手が短期の有期雇用はあり得ません。無期転換制度の確立が必要です。(NPO法人働き方ASU-NET)

会計年度任用職員の公募制廃止、正規職員との均等待遇のため共に頑張りましょう!(「なくそう!官製ワーキングプア」大阪集会実行委員会)

公務非正規は8割が女性です。間接差別の実態の改善は自治体の責任です。早急に改善させるために、力を合わせていきます。(川西玲子 NPO法人働き方ASU-NET)

先日、神戸市内で地域のNPO法人主催の「見えない子どもの貧困と、地域共生社会の実現」とのテーマで 湯浅誠さん(派遣村・野宿者支援の経験者)の講演会が開催されて、定員のに半分に制限)250人が参加していました。そこで私は「子どもの貧困もなかなか見えないし、見ようとしないと実態も分からない。ところで、市役所などの役所で”公務員として働いて居る<官製ワーキングプア>”の問題も、「見えない」所に置かれています。我が事として知って、考えて欲しい」と発言しました。(内藤 進夫 あぱけん神戸相談員)

差別的な雇用は撤回すべきです。同一労働同一賃金を広めましょう。(藤井伸生 京都華頂大学名誉教授)

中学校の非常勤教員をしていますが、2550円の時給制。1日授業3コマに対して授業準備と後処理時間は実質30分での契約ですが、契約通りに働くのは不可能です。定期テストの作問も土日に行っている採点も、成績処理も勤務と認められず無給です。年間勤務時数が予め決まっているから、オーバーしないように勤務を自分で調整するよう、事務から言われる。意味がわからない。年休も消化するどころではない。そして、手取りは年200万円。経験は加味されず、何の評価もされず、ただ良心と責任感を食い物にされている気がする。むなしい。そんな非情な労働環境が当たり前の国に、未来も希望もないと思ってしまう。(学校図書館問題研究会)

 会計任用職員になって、期末手当が手取りで8万円×2回支給されるようになりました。それにより収入が非課税額を若干超え給付金の対象にもなりません。最低賃金が上がっても昇給もないので、実質、処遇は下向きなのではないでしょうか。
 婦人相談員は、R6年から困難な問題を抱える女性への支援を行いますが、自分自身が困難な問題を抱える女性です。業務は、どんどん多忙、複雑、高度なスキルを要求されるようになり、職員は全く対応できず相談員任せです。行政としては、人配がされていれば、どのような仕事をしているかは関心がないのではないかと思いますが、不利益を受けるのは相談者である市民です。厚生労働省は、「業務実態にあった婦人相談員の処遇改善を自治体に依頼している」と言いますが、自治体は「義務ではない」と言い一向に改善されません。
 多くの相談現場で、私たちの職場と似たような構図があるのではないでしょうか。
 毎日、DV、児童虐待、ヤングケアラー等、痛ましい報道がされています。
 会計任用職員は、簡単な仕事だ、正規公務員じゃないのに文句を言うなというコメントもよく見かけますが、このような命に関わる現場で、多くの専門知識をもった会計任用職員が仕事が丸投げされ、処遇改善もされず、やりがい搾取をされています。
 人配だけ満たしていればいいとする自治体だと、正規職員の定年延長により、現在の会計任用職員のクビは切られ置き換わるのではないかと心配します。専門知識を持ちソーシャルワークを求められる相談現場で、そのようなことが起きると、社会問題であるDV、児童虐待等の対策、対応はさらに混乱し世界から遅れを取ることになるのではないでしょうか。
 どうか、会計任用職員を「困難な問題を抱える女性」のままにしておくことを止めて下さい。
 9日の院内集会も応援しています。(匿名希望)

 関東の公立保育園で朝夕受け入れ時間帯の保育士をしています。会計年度職員です。「会計年度」と言いながら健康保険は変わることになるし、これで雇用を切られたらどうするのだろうと毎年不安です。国葬をする余裕があるなら保育士、介護福祉士待遇を上げるためにお金を使ってほしかったです。なんかピントがずれている気がして仕方がありません。時間数は確かに少ないですが、同じ職場で何年も働くことでその地域の保護者の価値観や考え方に添った子どもたちとのかかわりができていると思っています。
 正規の先生方は数年で異動していきますが、私たち短時間会計年度職員はその保育園に根差して仕事しているので充分価値ある存在です。異動してきた先生方は物の場所や子どもたちのことを私たちからも聞いていきます。3年に一度の契約更新なんて役所にとっても損なはずです。そんなこともわからないほど錆びついた頭なのでしょうか?ずっと公務員でやってきた人って楽でいいなあと思います。私は民間で何年も働いてきましたのでとてもシビアでした。どうぞ政治家、国家公務員の皆さんしっかり現場の心の声を聴いて目で確認して必要なところに適切な予算と人員配置をしてください。もっとうまくやれば少子化だって防げるはずです。よろしくお願いします。(ペンネーム ひまわりと青い空 保育士・会計年度任用職員)

 特別支援教育支援員を7年間勤めました。雇止めはなかったのですが、ある支援学級の担任には支援員に任せっぱなし、支援員で子ども達の勉強をみていました。その間教員はずっと自分の仕事をしたり、あげくの果てに長期休暇をとったりもしていました。不在にする場合は何か課題を置いてほしいと言うと「やり方合わないなら違う学校に行ってください!」と逆切れされました。教育委員会が見に来るときだけ授業をするふりをしていました。
 また、ある時は低学年2名を担当していましたが、年度途中に立ち話で教頭から3人目の子どもの担当を頼まれましたこともありました。うち2名が活発、1名は教室を飛び出したり、暴力をふるったりする児童で目を離すことができず、トイレに行く時間もなく膀胱炎になり、管理職に訴えましたが聞いてもらえず、教育委員会に話してようやく2名に戻してもらいました。支援員の多くが子ども達からの暴力にも耐え、あざを作っている方々を何人もみてきました。毎年行われる研修は形ばかりです。本当に子ども達のことを想うならば、もっときちんと研修をしてほしいですし、スキルが上がっている人は時給をあげるシステムにしてほしいと思います。今の小学校は支援員なしではやっていけないと思います。学校という小さな組織で声を上げられない方々も多いのではと思っております。活動応援しております。(匿名希望)

(私は女性でも非正規でもない公務員で申し訳ないのですが、)同じ職場で同じ仕事をする公務員なのに、待遇に独立した生計に支障をきたすほどの(!)格差、というより差別があることに納得ができません。また、安心して働くことができない職場において、まともな公務サービスを提供できるとは到底思えません。不合理な格差を解消するために、微力ではありますが私にできることは何でもしたいです。(すずネコ)

1周年集会 メッセージ(団体HPリンクあり)

◆竹信 三恵子(ジャーナリスト)
はむねっとの立ち上げ以来の目覚ましいご活躍、「当事者」ならではの力を感じます。

特定非営利活動法人 東京労働安全衛生センター
今回の集会の主旨および、はむねっとの活動に強く賛同いたします。

◆辻 智子(北海道大学)
古くて新しい問題、根深い問題ですが、取り組みを続けていくことが何よりも大事だと思っています。一人や少人数ではエネルギーも続かないので多くの人たちを巻き込み協力しあいバトンタッチしながら一緒にやっていければいいですね。

SOSHIREN女(わたし)のからだから
女性が働き続けることを困難にする様々な問題に、はむねっとさんの声と行動が切り込んで下さっていると思います。みんなでエールを送り合いましょう。

◆外川美夏(非常勤公務員)おうえんしています。

◆ワーキング・ウィメンズ・ヴォイス
公共サービスの最前線で働いている非正規公務員が、安心して安全に働けるよう運動を広げていきましょう。住民サービスの向上はそこで働く人の安定した条件なしには実現しません!

◆時永 裕子(ワーキング・ウィメンズ・ヴォイス代表)
公務職場への非正規雇用の増大は、働く人と住民双方に悪影響を及ぼします。女性労働者の縮図のような非正規の現状(低賃金・不安定・やりがい搾取)を変えていくために力を合わせましょう!

女性ユニオン東京
公務職場の現場の第一線で働いている女性たちの貴重なスキルを きちんと評価し、雇用の不安なく働き続けるようにすることこそ、公共サービスがやるべきこと!ともに声をあげていきたいです。

◆川西玲子(NPO-法人働き方ASU-NET
結成から1年とは思えないご活躍、うれしい限りです。これからも情報交換しつつ連携して頑張りたいと思います。

◆子どもと女性の人権を考える東京の会
厳しい状況の中、たゆまずあきらめず活動されていることに敬意を表します。
社会や経済の在り方が、正規職員を中心とした集団と非正規労働者等の集団の身分制度の様相を呈していることに大きな危惧を抱いています。さらにそれが女性の側に偏ることに憤りを感じています。経済界や企業側中心の労働者使い捨ての政策を止め、労働者や働き方中心の社会や政策に転換できるよう政治を変えていきたいものです。共に頑張りましょう。

◆女性労働問題研究会
「はむねっと」結成1周年、おめでとうございます。
会計年度任用職員という制度に対しては、自治体で働く当事者たちから「仕事が継続するのか不安になっている」「専門職の仕事を評価してほしい」「正規との格差があると、優秀な人材が集まらない。結果的に行政水準の低下につながる」との声が相次いでいます。
住民は、自治体に働いている職員を正規、非正規の区別はなく、すべて公務員だと思っています。であるならば、身分や賃金、労働条件に差があってはならないはずです。また、これらの職員の4人に3人は女性であり、女性労働問題に取り組む当研究会としても見過ごすことのできない問題です。
こうした状況を撥ね返すべく、「はむねっと」が立ち上がり、1周年を迎えたことは、自治体で働く人々を勇気づけ、彼らにとって大きな希望の光となると感じます。
皆様のこれからの活動に期待し、エールを送ります。

◆連帯労働者組合・杉並
この1年間の取り組みの積み重ねに敬服しています。
広く社会に発信しつつ、関係する政府機関へ働きかけられていることに勇気づけられています。
私たちも職場での取り組みを基礎に、厚労省・総務省や自治体議会などへの働きかけを強めていきたいと考えています。
私たち独立系の4労組が共同して、「労働基本権問題」でILOに申し立てを行っています。また、杉並区の「会計年度任用職員」向けの「権利ハンドブック」のページもあります。
下記のリンク先をご覧いただけたら幸いです。
・労働基本権:https://rentai-suginami.wixsite.com/0001
・権利ハンドブック:https://rentai-suginami.wixsite.com/handbook

働く女性の人権センター いこる
主に女性が従事してきた対人サービス業の過酷さがコロナ禍で一層浮かび上がりました。公務非正規女性の労働条件改善と無期雇用を求める運動が重要だと思います。共に力を合わせて改善していきましょう。

ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス(PECO)屋嘉比ふみ子
公務職場での非正規女性の不当な賃金差別は早急に改善して欲しいです。非正規職員と正規職員の賃金格差を是正するためには、ILO100号条約による国際基準の職務評価が効果的だと思っています。対人サービスの職務は人が生きている限り続くのですから、無期雇用にすべきです。差別をなくすために、共に力を合わせていきましょう。

◆たなか(公立学校非常勤講師)
現場の声:教育現場で働いています。タダ働きが消えません。同一労働同一賃金なんて嘘。制度改正についての連絡すら、しっかり伝えてもらえない。管理職に伝えても、「県がそう言ってるから、賃金は増やせない。どうしようもない。」で終わり。会計年度任用職員制度=使い捨て公務員制度。

東京・生活者ネットワーク
みなさんの声を聞き、女性が安心して暮らせる雇用環境をつくることに地域から声を上げていきます。

◆鶴丸周一郎(労働組合関係者)
はむねっと立ち上げから1年、公務非正規女性の問題についてたくさんのメディアによる報道を目にしました。多くの記事で、会計年度任用制度の問題点というか、問題点ばかりであることが指摘されました。こうした中、いまネットを開いて検索すれば、1年前と変わらず会計年度任用職員の募集をしている自治体ばかりで辟易します。社会が同一労働同一賃金とか、無期転換とか、課題はありながらも非正規労働者の雇用や労働条件是正に向かっているのに、公務職場でなぜその流れに逆行し、あるいは”その流れとは別枠ですよ”みたいなアリバイ的な枠組みを作るのでしょうか。労働時間をちょっとだけ減らして正規との待遇格差を正当化するとか、もう、民間の悪徳企業のやり口ですよ、と言いたいです。公務って、私たちの暮らしにとって大切なんです。その大切な仕事を引き受けてくれている労働者がこんな扱いを受けている社会って、おかしい。おかしいことは、変えていかなくては。みなさんの活動を応援しています。

◆永戸千草(男女共同参画みえネット・無職)
3年前まで非正規公務員でした。会計年度任用職員制度が導入される前に、私的な理由で退職しました。はむねっとさんの存在は、声を出す方法も分からない非正規の職員にとって、希望であり太陽です。活動が継続されていくことをお祈り申し上げます

◆北海道ウイメンズ・ユニオン
はむねっとの活動に心からの敬意を表します。女たちの連帯を強めましょう!!

NPO法人参画プラネット
ジェンダー平等の視点から公共サービスを問い直すこと、そして、公共サービスの持続可能性を考えることは、担い手のみならず受益者である市民にとっても重要な問題です。
公共サービスの持続可能性について、さまざまな立場の方々が越境し、社会全体で「対話」が進むことを願っています。参画プラネットも「対話」の一歩を踏み出します。ぜひ、ご一緒に!

◆社会へ届ける女性の活動研究会
応援!しています。

◆わくわくシニアシングルズ
中高年単身女性の貧困問題に取り組んでいるわくわくシニアシングルズです。高齢期に貧困に陥る女性の多くは現役時代に非正規雇用で働かざると得なかった人達。今、公務の現場で非正規雇用者が増え、その多くを女性が担っていることに暗澹たる思いです。官・民を問わず、それぞれの立場で雇用環境の理不尽さに声をあげることが大事だと思い、連帯の意を表します。

女性ユニオン名古屋
均等待遇をもとめて頑張っていきましょう。応援しています。

◆NPO法人官製ワーキングプア研究会
一緒に公共サービスを取り戻しましょう。諦めずに、前を向いて。

◆千葉おとな食堂
このままでは公共の劣化が進むだけです。公共は市民のもの。なんとかしなければ、朽ちてしまう前に。

◆全労協女性委員会
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)1周年集会に賛同するとともに、この1年間の目覚ましいご奮闘に心から敬意を表します。コロナ禍は女性の貧困とジェンダー不平等の日本社会の実態を可視化させました。その主要な原因は経済的自立を阻む非正規雇用の低賃金・不安定労働にあります。公務と民間を問わず理不尽な非正規雇用を許さず声を上げ共に行動したいと思います。

クオータ制の実現をめざす会
政策決定の場における著しい男女不均衡が、歪な制度を生んでいます。
平等な状態に改善するには「暫定的特別措置」が必要です。
ジェンダーに敏感な視点のある女性議員を増やして
不平等を是正していきましょう。

◆北京JAC(世界女性会議ロビイングネットワーク)
中高年の単身女性の貧困問題が置き去りにされているため要望書を作成し政党、国会議員に声を届ける活動を始めました。はむねっととつながっていきたいです。

◆五十嵐那美子(生活思想社)
労働者を分断するような制度は即座にやめるべきです。専門職をないがしろにするのも許せません。

認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
官公庁は雇用崩壊の現場、自治体には「まず隗より始めよ」で雇用の男女平等にとりくんでほしいです。

◆和田悠(立教大学文学部教育学科/くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク
公務労働者の働き方は、生活者としての市民の暮らしぶりに直結しています。男女平等が社会の隅々まで行き渡っていないなかで、安心安全、楽しく生きていける地域や人生のために、この取り組みに賛同します。

はたらく女性の全国センター(ACW2)
給食のおばさんが公務員なのはおかしいと公務員バッシングから始まった公務員削減と非正規雇用化はコロナ禍で明確な弊害が見えてきました。一人でも繋がって力になるように応援してます。社会に必要な必須労働こそ生活できる賃金と労働条件を、
そして公務員の労働三権の復権を!

◆全国フェミニスト議員連盟
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと) 1周年集会のご開催おめでとうございます。
非正規という働き方は、労働とスキルの搾取です。女性の雇用や権利を守るため、共に頑張りましょう!

◆東京の図書館をもっとよくする会
公共図書館の担い手は非正規職員に代えられつつあります。その多くは女性で、劣悪な雇用環境の下、働き続けるのは極めて困難です。待遇改善は働く人たちが生活するために絶対に必要であり、また、図書館の質の維持向上にも絶対必要なことと考えています。私たちは「はむねっと」の活動に期待し応援します。 (会代表 松島茂)

◆川村雅則(北海学園大学)
非正規公務員のおかれた不条理な状況を改善していくことは、公共サービスが充実した豊かな社会の実現につながると思います。この1年でのご活躍に敬意を表します。皆さんと連帯し、北海道内にも「はむねっと」を広げられるよう、研究と運動に力を尽くします。

◆京極紀子(学校事務職員労働組合神奈川
公立小中等義務制学校の事務職員の労働組合の組合員です。女性の多い職種です。私自身は正規の職員ですが、組合員の中にも臨時的任用の人がいますし、全国的にも定数内の臨時的任用の職員の人の数は増えています。全国的に学校事務職員の合理化が進み、正規職から会計年度任用の非常勤への置き換えも。同じ仕事をするなら、非正規の人の賃金や労働条件を正規と同じに引き上げるのが筋なのに、逆向きにしようとしているとはナンセンスですよね。何年も安い賃金で働いているのに、来年はどうなるのか雇用の不安を抱えながら働くのも理不尽だと思います。教員の多忙化が問題になり、それはとても大変なことだけれども、その分のしわ寄せが教員以外の人への押し付けにもなると言う矛盾も作っています。不安定雇用の労働者だと跳ね返すのにも勇気がいると思います。不公平な労働条件の差別を許さず、組合の課題としても取り組んでいきます。みなさんと連帯していきます。

attac 公共サービス研究会
attacは新自由主義に反対しオルタ・グロバリーゼーションを求める社会運動のグループで、公共サービス研究会は、attacの中で公共サービスの民営化を考える研究会を作っています。郵政民営化や水の民営化、公務労働の民営化に反対しています。現在は都立病院の独立法人化の動きに反対しています。公共サービスを民営化することで、私たちの労働や生活そのものを破壊する動きにはNOです。労働を安く買い叩くこと。私たちのライフラインとも言える部分を民間資本に売り渡す動きに反対していきたいと思います。非正規公務を多くは女性の人たちがになっていると言うこと、労働の中の女性差別でもあると思っています。連帯して闘っていきましょう。

◆志々目千潮(秩父地区労議長)
発足1周年、おめでとうございます。でも闘いはこれから、ということでもあると思います。男性再任用ですが、ともに進みたいと思います。

◆福島 みずほ(社民党・参議院議員)
はむねっと1周年集会本当におめでとうございます。
非正規の公務員問題、とりわけ非正規女性公務員の問題についてしっかりアンケート調査をし、分析をし、問題点を明らかにし、声を上げ、改善を図っていらっしゃる果敢な闘いに心から敬意を表します。
大事な公共サービスを非正規でとりわけ女性たちが担っており、そこで働く人たちの労働条件が極めて悪く、また期限付きでもあり、大変弱い立場に立たされています。
これは女性の低賃金問題、公務員の非正規の低賃金問題、継続して働けない問題、ひいては大事な公共サービスやコモンを弱体化させている大問題です。
国会で、ハローワークの非正規公務員の公募問題や様々なことを取り上げ、行政交渉で待遇改善を求めてやってきましたが、さらに皆さんと力合わせて根本的な解決のために全力を挙げていきたいと思います。
力を合わせていきましょう。

◆樋口典子(仙台市議会議員)
公務非正規女性労働者の調査結果に基づいて、議会質問をしました。仙台市において週20時間以上勤務している会計年度任用職員は全職員の28%であり、うち81.9%が女性です。しかしながら、非正規であるために公務員法上の保障がなく、労働契約法やパート労働法も適用されないため法の谷間におかれています。ジェンダー差別も相まって厳しい状況が少しでも改善できるよう、できることから取り組んでいきます。

◆きよさん(元非正規公務員)
非正規公務員だった時、たった一人で相談先もなく苦しんでいました。今は退職していますが、はむねっとが設立されてどんなに良かったことでしょう。女性労働者はもっと団結してもっと権利の主張をしていきましょう。応援します。

◆東京大学教職員組合員 S.A
『官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル』を読み始めています。
現代の身分制度・正規/非正規 常勤/非常勤 を市民を巻き込み(どうやって?)枠を越えた闘いにしていければと願っています。

全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)
私たちの働く公立学校現場でも、1年雇用・フルタイム勤務の臨時的任用教職員、有期雇用・短時間勤務の非常勤講師やさまざまな種類の業務支援職員、用務・給食調理を中心とした現業職の外部委託化等の形態で、多くの有期雇用労働者が働いています。またその数は「学校における働き方改革」や「行政改革」といった政策を背景に、年々増やされ続けています。
学校事務職員に焦点を当てると、いわゆる「正規職員」と全く同じ職務を担うフルタイム勤務の臨時的任用職員として、もう10年以上繰り返し任用され続けながらも、毎年年度末には「次の任用があるか」という不安にさらされ、さりとて「正規」採用されるための採用試験は年齢制限で受験さえできない、今のままではこの先もずっと安心して働き生活することを望めない職員がたくさんいます。これは行政による、雇用者としての責任放棄と言うほかありません。
有期雇用労働者の無期雇用転換を目指し、私たちも取り組んでいきます。ともにがんばりましょう。

NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会
はむねっと1周年にあたり、日頃の活動に敬意と賛同を表明します。日本フェミニストカウンセリング学会には女性相談などの現場で相談員として働く会員も多数います。ジェンダー不平等な社会において生きづらさを抱える女性の困難をジェンダーの視点にたった心理的ケアによって一緒に考えていこうと日々相談業務を担っています。しかし、公的機関での相談員の勤務形態は非正規雇用であることがほとんどで、安定して相談業務を継続できる環境とは言えません。ますます必要性が高まっているジェンダーの視点での女性相談を継続させるためにも、公務職場における非正規雇用の状況を変えていくことはとても重要であると考えています。今後も微力ながら一緒に活動できればと思っています。

下町ユニオン(東京東部地域ユニオン協議会)
非正規差別は許さない!雇用の安定と均等待遇を実現しよう!

◆長谷川真一(日本ILO協議会専務理事)
ディーセントワークとジェンダー平等を目指す皆さんの活動に期待しています。

◆田巻紘子(弁護士・東海労働弁護団幹事)
住民生活に不可欠な職務を担う必要があるのに、定数を増やさず、予算を抑えて非正規や民間委託で対応することにはもう限界が来ていると思います。
地方公務員法における公務労働者としての保護も、労働契約法などの労働法の保護も受けない働き方を強いることは、住民としても容認できません。公務労働の公共性、専門性に見合う待遇が確保できるよう、集会に賛同します。

◆アイ女性会議
均等待遇アクションと連携しながら、女性の労働条件を均等なものにさせようと奮闘してきましたが、諸外国で成功した方法も日本では通用しませんでした。それは男性稼ぎ主型賃金制度の下、女性労働を貶める社会制度(世帯単位の税制・年金制度)になっているからです。配偶者控除を受けて働く人は「低賃金でもよい」と思わされています。個人単位の年金・税制への転換を求めていきましょう。それが、非正規の労働条件改善の基本だと考えています。

◆脇田 滋(龍谷大学名誉教授)
公務非正規女性全国ネットワーク1周年集会の盛会を祈念します。「公務非正規」は、「同一価値労働同一賃金」「結社の自由」などの基本的な国際労働基準に反する働かせ方です。ILOに加盟国する日本の国・自治体は、率先して「人間らしい労働(decent work)」実現・労働人権尊重のために民間に範を示すべきです。日本と類似の状況を改めさせて大きく前進している韓国やスペインなどの運動に続き、日本でも「公務非正規」をめぐる運動が前進するように願い、心より応援します。

◆山谷清志(同志社大学政策学部・大学院総合政策科学研究科)
声をあげ続けないと、無視されます。無視されると、忘れられます。

名古屋ふれあいユニオン
公務非正規女性労働者の不安定な状況は公共サービスの質を下げ、公共の職場で労働者の生活を蔑ろにした制度がまかり通れば、それは民間にも多大な影響を与えかねません。
この問題は、公務の問題ではなく、わたしたち市民社会全体の問題です。
問題を可視化し問いかける、はむねっとの活動に連帯します。

◆柚木康子(均等待遇アクション21事務局)
公務非正規の問題は、「公」が差別の労働条件を公然と行っているという意味で大きな問題です。働く女性の過半数が非正規労働を余儀なくされている状況を変えるために共に頑張りましょう!

◆白崎朝子(介護福祉士・ライター)
公務員を辞めてから、20年以上、非正規の介護労働者として、さまざまな労基法違反、労災、パワハラ・セクハラに苦しみ、心身に多大なるダメージを受けました。なかなか活動には参加できませんが、運動の拡がりを心から願っています!!!

◆浅野悠生
今日晴れて精神保健福祉士合格の報をいただきました。現在も就職活動中です。
障害で車の運転ができない僕は、公的機関に応募することが多いです。付けられている条件は、即戦力を求められる、厳しく高いものです。ところが、その待遇は週4日で15万程度です。それでも、僕は落ち続けています。優れた人がその待遇で応募されるのです。
相談員は自分の身を削る競争をしている状態ではないでしょうか。相談援助に効率、経営努力は望むものではありません。国がお金を人に回すしかありません。

◆藤井美登利(元行政嘱託職員)
声をあげづらい現場の職員が沢山います。市民にも実態を知ってもらう事が大切です。市議、県議レベルでも実態を知らない人がたくさんいます。はむねっとの活動は全国の会計年度職員の大きな希望になると思います。ひとりじゃないよ~!

◆ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク(WWN)
ますます厳しさを増す公務非正規女性の問題に真正面から取り組んでおられることに心から応援します。私たちWWNはまだまだ取り組めていませんがご一緒に頑張りたいと思います。

◆奥貫妃文(相模女子大学)
安定した環境で人間らしく働くことができる社会、もはやそれは“高望み”であるかのように、いたるところで「雇用の劣化」が進んでいます。非正規公務員の存在はまさに象徴的な存在です。働く者たちに序列をつけ、尊厳を奪い、いつでも「交換可能」な部品のように扱う…そんな社会はもうやめにしましょう。厳しい現状のなかではむねっとが誕生しました。これは一筋の希望の灯り。私もはむねっとの闘いに連帯します。

コムノオト
はむねっと発足1周年、誠におめでとうございます。
公務非正規従事者の待遇改善に向けたこれまでのたゆまぬご努力・ご尽力に心から敬意を表するとともに、そのご活動に強く賛同いたします。
いまや公務非正規職員の方々の支えなくして、行政サービスは成り立たない状況となっています。
当事者が声を上げにくい中、はむねっと様の全国ネットワークでのご活動は大変意義深く、心強いです。
今回の集会を契機として、公務を支える方々の声が社会に届き、より一層待遇改善の機運が高まることを祈念いたします。

◆練馬区立図書館専門員労働組合
「はむねっと」発足1周年おめでとうございます。
会計年度任用職員制度が導入されて、まもなく2年が経過します。私たち自治労練馬区立図書館専門員労働組合は、図書館サービスの向上のため、処遇の改善と常勤職員との「均等待遇」を求め、取り組んで25年を迎えます。
私たちの区では、再任は「原則5年公募」が明文化されてしまいました。図書館の仕事は、これまでも将来にわたっても続き発展していくにもかかわらず、そこで図書館の根幹業務を担い、日々働く私たちが、毎年悩まされる雇用不安の最たるものにほかなりません。
また、賃金についても、昨年の賃金確定闘争では、初年度に引き続き、期末手当の削減を余儀なくされました。勤勉手当相当分や定期昇給制度や経験給さえない私たちにとっては、あらたな格差の拡大、固定化を危惧しています。
育児休業に係る制度ついては、会計年度任用職員化に伴う特別職から一般職への変更により、適用される法が変わることにより、制度として改悪され、早急なる権利の回復と改善を要求しています。
これからもねばり強い具体的な闘いが重要です。要求の実現、制度の抜本的改善を求めていきます。さらに、法改正や全国的な課題については、全国の仲間とともにより一層声をあげていかなければならないと痛感しています。共に頑張りましょう。

東京公務公共一般労働組合
結成1周年おめでとうございます。はむねっとの取り組みで、非正規公務員の実態がより多くの人に伝わったと実感しています。様々な団体と連帯してこの問題を抜本改善させていきたいです。公共一般もともに奮闘していく決意です。

◆長安めぐみ(群馬大学ダイバーシティ推進センター)
プロフェッショナルなお仕事をしている多くの人たちが「非正規」とされている社会はおかしいです。利用者からこんなに頼りになる人はいないと思われている人たちが「非正規」とされている社会はおかしいです。みんな一生懸命、誠意をもって働いている人たちが「非正規」とされている社会は、本当におかしいです。声をあげていきましょう。

◆客本牧子
公務非正規職員の背景や現状もさまざまです。お互いに交流することで、つながりを深めていきたいですね。みなさんと力を合わせて、前に進んでいきたいです。

◆柏木宏(法政大学大学院・教授)
大学の教員です。今は東京ですが、前任の大阪は公立大学(途中から独立行政法人に変更)でしたが、事務の方々のかなりが非正規でした。時給は、驚くほど安く、まさに「ワーキングプア」の支えがあっての職場と感じていました。所用で集会には参加できませんが、盛会をお祈りするとともに、公務労働に限りませんが、生活できないような報酬を無くしていくために、一緒に活動させていただければ幸いです。

◆持田 誠(浦幌町立博物館学芸員)
1周年おめでとうございます。日本の公務職場は、専門職ほど非正規雇用という「芸が身を滅ぼす」状態になっていて、この状態からなかなか価値観が転換していきません。博物館職場もそうした状態で、待遇的な面から、若い人々に自信を持って強く勧められない職業になりかけています。これを変えていくには、現場からの多くの声と、幅広い国民からの支持が必要で、そのためには粘り強い運動が必要です。はむねっとのこれからの活動に期待しています。

◆匿名希望(独立行政法人、パートタイム職員)
昨年、新聞紙上でこちらの活動を知ってから、ずっとサイトを拝見しています。私も非正規公務員の当事者です。専門知識を求められる業務でも、不安定な立場であるということが、とてもつらい。こちらの活動が、より多くの人たちに知られるように、祈念いたします。

◆定松文(恵泉女学園大学)
人々の生活の基盤となるかけがえのない仕事こそ正規の雇用であるべきで、専門的な知識と技術が、年度雇用で無にされています。粘りづよく声を上げ続け、人々の生活・生命を守る仕事に従事する人にこそ、安定した雇用契約が結べる社会を作っていきたいです。

◆田中(学童保育)
社会に必須でありながらその重要性が理解されず、いつまでも低い待遇であり続ける、保育や司書等の現場。根深い女性差別が絡み合って、改善は絶望的にも思えます。しかし、声を上げてくださり、現場の声を可視化してくださったことがどれだけ嬉しかったことか。

◆中島由美子(全国一般労働組合東京南部)
非正規公務員はこの国の女性政策、女性労働の現状を表していると思います。集会に賛同し、はむねっとの闘いに連帯します。ともにがんばりましょう!

◆学校事務職員労働組合神奈川
公立学校事務職員でつくる労働組合です。臨時的任用職員の組合員もいます。毎年、雇用継続を求めて対市教委当局交渉に取り組み結果として雇用を確保してきていますが、「任用」を盾にする当局を前に充分な回答は引き出せていません。
しかし、当局のそうした対応をやむを得ないものと受け入れていては、状況は良くなりません。公務職場にも雇用責任を!公務職場にも無期雇用転換を!そうした声を高らかに上げ、社会的にも高めていく必要を痛切に感じています。
はむねっとの皆様の力強い取り組みに学び、連帯し、ともに進んでいきます。

◆湯澤直美(立教大学教員)
はむねっとの取組に敬意とともに感謝をお伝えいたします。職種を超えてつながり合い、構造的な問題を可視化することが、ソーシャルアクションの原動力となり、壁を崩し、尊厳ある労働への道を拓いていくと思います。ともに、歩みを進めたいと願っています。

◆湯前知子(NP0法人フォトボイス・プロジェクト)
1年間の粘り強い活動に敬意を表します。公務非正規女性の状況は日本の女性の経済的、社会的地位の象徴だと思います。これを解決する政治的意思が必要です。来るべき参議院選挙では、住民サービスの最前線で起きていることを、候補者にもっと分かりやすく訴えてもらいたいです。

◆梶原理子(パート職員)
非正規職員の増加は本当に人件費の節約になっているのでしょうか。毎年の契約更新は、お互いに不安ですし、お互いに時間の無駄のように思います。公務や国の予算配分が大きく影響する職場で、本当にここまで人件費節約をしなければならないのか?予算の付け方間違っていないか?余計なところにお金を回していないか?と思います。

◆渡邉 弘(自治体会計年度任用職員)
会計年度任用職員の雇い止め問題が深刻です。正職員の恣意的な評価によって3月で職場をさる人がいます。職場で起こる問題の背景を浮き彫りにするはむねっとの活動は、さらに重要性を持ちます。ご活躍を期待します。

◆匿名希望(3月31日任用期間終了の公務非常勤)
職場自体女性の非常勤/常勤職員に加えて、繁忙期にはたくさんのパートを短期雇用するので、女性の問題はたくさんあります。
とりわけ、わたしが関心を持つたのが、よく言われることですが、専門的な知識と職務経験をもちながら、短期パートを自ら率先して選ぶ女性たちが多いという現状です。
職種や役職を越えた職場単位での連帯ができないと、要求実現はむずかしい。「はむねつと」に新しい役割を期待しています。

◆高木さとこ(狛江市議会議員)
はむねっと発足1周年、おめでとうございます。
公務の非正規職員の方々は、1年ごとの契約条件が不安で、不本意な労働条件すら声に出すことができずにいる状況だと伺っています。
公務非正規の8割を担う女性たちへの差別待遇ともなっています。
公務労働は市民生活を足元から支えている貴重な仕事。
今後とも、会計年度任用職員の待遇改善を求め、私もはむねっとの皆さまたちと共に、
力を尽くしたいと思います。
貴団体のいっそうのご活躍を祈念申し上げます。

◆山下泰子(大学名誉教授)
はむねっとさん、頑張ってください。私も非常勤講師を掛け持ちしていた苦しい時代がありました。巧妙に仕組まれた非正規雇用の問題点を指摘し、その声を国会に届け法改正に結びつけてください。年収200万円では、非正規の女性たちは生きていけません。

◆池田恵理子(wam)
不正義は永遠には続きません。極めて困難な状況下での女たちの怒りと悲鳴に心から共鳴し、その果敢な闘いを支持します。

◆しま ひでひろ(あるくラジオ)
公務非正規女性の現状を、改善する運動がさらに進むことを切望します。

◆高橋 峰子((一般社団法人)相談員、公認心理師)
長年このような理不尽で差別的な雇用形態が放置されていることに怒り心頭! 当事者の声や力が不足していたのなら、いま声をあげ力を示そう!!

女性の社会生活活動部フルード
ひとり親家庭の支援活動をしている任意団体です。子育て中の方、子育てを卒業した方、単身の方、官民問はず、根本的な問題にはそれぞれの立場からみなで声を上げることが必要だと思い、貴団体の活動に強く賛同いたします。

◆全統一千葉市非常勤職員組合
はむねっと1周年、あらためて連帯の意を表します。
私たちの組合も労使交渉で雇用継続について前進しました。
当事者同士つながり、仕組みを知り、粘り強く話し合うことは本当に大事ですね。
まさに「ひとりじゃない!」 これからも共に頑張って参りましょう。

◆連帯労働者組合板橋区パート
一周年おめでとうございます。私たちは板橋区に働く「非正規」労働者の組合です。区に「労働条件改善・労働基本権保障に関する要求書」を提出し雇用の安定・均等待遇を求めています。はむネットのアンケート結果を区や地域に向けて活用させていただいています。一般職会計年度任用職員制度の廃止を皆さんと共に取り組んでいきたいと思います。

◆非正規まき労(図書館司書(会計年度任用職員))
「はむねっと」ができてくれて1年、当事者として本当に心強いです。ありがとうございます*フェアで、SDGsで、安心して暮らせる公共サービスが保てる社会へ
これからもつながってまいりましょうp(^^)q

◆笹川あゆみ(大学非常勤講師)
「非正規職」の女性たちに多くを頼りながらも、「一人前の労働者」としての待遇や評価を全く考えないという雇用する側の態度が、あまりにも頑強だと感じています。声を上げ続けていきましょう。

◆五嶋耀祥・NPO北海道ネウボラ(社会起業家)
ワンオペ育児のため子育ての便り先がなく乳幼児期からパート勤務で働くしか選択肢がなくなってしまいました。
フルフル働けて月に12-14万、子どもの行事や病気などあるときは9万ほどの時もありました。扶養なのに社会保険料、健康保険も引かれます。
現場ではITのプロジェクト統括、開発などもしていました。
高学歴、有資格者の仲間たちも年収はみんなほぼ100万円台、優秀な人材の能力搾取が公務員の非正規雇用の実態です。
このような不利益のある格差社会はただちに是正すべきです。

◆匿名希望(男女共同参画センター職員)
わたしの職場においても、正規職員と同じ、あるいは正規職員には担えないような職務を遂行しているにもかかわらず、退職金をはじめ賞与も昇給も大幅な格差が付けられている現状に、大きな怒りを抱いています。非正規職女性を支援する立場であるにもかかわらず、自らの職場でその理念を実現できないことに、おかしい以外の言葉が出てきません。日本中あらゆる公務現場で、こうしたことが起きているのだと思います。微力ながら、現状を変えるためにわたしも考え行動していきたいと思います。

◆草谷桂子(日本児童文学者協会・静岡図書館友の会)
日本の図書館は非正規の職員(特に女性)の献身的な働きに支えられています。
利用者は見ています! 
分かっています! 
応援しています! 
労働に見合う待遇を!

◆白井則邦(酒々井町議会議員・司法書士)
安定した社会生活を維持するために必要な公務を担う方が、不安定かつ低賃金な労働を強いられていることはおかしいと思います。
また、女性が多い職種が非正規化されていることが多いのも、大きな問題です。
継続した公務を維持するためにも、安定かつ不自由なく生活できるだけの賃金は不可欠だと思います。

◆二階堂祐子
賛同します。自分のできることに取り組んでいきます。

メッセージ(個人)

◆京極紀子 学校事務職員労働組合神奈川
私の職場にもたくさんの不安定雇用の労働者がいます。多くが女性で、その人たちがいなければ始まらない職場で、賃金や労働条件に大きな違いがあるのは不公平だし、常に雇い止めの不安を抱えて働くのは理不尽です。あらたに始まった会計年度任用職員制度も処遇改善には程遠く、逆に、地公法の枠の中に囲い込み、正規職員並みの責任をかせるなど管理を強めています。組合でも取り組んでいますが、制度的な問題も多く、問題を社会化して取り組む必要を感じています。こういう場を作っていただけて感謝しています。

◆定松文                                 

派遣法成立以降の雇用の非正規化によって、私たちの生活と命が奪われてきています。人として生きるための時間と賃金を認めない非正規労働の雇用形態を日本はやめていくべきだと、強く、強く思います。そしてつながっていくこと、再生産が可能な働き方と賃金を保障する雇用形態と労働法こそが、いま必要だと思っています。#Don’tBeSilent

◆伊藤みどり     はたらく女性の全国センター            

非正規公務員問題は公務員削減の名のもと増やされて来ました。行政サービスが一年で終わらないのに任用は一年という法律の不備は社会的な行政サービスの責任を非正規に押しつけるもので人間侵害だと思ってます。法律の前に、人権を前に問題にできる運動を一緒に考えられたらと思います。

◆十時由紀子       出版舎ジグ            

必須で個別で多様ゆえ、経験知と専門性に支えられる対人支援・ケアの労働が、効率化や市場競争になじまないゆえに公務であり、しかし/かつ低賃金なのは、経済も政治も、「人を粗雑に扱うことで回っている」からだ。これらの領域の専門性と経験知への評価や敬意なしに、社会にも人にも尊厳は保たれない。

◆内藤 進夫       アルバイト・派遣・パート非正規等労働組合(あぱけん神戸)相談員、「なくそう!官製WP関西集会」実行委員

地方自治体・関連の職場で、専門的または恒常的な職務に携わって居られる会計年度任用職員として「雇用」されているみなさんは、2020年4月の地公法「改正」施行以降は「身分」も地方公務員として採用されていますが、依然として<1年間の有期契約>を了解させられ勤務しています。望んだ訳ではない地方公務員としての<身分>に「任用」されていますが、年収賃金差別も解決されることなく、合理的な理由の無い有期契約の下で、取りあえずの「3年間雇用」「5年間雇用」を押し付けられて居ます。
しかも、憲法で保障される「労働基本権」も剥奪・制限されたままです。このような実態では、この先もずっと雇用不安定と賃金差別は固定化され、繰り返されていく事は明白です。非正規職公務員=「官製ワーキングプア」にこそ、労働基本権が必要です。しかも、憲法で保障される「労働基本権」も剥奪・制限されたままです。このような実態では、この先もずっと雇用不安定と賃金差別は固定化され、繰り返されていく事は明白です。非正規職公務員=「官製ワーキングプア」にこそ、労働基本権は必要です。

◆福富洋一郎

エールを送ります。

◆平川景子 明治大学       

1990年代に、自治体に対して非常勤賃金差別を争う裁判をしました。30年以上、非常勤職員問題は、国と自治体が行う性差別という点で変わっていない、それどころか会計年度職員制度はより激しく女性の雇用を切り刻むものだと思います。教育・福祉・労働など住民サービスの最前線を支える人を、公務分野で継続雇用できる制度を作ろう!

◆杉村和美 フリー編集者                

この問題に、ジェンダー差別が凝縮していると思います。

◆五十嵐美那子    生活思想社            

当事者の方々がさまざまな方法で培った専門知識で、安定した仕事ができないことは 私たち市民にとっても大きな損失です。何でも「非正規」という社会を許してはなならないと考えます。

◆楠神小夜子 フェミニストカウンセラー   

長年公的機関で相談業務を担ってきました。経済的自立と安定を得るには、非常勤は不安定です。若い人が働きたくなる職場環境を求めます!

◆船橋邦子 北京JAC代表               

貴重な企画ありがとうございます。日本の性差別構造を象徴する、この問題をできるだけ可視化し問題解決することで突破口を開いていくことの重要性を痛感しています。

◆屋嘉比ふみ子    ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス       

公務現場での非正規労働者の労働問題は女性差別です。公務の非正規問題は憲法や労基法が施行された直後から、数十年にわたって公然と続けられてきた間接差別でもあると思います。そのベースは女性の仕事は男性の補助、家計補助という根強い家父長制による男女賃金差別です。女性労働者はいつの時代も均等待遇から外され、景気調節弁として都合よく使い捨てられてきました。公務の現場こそが憲法に則った均等待遇を実践し、民間企業のモデルになるべきです。正規と非正規の差別是正だけではなく、ジェンダー平等社会の実現を求める声と力を結集させなければ、公務でも民間でも差別をなくす道筋は見えないと思います。

◆川西 玲子 NPO法人働き方ASU-NET 

学童保育指導員は、責任は重く、処遇は劣悪、当然どこも欠員だらけて危機的状況です。エッセンシャルワークの実態をもっと社会的に発信する必要があります。

◆杉浦 あかね 東京大学教職員組合員          

安心して働けてこそその人の力が最大限発揮され、社会に還元されると信じます。共に頑張りましょう!

◆中山 一郎 自治労東京交通労組1組合員(妻/自治労栃木県職労1組合員『会計年度職員』)      

私の妻は県の農業試験場の会計年度職員として働いています。私が妻に聴いたところによると、職場における会計年度職員の役割は県当局にとって、繁忙のときに手伝ってくれる使い勝手のいい人材として扱われているようです。残業や早出は殆んどありませんが、逆に1週間あたりの労働時間数が決められていて、例え病気などで欠員が出たとしても代わりに他の人がその穴を埋めることは許されないどのこと。なので、月10万に満たない給料が増えることはありません。

我が家計はダイジョブですが、これでシングルマザーやシングルファーザーであったなら立ちいかなくなることは明白。

客観的にみて、何とか正規職員との較差を是正してやりたいと思うのは、私だけではないと思うのですが、如何でしょうか?

◆山崎精一                            

コロナ禍により公共サービスの大事さが一層明らかになっているのにかかわらず、官製ワーキングプアの女性の状況がひどくなっていることに、憤りを感じます。

◆川村雅則 北海学園大学教授       

誰もが安心して働き続けられる社会が必要です。官製ワーキングプアをなくす皆さんの取り組みに賛同し、北海道からも研究と運動を進めていきます。

◆森下芳則 元図書館員   

低賃金・不安定雇用が日本社会の停滞を招き、次の世代を育てられない事業は消滅する。

◆上野千鶴子 認定NPO法人WANウィメンズアクションネットワーク理事長                

行政は女性の労働崩壊の現場です。

公共団体が女性差別に加担していることを見逃すことはできません。

声をあげてくださってうれしいです。

◆浅倉むつ子 早稲田大学名誉教授                

非正規公務員は働く権利において法的保障の谷間にいる人たちです。この問題の根は深く、しっかり理解を進める取組みに賛同します。

◆前田 顕孝 団体職員

会計年度任用職員は地方公務員法の一般職として取り扱われていますが、特に任用期間については「1会計年度」(4月から3月)であり労働契約法も適用されないことから、民間職場より酷い立場・状況にあると思います。業務精査の結果と銘打って、勤務条件の不利益な変更もできてしまう。法律や条例を作る側の職員がこんな不安定な状態で仕事をしていることに疑問を感じます。

◆折原和代

自治体の労政関係の仕事をしていた時、ファミリーサポートセンターを立ち上げましたが、担当職員は非正規でした。自分も子育てをしながら仕事を続けていたので、どうしてもほしいサポートでした。多くの方が助かり、いいシステムだとは思いますが、担当職員の働く条件を考えると、今でも忸怩たる思いです。正規とかけ離れた条件で働かされる非正規の方の条件を、まずは公務の職場で是正すべきだと思います。

◆中村和雄 弁護士            

法的な保障の枠外とされ、劣悪な労働条件で正規と変わらぬ労働を強いられている非正規公務員、その多くを占める女性ワーキングプアの権利確立の闘いは働く者みんなのたたかいです!

◆匿名

私の職場の仲間にも、この3月で契約を打ち切られた契約職員の方が複数おります。この仕事は非正規女性の就労や雇用、くらしに関する相談を受け、支援をするものであるにも関わらず、その方々は4月から相談をする立場となりかねません。まさに笑えない冗談です。職場の動揺もはかり知れず、安心して働ける空間ではなくなりつつあります。

このような歪んだ構造を是正するためには、社会全体をあげて変革に向けて取り組むことが必要と考えます。男性ジェンダーとして生活しているわが身の責任も含め、今回のご主旨とご行動に微力ながら賛同いたします。

◆賀谷恵美子        女性相談ネット埼玉            

みなさまの運動に心からのエールを送ります。これを機に公的機関で働くみなさまの貢献が正当に評価され、労働条件の抜本的改善が実現することを願ってやみません。性差別・格差社会を変えていきましょう!

◆小林敦子 枚方市立中央図書館   

図書館においては、女性の非正規雇用の職員が多く、仕事の内容もほとんど正規職員と変わらない働き方です。彼女たちが図書館を支えていると言えます。安定的な雇用と給料の保障を希望します。そもそも日本は海外と比べて公務員の数が少なすぎます。教育をはじめ、自治体が責任をもってすべき仕事は基本的に正規職員を充てるべきではないでしょうか。

◆大橋由香子                        

仕事の切り売りが進み、「家庭責任」のある女性(主婦)を低賃金・雇用調整として利用してきた歴史が、いろいろな属性の女性にも(一部男性にも)拡大し、中間搾取をして誰かが儲ける仕組みが蔓延しているのを肌で感じます。こういう働かされ方をなんとかしないと!

◆得本 令子 特定非営利活動法人えんじょいんと 理事長   

コロナ禍もあり、女性、障がい者、非正規雇用の人々は益々生活が難しくなっています。

一人ひとりの力は小さいですが、まとまって…と思います。官製であるだけに怒りを覚えます。

◆有馬保彦 市民の意見30の会・東京       

非正規労働者の増大は、高齢者とくに女性の労働強化や低賃金を強いて、企業の反社会的利益追求と社会の中に、格差を広げ、差別をつくり出します。社会的平等と富の平等な分配が必要です。

◆力丸世一

「本がなくても人は生きていける。しかし、子どもの周りに、本と、本の好きな大人がいれば子どもは放っておいても本の世界を旅する旅人となる」50年近く前の新聞コラムの一文が私を文庫の世界へ導びいてくれました。そこで司書の方々の力を知りました。読むこと・お話を聞く事の楽しさ、本の世界へいざなってくれる司書の方々がいることは、広い世界へ導いてくれるという事。1人の人間を内面から育て、その人の人生をも 支えていくことにもつながっていくことを知りました。大人だって迷い悩むとき、カウンターでさりげなく口にした言葉から求める本を瞬時に探し求め、提供するその力は半端じゃない!年を重ねても人間関係で迷う中、さりげなくそっと手渡してくれる本からどれだけ救われたことか。人が人として生きていくのに本は欠かせない。そして司書は的確に探し求める資料に最短距離で案内してくれる。まして、世界的に見ても、民主主義とは逆の世界へと突き進んでいくかのような今、図書館と図書館の司書が頑張って物事の本質へと導く資料を提供し、考える市民を1人でも多く増やすことが急務と思う。その為にも司書の方々の安定した暮らしがあってこそ、実力を発揮できるというもの。もっと国へ働きかけ「知」を守る為 「知」へ誘うためにも公共図書館を守り、その核となる司書の安定した生活・職場環境の保全は欠かせない。私たちはもっと声を上げていい!あげるべきです。

◆谷康子 法律事務所勤務

竹信さんを3月28日に仙台にお招きして、講演会をする準備をすすめています。ブックレットは皆で読みました。20日もオンラインで勉強させていただくことを楽しみにします。

◆本田 宏 NPO法人医療制度研究会副理事長         

欧米に比して少ない新型コロナ感染患者数で医療崩壊が問題となって、首都3県では緊急事態宣言が延長されました。日本の医療崩壊は政府が「医療費亡国論」で、いのちを守る医療費と医師数を抑制してきた結果ですが、「官製ワーキングプア」も国民の生活を守る人々の人件費を抑制した結果です。新型コロナ禍の今こそ、「安心してくらせる社会」をめざし、連帯して闘いましょう。

◆匿名

“私の友人のハローワークの相談員だった友人のAさんの話を聞いてください。

Aさんは昨年7月、補正予算の要員として採用されました。

Aさんはハローワークの仕事は初めてで右も左もわからなかった。

未経験だったため仕事を教えてもらおうとするが研修もないばかりか、聞いても教えてもらえず困っていた。

その上、入職当初から庶務課長などの正規職員から怒鳴られたりすることが多かった。

1か月ほどたって先輩の非正規相談員から「あなたは仕事ができない」と繰り返しきつい言葉を何度もかけられた。

先輩相談員はそれだけでなく、労働組合員である上司に「Aさんは仕事ができない」と告げ口を繰り返し、「できない人」というレッテルを張られた。

上司はあまり仕事にはかかわらず現場を知らなかったが、先輩相談員の話を信じているようで居心地が悪かった。

Aさんは何とかしようと、労働組合員である上司に誤解を解きたいと相談したが取り合ってもらえなかった。

所内でレッテルを張られてしまったAさんは他の部署の非正規相談員からも脅迫を受けた。

「これまでの一連の話を口外するな、口外すると○○ハローワークにはいられなくなるぞ」

怖くなったAさんは口外しなかった。

しかしながら3月で雇止めとなった。

公募試験でいくつも職種を受けていたがすべて不採用となった。

Aさんは同じく補正予算で入職した相談員を確認すると、女性として甘えたり、必死で上司を褒めちぎる様子があった補正予算のみ公募に通っていた。

こんなことが本当に起きているのですね。

酷いとしか言えません。

◆中島由美子 全国一般労働組合東京南部

「低賃金 不安定雇用 セクハラつき」が鉄板の女性労働3点セット。ジェンダー差別の上に成り立つこの働き方をなくさなければ、誰もが安心して働きやすい社会にならない。

◆小林久公 過去と現在を考えるネットワーク北海道

私の会社に労働組合はありませんでした。みんなで作ろうとしましたが潰されました。私たちの労働条件は、官庁の労働条件が向上することで向上しました。どうか頑張ってください。

◆福島みずほ 参議院議員

非正規女性公務員の問題をもっともっと国会で取り上げていきたいと考えています。女性差別、非正規雇用、公共サービスの切り捨て、ケア労働の軽視などしっかり政策転換をしていきたいと思います。国会でハローワークの非正規の人たちの公募の問題など質問し、行政渉などもやってきました。根本的な解決をするために頑張っていきます。

長年の活動、今回の企画、心から敬意を表します。現場の声を聞かせてください。そして理論面でもぜひぜひご教示ください。一緒に力を合わせていきましょう。

◆塚田悦子

日頃公共サービスを担う多くの貴重な人材が非正規雇用の不安定な状態で働かされている実態を知って憂慮してきました。またこのコロナ禍の中でとりわけ女性の不安定雇用労働者の苦境を知って、20代から30代の働く世代を子を持つ親としても、またかつて臨時職員として働いた自らの経験からもこれからの雇用情勢の悪化、公共サービスの低下に憤りと不安を感じています。20日の集会を機会に広く世論が喚起され、国と地方の労働政策の転換につながればと期待しております。集会の成功をお祈りしています。

◆紅林進 フリーライター

新自由主義の下、非正規化が進められ、特に女性に集中し、また公務員の世界でも非正規化、官製ワーキングプアが生み出されており、コロナ禍の下、解雇や雇止めが多発していますが、このような状態は放置されるべきではなく、韓国のソウル市で行われたように、正規化と雇用の安定を図るべきです。

◆みやかわ伸 衆議院議員

社会にとって重要な仕事をされている方々が1年契約を繰り返し、しかも直前まで雇用の継続がわからないことは、正しい雇用のあり方ではありません。ハローワークの相談員さんのことを国会で取り上げました。解決するためには政治がしっかりと動く必要があります。頑張ります!

◆砂生絵里奈 鶴ヶ島市教育委員会

緊急集会、素晴らしかったです。皆さんの経験談には胸が締め付けられました。

これをきっかけに、みんなが官製ワーキングプアの問題に耳を傾け、何かを変える胎動になって欲しいと切に願っています。

私も出来ることから始めたいと思っています。

◆周藤由美子 ウィメンズカウンセリング京都(フェミニストカウンセラー)

相談支援に関わる相談員/支援員が、継続的に支援が続けられるような待遇であることが、被害者/相談者を支援する質を高めることにもつながると思います。

◆佐々木郁子 DV被害者支援アドバイザー(フリーランス)    

緊急集会の趣旨に賛同します。全国の公務労働におけるとりわけ公務非正規職員が置かれている不当な雇用条件やコロナ過の長期化も重なり悪化する雇用環境と国民の命と暮らしを守る行政サービス等への深刻な影響をこのまま看過することはできません。国・関係省庁の主導による都道府県・基礎自治体における公務非正規職員についての実態調査の緊急実施、関係法令と会計年度任用制度等の見直し・改正、雇用の安定や待遇の改善を図るなど、国による財政出動を伴う総合的な対策を早急に講ずることを強く求めます。

◆田中弘子 NPO法人青森県男女共同参画研究所

前森会長のような無意識の偏見が多いのが現実。意見も言わないわきまえている女性ではなく問題意識をもって意見が言える女性になろう。

◆藤木和子 弁護士・聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会代表

大事な使命をもった仕事と身分保障の課題、私は障害や病気のある人のきょうだい・家族、ヤングケアラー等の課題や手話通訳関係者の方々に関わっていますが、共通の課題だと感じています。

◆福波和尚 地方公務員

私自身は、女性でもなく、非正規でもない公務員ですが、同じ職場で同じ仕事をしているのに待遇に大きすぎる差があることは、決してあってはならないことと存じます。正規または非正規を問わず、公務員が自らの雇用に不安を抱えながら公務に従事せざるをえない状況が続けば、結局は公務サービスの質に跳ね返り、国民全体の利益が失われてしまいます。何より、「官製ワーキングプア」の言葉に象徴されるように、本来、官公庁は民間の模範となって、満遍なく雇用を安定させる責任があるにもかかわらず、「今だけ、金だけ、自分だけ」しか頭にない多国籍企業の手先となり、率先して女性への差別や貧困に加担している実態は、なんとしても改めなければなりません。私自身は微力ですが、少しでもお力になれれば、と思います。よろしくお願いいたします。

◆彩野穂香 アウェア

やりがい搾取・・・。奉仕と献身・・・。その本質は男性優位社会の女性のケアワークの搾取。声を上げましょう。力を合わせて行動すれば、かならず社会は変わります。私も非常勤で自治体で相談をしています!

◆鈴木由美子 自由業 中野の図書館を考える会 東京の図書館をもっとよくする会

市民の生活に欠かせない仕事を担いながら、不安定な身分で低賃金のまま働く、官製ワーキングプアの問題は大きくなるばかりです。

国と自治体の主人公であるタックスペイヤーが、公務労働の人件費に必要な額を把握して、公平な分配をするという視点を持つべきだと思います。

現行の法律や制度を持ち出して、荒唐無稽だという人々が多いと思いますが、社会のあり方として考えなければならない時期に来ています。

◆藤本庸子

保育士として「より良い保育」を追及してきた者として、人を育てる土台である保育労働者をこんなにも粗末に扱う制度に怒りを感じています。

◆鶴丸周一郎

個人加盟制労働組合のスタッフをしています。

公務職場の労働相談はほとんどないのですが、会計年度任用職員として働いているという女性から、相談というより、愚痴をきいてほしいという電話がありました。

「制度が始まってからみんな上司の機嫌を伺うようになり、足の引っ張り合いばかり。うまく機嫌を取れない私は、きっと次は任用されない。」と、辛い気持ちを吐露されました。

意見も言えない職場をつくり、雇用をより不安定にし、社会の流れにも逆行したこんな制度、全く理解できません。

これは個別の問題じゃなくて、みんなの問題で、社会の問題ですよね。

みなさまの活動、声をあげることに賛同します。

◆矢澤澄子

コロナ下もコロナ後も、市民の生活に不可欠な公共の「基本のキ」を担う多様なエセエンシャル・ワーカーの女性たちの労働、健康、暮らし、人権を向上させ、誰一人取り残さない公正な社会を実現しよう!

◆さとうしゅういち

広島瀬戸内新聞社主・介護労働者・元県庁職員

県庁の正規職員だった時代から非正規使い捨て、差別は許せない!の思いでした。県庁退職から10年、いまだ変わらぬ実態に憤っています。

◆片山亜紀 獨協大学

ジェンダー学を学んでいる大学生にとって、男女共同参画センターなどで女性に寄り添える仕事につくのは憧れです。また、図書館学を勉強した大学生にとって、図書館司書として本を提供する仕事につくのは憧れです。彼女たち・彼らはその憧れを実現するべく、高い意欲を持って大学で学んでいます。でもこうした仕事は現状では低賃金であり不安定であり、やりがい搾取のような形でしか働くことができません。この現状はぜひとも改善されねばなりません。

◆松尾千尋 契約職員

社会人生活の半分以上を非正規で過ごしてきた私にとっても、公務非正規の問題は他人事とは思えず、とても関心があります。

年度末に誰もが契約更新の不安を抱えずに過ごせるような世の中になりますように!

今回の緊急集会からの提言が、社会システムを少しでも変えるチカラになることを願っています。

私たちの声/Our Voices

◆匿名
非常勤で虐待対応の専門職をしています。他の職場で専門性を磨いているため、非常勤という形を取っています。10年以上勤務しているため、ベテランと同じようにケース数も多く、正規職員と同等に仕事をし、指導者の役割も担っていますが、月収は新採以下です。年間、500時間程の時間外労働が発生していますが、手当は全く出ていません。年休も取り切れない状況です。現場の職員は理解がありますが、人事が全くこの状況を把握しようとせず、放置され続けています。改善されなければ、虐待対応に必要な人材は集まらず、支援は行き詰まるだろうと考えています。仕事に見合った月収と時間外手当の支給があるべきだと感じます。

◆匿名

四半世紀にわたり非正規司書として働いています。
自分でも数えるのが嫌になるくらいの館を、泥船を乗り換えるように渡り歩いてきました。

一度として大卒初任給程度のお給料をいただいたことがありません。高卒初任給もあやしいです。それなのに、正規職員には当然の住居手当どころか交通費もつかないところがあり、それを管理職に「当然でしょ?」と吐き捨てられたこともありました。

オール非正規で回す館が多く、正規職員がいたとしても全く知識がなくて、薄給のこちらが一から説明して…という館もありました。

私たちは、一年目の新人たちに二十年以上経っても及ばない程度の人材なのでしょうか。
司書は座って貸出してるだけの、誰にでもできるラクなシゴト、図書館なんかなくてもいい、不要不急の施設だと思われているのでしょうか。
悔しくてたまりません。

折々「こんな国沈んでしまえ!」と思いつつ、でもこの仕事が大好きで、辞められない。まさに、この仕事を選んだのであって、待遇を選んだのではないのです。時々「頑張って正規になれば」というアドバイスをいただきますが、その門はあまりに狭い。私はもうとっくに年齢制限でそのスタートにすら立つことができません。

司書として働くにはほぼ「非正規」の選択肢しかない、という現状を変えなくてはならないのは私たち当事者なのでしょうか?

明日も勤務です。
リアルタイムでは参加できないので、アーカイブをみさせていただきます。

◆匿名 婦人相談員

やりがい搾取され使い捨てにされている非正規公務員の問題が全国自治体で起きており、それを放置することは、結局、一般市民の損失であることをもっと周知するべきだと思います。

判断や支援計画や連携など責任が発生するハイリスクケースに正規職員が対応できず、会計任用職員が対応しており、相談員の心理的な負担は莫大ですが、業務内容を管理職が理解していないため改善もありません。3~5年で異動になる職員は、専門研修もせず万年新人と同様です。他の部署に行っても、虐待やDV対策に生かすこともできなければ、行政の質が向上しないのは当然ではないでしょうか。虐待、DV、性暴力など、いつ誰でも当事者になるかもしれず、災害もいつ起こるかわかりません。今回のコロナも災害と同様にたくさんの被害が起きていますが、対応が後手後手となり、各地で事件が起きています。「困ったときの行政」が機能していないのです。

 婦人相談員の処遇改善は、国会質問でも取り上げられ国の指針にも挙げられていたにも関わらず、会計任用制度になり、処遇改善は立ち消えになっています。当市の会計任用職員の期末手当は、1.45止まりで、昇給もありません。残業は慢性化しており、30分の休憩時間で6時間以上の勤務をしています。業務で夜間になったとしても、10時間を超える勤務でも、休憩は30分で、残業分は振替休日にしかなりません。

女性の自立支援を担う婦人相談員自身が、年間所得180万円以下のワーキングプアです。

変則的な勤務でWワークもままならず、セルフケアもできずひたすら消費されています。

低収入=将来の年金受給も低額で(私は6万円)、自立支援の仕事を担っていながら、生活保護受給の範疇の老後かと思うとやり切れません。

私たちがバーンアウトして退職しても、定数さえあればスキルのない新人を補充しても、行政は何の不都合はなく、行政サービスが悪化するだけです。これだけ痛ましい虐待や貧困が社会問題になっているにも関わらず、過酷な現場対応をしているのは非正規公務員であることは、一般市民には知られていません。

職場で声を上げても、組合に加入しても、市会議員に訴えても、一向に何も改善されません。どうか、オンラインの全国ネットワークで、私たちの声が届きますように!

◆匿名

ハローワークの期間業務職員です。何段階かお給料がある中で一番下の金額です。でも、私が1番忙しいです。大きな部署にいますが、正職員も、古株の相談員も誰も電話を取りません。コロナになってから電話の数もすごく増えているし怒っているお客さんも多い。研修などもなかったのでわからないことも多いですが、聞いたら怒られるので聞けません。電話だけで忙しいので、割り当てられた事務作業もできないままでいるとそれもまた叱られます。物品なども決められた手続きできちんと借りていても何故か手続きしてなかっただろう!と複数の職員に叱責されてしまい、もうどうしたらよいかわかりません。職員が配偶者いるもの同士で付き合っている女性の相談員からも目をつけられていて挨拶さえもしてもらえなくて、本当に今辞めたいです。

すごく努力して頑張っているけど、その付き合っている女性などは1時間近く雑談していても何も注意されず、電話に出ない人達も何年も働いています。とても理不尽です。 また郵便物は今まで金額を書かなくても良かったのに、機械にのせてたくさんのボタンを押しまくし立てるような早口で説明され、次に出来ないと影で悪口ばかり言われます。手が空いた時は率先してゴミ捨て、シュレッダーをひたすらしていますが感謝もされません。なにがダメなのか、つらくてたまりません。

◆匿名

辛くても声を出せない非正規公務員の問題解決への働きがけに尽力してくださり、大変感謝しております。 私自身不安定で低賃金の非正規公務員です。学校司書という子どもたちの教育に関わるやりがいのある仕事のため、長年採用試験を受けなおしながら何とか継続して働くことができています。しかし、同僚の中には、数年おきに受けなおさざるを得ない同じ職場の採用試験に不合格または他に良い条件の仕事を見つけて離職しています。独身時代は、生活費のため許可を得て夜間や休日にコンビニのアルバイトと掛け持ちをしていた時期もありましたが、体力的に続きませんでした。専門職で、長年の経験と知識、自己研鑽、長期的な視野に基づく運営方針が必要とされる仕事でさえ、自治体の財政難で非正規雇用が大半を占めています。それならばせめて使い捨てのような雇用ではなく、自活できる賃金と雇用の継続を保証してほしいと強く訴えたいです。それがひいては日本の教育と若者の未来を支え、社会や文化の発展につながると信じています。

◆匿名

行政サービスの根幹が、女性たちの労働力とやりがいを当然のように搾取する形で担われてきたことは、日本社会の大きな構造的欠陥だと思います。私も長年搾取されてきました。この黙殺されてきた矛盾をいま明るみに出し改善していかなければ、女性たち、そして日本も根こそぎ倒れていってしまうでしょう。会の取組に賛同します。

◆匿名 東京ウィメンズプラザ       

何年仕事を続けても給料は同じ専門知識があっても何の決定権もなく知識やネットワークを搾取されるだけ、専門性のない行政職員が決定権を持っていることで、有効な事業ができないことに腹立たしさをずっと抱えています。行政制度が見直されることに期待しています

◆匿名

契約職員として働いています。今回のコロナ禍で、調整弁になりかねない事をあらためて感じています。雇用制度など、根本的なところの改善のために何が出来るのか考えたい。

このような活動がある事に感謝です!

◆仲村宮子(那覇市/官製WP当事者)

沖縄県那覇市からメッセージ参加しています仲村宮子です。

今回の緊急集会「官製ワーキングプアの女性たち コロナ後のリアル」の開催を知った時、直ぐに水平社宣言と重なりました。

「全国に散在する官製ワーキングプアの女性たちよ!団結せよ!」です。

私は、那覇市総務部平和交流・男女参画課「なは女性センター」の非常勤職員として、1996年のセンターオープン時に任用されました。当時39歳でした。

現在、65歳以上の女性の5人に1人が貧困状態にあると言われていますが、今年、65歳になる私も「一人暮らし高齢貧困女性」の仲間入りです。

パートタイムの「会計年度任用職員」になり、初めて「賞与」をもらいました。
6月に(差し引き86,127円)。12月に(差し引き172,109円)でした。
職場の「日々雇用」の同僚たちと喜び合いました。
これまで賞与をもらえていたならば…と、どうしても考えてしまいます。
公務職場から働く貧困層をつくり出しているのです。

非常勤職員組合で活動していた時のことです。
「夏季休暇を要求します!」と、正規職員組合の委員長に伝えると、「非常勤だから、夏季休暇が無いのは、しかたないよねぇ~」と言ったのです。
私は「非常勤には夏は来ないのでしょうか?組合の委員長がこのような酷い発言をするって!組合の役割を疑います!」と大きな声で訴えた記憶があります。
この会話から4年後に、夏季休暇を獲得しました。
組合トップの委員長がこのような発言をする人でしたので「労働組合」に疑問を持ち続けながらの活動となりました。

労働問題の解決のためには、非正規と正規職員の「身分差別」を無くし、「社会の制度を変える」という目的を同じくする仲間と一緒でないと進みません。仲間は大事です。

コロナ禍で不安を抱え、孤立している仲間たちに声が届くような運動を展開しましょう!
排除と差別に対して、団結し、社会の仕組みを作り変えるため、ともに立ち向かっていきましょう!!

今日の「緊急集会」行動に感謝を込めて、メッセージを終わります。

2021年3月20日

◆西野由起江

任期付短時間労働者です。毎年、“採用申込書“を提出しています。昇給はありません。また、今年度、嘱託から任期付になり、ボーナスが出るようになり年収ベースでは若干増えたものの、月収は減額となりました。人員も削減されました。また、今年度、任期付になってから任用通知も給与額の提示もありませんでした。他の一部の部署の会計年度には、正職員への登用が認められています。線引きの説明がありません。

◆松波めぐみ 非常勤講師、登録ヘルパー                

いくつもの仕事を掛け持ちして働いていますが、どれも一年契約だったり、体調壊したら働けなくなりそうだったり、コロナで仕事が激減したり(単発の研修講師など)。だから「官製ワーキングプア」の問題は全く他人事ではありません。それから、私は障害者差別解消法について行政職員に向けて研修をしばしば行っているのですが、非常勤の職員は研修が受けられなかったり、受けられても翌年には職場を去っていたりすると聞きます。さらにいうと、障害者への差別(合理的配慮がされない問題等)について相談を受ける窓口の人も常勤ではないことが多いと聞きます。障害者の側からすると、「担当の人、また変わったんやって」ということになり、これではうまく機能するはずがありません。だらだら書きましたが、①そこで働く人の人権、②そこでの働きの「質」が市民にもたらす影響 の両面から、この集会の趣旨に賛同します。

◆栗田隆子     文筆業   

私自身も10年以上前ですが公務員の非正規労働を5年半経験したことがあります。公務員のさまざまな仕事が低賃金で不安定な労働状況に置かれており、これでいいのだろうか?と勤めている間もずっと疑問を覚えていました。3月20日は別件があり、オンラインイベントに参加できないのですが、ご盛会、そして今後のご活躍を願っております。

◆白崎朝子 介護福祉士・ライター                

1999年まで、私は地方公務員・現業職の「家庭奉仕員」という正規の公務員ヘルパーでした。ですが介護保険と同時に職種じたいがなくなるため、同僚たちはみな不安にかられ、ケアマネジャー試験に挑戦していました。そんな私たちに対し上司(事務職)は、「生首は斬られないですけどね」と他人事のように言いました。一緒に働いていた非正規の職員は専門性が高く、尊敬できる人がたくさんいましたが、2000年にたくさん解雇されました。認知症の相談員など、介護保険以降の住民サービスにとっても大きな損失でした。官製ワーキングプアの問題は住民にとっても、専門性の高い支援を喪失する深刻な問題です。公的機関が労働者を人間扱いしていないことが住民にも影響しています。みなさんたちと強く連帯していきたいです。

◆塚原久美                            

官製ワーキングプアの当事者でした。やりがい搾取されていた職で、やりがいさえも奪われて、やむなく契約期間満了で退職しました。国が非正規公務員を安く使い捨てにするなどということがあってはなりません。

北京行動綱領の戦略目標 F.5.「職業差別及びあらゆる形態の雇用差別を撤廃すること」では、「取るべき行動」として以下を挙げています。

178.  政府,使用者,被雇用者,労働組合及び女性団体により:

(f)あらゆる部門において、採用,雇用維持及び昇進並びに職業訓練に関し、労働力における女性、特に障害を持つ女性その他の不利な立場のグループに属する女性に対する体系的な差別に対処するための、公共・民間部門における積極的な雇用、公平及び積極措置プログラムを実施し、監視すること。

(h)団体交渉は権利であると同時に,女性に対する賃金の不平等を撤廃し,労働条件を改善するための重要な仕組みであると認識すること。

(i)女性の労働組合役員の選出を促進し,女性を代表して選ばれた組合役員が,その機能の遂行に関して雇用の保護及び身体的安全を与えられるよう保障すること。

同じく戦略目標F.6.「女性及び男性のための職業及び家族的責任の両立を促進すること」では、「取るべき行動」として以下を挙げています。

179.政府により:

(a)パートタイム労働者,臨時労働者,季節労働者及び在宅就労者に対して,適切に労働法の保護及び社会保障給付を保障する政策を採用すること。職業及び家族的責任を調和させる労働条件に基づいたキャリア開発を促進すること。

180.適当な場合,政府,民間部門及び非政府機関,労働組合並びに国連により:

(a)女性及び男性が雇用先から一時休業をとることができ,譲渡可能な雇用上の給付及び退職手当を受けるとともに,仕事やキャリアにおける開発及び昇進の展望を犠牲にすることなく勤務時間を変更するための手配ができるよう,関係の政府機関,使用者団体及び労働者団体を巻き込んだ適切な施策を採用すること。

(b)女性及び男性が平等に,フルタイムの仕事でもパートタイムの仕事でも自由に選択できるよう保障し,定型的でない形の労働者のために,雇用へのアクセス,労働条件及び社会保障に関して適切な保護を考慮すること。

日本政府は、上記のような「取るべき行動」を取っておらず、女性への差別を助長しています。公的機関が率先して「体系的な差別」を行っている官製ワーキングプアの問題は、まさに女性差別そのものであり、とても大きな問題だと思っています。一緒に声をあげていきましょう。

◆長安めぐみ 群馬大学ダイバーシティ推進センター

市立の配偶者暴力相談支援センターに長年勤務しておりました。プロフェッショナルとして被害者相談・支援・同行・加害者対応などを担当し、超過勤務もこなし誇りをもって、被害者対応をしてきました。しかし、1年更新の不安定・短時間勤務で、収入も一人で自立することはできない程度の金額でした。まさしく、官製のワーキングプアです。優秀な職員がその待遇に力尽きて、辞めていきました。相談者にとって、目の前の職員は命を支える大切な支援者です。日々緊張を強いられる勤務(アメリカの調査では消防士のストレスと同様ともいわれています)を誠意をもってこなしている職員の待遇について、今回の対応はあまりにもひどすぎます。政府へ改善を求めます。

◆浅野悠生 専門学校学生

いくつも抱えたマイノリティ経験を生かして仲間を力づける仕事がしたいと思い立ち、今年4月から精神保健福祉士を目指して専門学校に通います。ハローワークで相談援助職を探していて、公務員でも非正規が多いことに驚きました。僕ももろにロスジェネ、短い職歴の繰り返し、中年になってからの路線変更ということもあり、非正規公務員の不安定さは身に染みてわかります。

女性が多い職場の待遇が低いということは、その仕事が軽んじられているということ。福祉、相談支援の仕事を目指す、現在しているすべての人が怒るべきです。掛け声、ハコの中身は人です。国が本当に困窮者に寄り添おうとしているのか、本気度が透けて見えます。ここを変えないと、対象者はけっして救われないと思います。

◆野田千佐子

会計年度任用職員という名前ゆえの、3月末での契約終了・・・

最初はダサいネーミングだと思うだけでしたが、体のいい雇止め文句になるとは思ってもみませんでした。

確かに、腰掛で、パートやアルバイトぐらいの気持ちで働く方もいらっしゃると思いますが、資格を必須とされたり、住民の命にかかわるような生活保護や相談員など、その仕事に誇りを持って働くプロフェッショナルがたくさんいます。

会計年度任用職員になりましたが、何が変わったのでしょうか?

予算に翻弄され、予算がつかなかったら雇止め・・・

二年目以降も1か月の試用期間があり、人事評価の必要性にも疑問を持ちます。

「会計年度という働き方を、自分で選んだんでしょ?」正規職員から発せられた言葉です。

私たちは、誇りを持って「仕事」を選んだのであって、好き好んで今の処遇を選んでいるわけではありません。

無期という処遇で働くことを確約された方には、理解できないことなんだろうなぁ、と思います。

声を上げなきゃ届かない、きつくて、心折れることもあるけれど、声を上げ続けることでしか変わっていかないから、全国に力強い仲間がたくさんいるんだから、頑張っていかねばと思うことです。

◆山本勝美 元保健所心理職員

小生は、都内保健所の幼児健康診査という役所の業務で、長年「臨時職員」と呼ばれるパートの心理職員としてつとめてきました。勤務内容は半日のうちに集団検診を行うシステムの中で親子と相談面接を行うものでした。そして一回の面接は半日で終わり、その時間内に面接内容を記録し、最後に保健師さん、歯科衛生士さん、栄養士さん方と交代で報告を行うという仕事ぶりでした。

さて、この三歳児健診に心理を入れることが決定されたのは1968年ですが、その時、同時に「東京都保健所心理相談員協議会」という研修目的の団体ができました。

仕事は、手応えのある専門的なもので、心理の研修会も、最初は行政、医師などと共同で健診体制を築いていきました。でも、年月が経つうちで、次第に、収入の限界と身分の不安定によりストレスがたまっていき、行政との関係も対抗的になっていきました。

都内保健所では、1年に数か所で、予算の縮小、時には雇用上の方針などで、パート心理職員に対する首切り通達が出されることもありました。その度に、協議会の役員が現場(都内で100数箇所)に出かけて行き、所側と話し合いをしました。その結果、多くの場合、首切り撤回がなされました。また、保健所の職員組合に相談に行くこともありました。

さらには福祉関係の非常勤職員の首切り問題で、当事者から救援を求められ、出かけてゆくこともありました。

協議会は、自治労組合にも相談し、自分たちの職を、もっと安定した身分に切り替えるよう要求を出すなどの案も検討しましたが、残念ながら、実現するに至らず、協議会のメンバーも交代、縮小して行きました。

40数年にわたり、臨時職員の問題に取り組んできましたが、そこで実感してきたのは、パート職員自身が、主体性をもって、視野を広げ、横のつながりの模索していくことの重要性です。そして、支援者団体とのつながりが重要だと感じてきました。

メッセージ(団体)

◆ねりまジェンダー研究会
女性労働の多種多様な課題解決が一歩でも進むよう、協力させていただきます。

◆全統一千葉市非常勤職員組合
chibappzwu@gmail.com
私たちの図書館、組合も女性「非正規」中心で30年近く頑張ってきました。是非ともに処遇改善とSDGsにかなう社会、公共サービスをつくって参りましょう。

◆ウィメンズカウンセリング京都  

http://www.w-c-k.org/       

コロナ禍でもDVや性暴力の相談を受ける相談員は通常通りの勤務を要求されていますが、安全の確保や待遇の改善について、どうなっているのだろうかと疑問を感じています。

◆学校図書館を考える全国連絡会

www.open-school-library.jp

学校司書はほとんどが非正規で、1年ごとに雇用が切られる会計年度任用職員に移行しています。

「官製ワーキングプア」の問題は、学校司書の果たすべき役割の根幹に関わる大きな問題です。

コロナ下での緊急集会の開催と、その後もこの問題に継続して取り組まれるとのこと、大変心強く感じます。20日の集会の成功を祈念し、この問題が広く大きく受け止められていくことを願っております。

◆全国婦人相談員連絡協議会                            

全国婦人相談員連絡協議会では、会計年度任用職員制度に対し、国に下記の4点を要望しています。

①「会計年度任用職員」の実態把握と検証、適宜改善

②フルタイム任用・雇止めのない安定雇用

③正規職員と変わらぬ同一賃金同一労働に見合う給与の保証

④専門職・専任職としての任用制度化

婦人相談員は公的機関に属するため、秘匿性と守秘義務から支援の内容については語れないシャドウワークです。そのため婦人相談員の業務は広く周知されていない現状があります。婦人相談員は公務労働の最前線で働き、相当な知識と専門性を必要としています。あらゆる女性の複雑で多様化している相談を担い、その内容は複雑を極めています。数年で異動する正規職員が同じスキルを身に付けるには相当な時間と年月を有し、相談の質を保てない現状があります。婦人相談員はソーシャルワーカーとしてケースワークを行い、コーディネーターとして関係機関との連携を担っています。そのため専門的スキルを必要とし、人権擁護とジェンダーの視点を併せ持たなければならないなどがあるにもかかわらず、会計年度任用制度では総務省が提示していた要件から逸脱した任用がされた結果となりました。

本協議会が行ったアンケート調査の結果では、8割が会計年度職員で非正規です。勤務形態はパートタイムが70%、フルタイムが9%でした。正規職員はわずか6%。雇止めについては、会計年度任用職員の導入で一年毎の雇用となり、更新はありますが、勤務評定と面接を伴うものとなりました。ボーナスについては「支給されるようになった」が5割弱ありますが、「給与が上がった」は3割にとどまっています。給与が上がった3割についても、誤差の範囲で上がった者もおり、時給換算すると国の定める最低賃金に満たない者もいます。

厚労省からの婦人相談員の配置の促進の発出、総務省の会計年度任用職員制度の趣旨や概要から見ると、婦人相談員の業務は常勤職やフルタイム勤務とすべき標準的な業務の量がある職であるにもかかわらず、適正な任用・勤務条件の確保という新制度の趣旨に反しています。婦人相談員は命に直結した相談支援を行っており、その業務の内容や責任の程度は専門・専任職に相当し相談者の命を左右する重大なものです。特に、これまで臨時・非常勤職員として長年再任用が繰り返されてきた婦人相談員がほとんどで恒常的な業務でもあり、相当の期間任用される職員を就けるべき業務に従事する職種であることにも該当します。フルタイム勤務とすべき標準的な業務の量がある職であるにもかかわらず、時間だけ短縮して、フルタイム勤務とすべき標準的な業務の量がないと扱うことや、あえてパートタイムとして任用した上で、常態的に残業をさせて実労働時間はフルタイムと同様となるというような脱法的な運用を行うことは許されません。

今回の会計年度任用職員への移行で、待遇を不利益に変更されている婦人相談員が大半であることが調査結果からもわかります。

婦人相談員の過酷な業務に対する社会的評価の低さも含め、処遇改善と共に加害者対策と安全対策が保証されることも併せて望みます。

◆まんなかタイムス            

https://mannakatimes.wordpress.com/

新型コロナ以前から、女性たちは経済政策の失敗からくるしわ寄せを被っています。その困りごとを支援する行政機関の最前線で(正規職員ではなく)非正規職員や受託業者に所属する非正規スタッフが(自分自身も不安定雇用)目の前の人のために力を尽くしています。そんな「他人の身の振り方の相談支援をしている自分が明日をも知れない」を可視化するこのプロジェクトに賛同します。

◆attac公共サービス研究会

http://www.jca.apc.org/attac-jp/japanese/    

attacというオルタ・グローバリゼーション運動の市民運動です。attacの中に公共サービス研究会があり、公共サービスの民営化に反対する運動を行っています。

水や医療、清掃、郵政、教育…、日本だけでなく世界中でおこっている公共サービスの民営化がもたらす社会に警鐘を鳴らし、誰もが必要な公共サービスを受け取れる社会のための運動を継続しています。

公共サービスの担い手自身が不安定雇用の労働者であり、その中で住民のライフラインを守るという矛盾に愕然とします。底辺への競争ではなくて、一人一人の命と暮らしを守り、より安心して人間らしく生きる生活を共に獲得したいです。がんばりましょう!

◆言葉を学ぶNGOおせっ会                             

この様な不安定な労働待遇で公共施設や公共の福祉を担うのは無理があり過ぎです。二元代表の自治体の議員は政策として提案して欲しい。

◆(有)フェミニストセラピィなかま”          

http://ftnakama.jimdo.com                

フェミニストセラピィ”なかま”がオープンしてから42年になります。その間私達は一貫してジェンダー平等を軸としたカウンセリングをしてきました。長い道のりでしたが最近やっと先に少し光りが見えてきたように感じます。これからも皆様と一緒に女性が生きやすい社会を目指していきたいと願っています。

◆ワーキング・ウィメンズ・ヴォイス                            

応援しています!ご一緒にがんばりましょう!

◆東京の図書館をもっとよくする会                                 

現実の図書館を支える中心を担っているのは非正規の職員であり、多くは女性です。図書館以外のところでも、いちばん権利を主張することが難しく、雇用が不安定な立場にあるのが女性たちです。黙っていたのでは切り捨てられるだけです。

集会の成功と運動の前進を祈り、応援します。

◆女性ユニオン東京            

TEL:03-6907-2020 Email:info@w-union.org               

公共サービスの仕事が不安定で低賃金な働き方であることが、すべての女性労働の理不尽な差別を正当化しているのではないでしょうか。しかもその多くが女性によって担われており、女性の仕事を正当に評価しないジェンダーバイアスを痛感します。女性たちが広くつながって、形だけの「公募」を繰り返すことにより、女性を毎年「雇止め」の不安に陥れる非正規公務員の制度を改善していきたいです。

◆はたらく女性の全国センター(ACW2)     

私達の団体にも公務非正規の方がたくさんいます。心から連帯します。

http://wwt.acw2.org/

◆全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)

http://gakurou2006.web.fc2.com/

全国の学校事務職員の独立組合の連絡会議です。私たちの職場である学校にも非正規の会計年度任用の労働者がたくさんいて、今、その方たちを抜きにしての学校職場はなりたちません。教員以外はほとんど女性の非正規職です。いっしょに働く仲間同士の労働条件の違いは、マイナスにしかなりません。同じ仕事をするなら同じ賃金・労働条件が原則でなければならないと思っています。みなさんといっしょに声を上げます。ともに!

◆NPO法人参画プラネット

https://sankakudo.net/

「公共サービス」が抱える担い手の課題。市民一人ひとりにとっての重要性を伝える必要がある!その視点から、賛同します。そして、「公共サービス」の担い手となっているNPOとしても、「市民社会づくりの担い手」として、この課題に向き合うときです。

◆社会へ届ける女性の活動研究会

社会へ届ける女性の活動研究会では、瀬山紀子さんを講師にむかえ、2020年11月に「エッセンシャルワーカーのあり方―公務非正規問題を足掛かりに」をテーマに開催。コロナ禍で露呈した公共の脆弱さの課題―その脆弱さが、市民生活全般の危機に直結することが明らかとなるとともに、その前提として、一人ひとりの人の命、暮らしを大切に考えるという課題の共有がなければならないという提案がありました。

そのうえで、「事は急を要する」、「公務領域、なかでもエッセンシャルワークを担う幅広い人たちと課題を共有し、守るべき価値は何かを確認しあい、それを守るために必要な方策を考え合いたい」との呼びかけに応えて、このたびの緊急集会へ!賛同します。

◆女たちの歴史プロジェクト

https://www.facebook.com/herstoryPJ

官製ワーキングプアの問題はワーカー側だけでなく官制ケァを受ける市民の側にも関わってくる問題だから支援します。

◆クオータ制の実現をめざす会

https://www.facebook.com/1999QUOTA

政策決定の場が、男性偏在の歪さから改善されていけば、酷い格差は解消へ向かうと思います。

〇民主主義の赤字解消への選挙制度改革

〇女性差別撤廃条約選択議定書の批准

〇最高裁のジェンダー平等

皆で連携していきましょう ♪

◆日本フェミニストカウンセラー協会

https://www.facebook.com/fckyokai2002/

フェミニストカウンセリングを訪れる女性にとってはもちろん、男女共同参画センター、DVセンター、ワンストップセンター等の相談業務に従事している多くのフェミニストカウンセラーにとっても、とても大切な課題です。

◆守口市学童保育指導員労働組合

◆守口市学童保育指導員雇い止め事件原告団 (守口学童支援共闘会議)

 アドレス    mado@osaka-jichiroren.jp

 電話番号 06 6354 7201(大阪自治労連内)

昨年3月コロナ禍で、一斉休校が要請された時、こどもたちの命を守り、保護者の就労支援をした学童保育指導員は、ほとんどが非正規です。非正規の現場は、指導員の処遇も劣悪ですが、施設も環境も物品も整っておらず、コロナ禍の1日保育は、毎日、自身の感染不安もある中で、必死で感染対応を行い、こどもたちを受け入れ、なんとかいつもの生活を保障したいと頑張っていました。そんな矢先、2019年4月に民間委託されたばかりの守口市の学童保育で13人の指導員が雇い止めされました。理由は「会社に反抗的だった」等々よほど納得ができないものでした。雇い止めになった指導員のうち10人が裁判と労働委員会に立ち上がりました。慢性的な人員不足解消のためと実施された民間委託は、簡単に労働者から仕事を人生をも奪ってしまいました。非正規職員、民間委託の問題はつながっています。今回の雇い止めのたたかいは、全国の非正規、民間委託の問題であると思って頑張っています。この緊急集会にとても期待していますし、非正規現場の現実を社会に発信し、少しでも良く変えていきたいという気持ちで一緒に頑張りたいです。よろしくお願いいたします。

◆「バスストップから基地ストップ」の会                                                                      

女性中心のグループで、神奈川におる「キャンプ座間」の米軍・自衛隊基地とその強化に反対して毎週の座り込みと月例のデモを継続しています。座り込みの時にはみんなでいろいろな話をしますが、毎回、社会の理不尽さには怒り心頭です。

この集会は仲間の一人からの呼びかけで知りました。共感する思いがたくさんあります。すでに仕事をリタイアした人も多いですが、みんななんらかの仕事についていて、振り返ってみれば、やはり、非正規や時給で働く仕事についている人がほとんどです。子どものいる人は子どもの小さい時は保育園のお世話になり、今また自分や家族が介護を受ける側になり、そうした現場で働く人も多くは女性の非正規労働者です。若い人たちでも、賃金が安く自立して生活できない人がたくさんいますね。こうした理不尽な連鎖を次の世代、またその次の世代に繋いではいけないと思います。公共サービスの現場こそ、先ず率先して、公正な労働条件の職場を作ってほしいと思います。

◆東京公務公共一般労働組合

http://www.yo.rim.or.jp/~kk-ippan/

結成から30年間に亘り自治体非正規労働者の安定雇用と均等待遇に取り組んできました。官製ワーキングプアの問題は、同時に女性労働問題であると言えます。多くの団体、人達結成から30年間に亘り自治体非正規労働者の安定雇用と均等待遇に取り組んできました。官製ワーキングプアの問題は、同時に女性労働問題であると言えます。多くの団体、人達との連帯で抜本改善を実現したい。

◆ユニオン習志野

コビッド19(新型コロナ)を口実に、非正規、とりわけ女性労働者に犠牲を押し付け、切り捨てる攻撃。許せません!怒りと団結ではね返しましょう!