メッセージ(個人)

◆京極紀子 学校事務職員労働組合神奈川
私の職場にもたくさんの不安定雇用の労働者がいます。多くが女性で、その人たちがいなければ始まらない職場で、賃金や労働条件に大きな違いがあるのは不公平だし、常に雇い止めの不安を抱えて働くのは理不尽です。あらたに始まった会計年度任用職員制度も処遇改善には程遠く、逆に、地公法の枠の中に囲い込み、正規職員並みの責任をかせるなど管理を強めています。組合でも取り組んでいますが、制度的な問題も多く、問題を社会化して取り組む必要を感じています。こういう場を作っていただけて感謝しています。

◆定松文                                 

派遣法成立以降の雇用の非正規化によって、私たちの生活と命が奪われてきています。人として生きるための時間と賃金を認めない非正規労働の雇用形態を日本はやめていくべきだと、強く、強く思います。そしてつながっていくこと、再生産が可能な働き方と賃金を保障する雇用形態と労働法こそが、いま必要だと思っています。#Don’tBeSilent

◆伊藤みどり     はたらく女性の全国センター            

非正規公務員問題は公務員削減の名のもと増やされて来ました。行政サービスが一年で終わらないのに任用は一年という法律の不備は社会的な行政サービスの責任を非正規に押しつけるもので人間侵害だと思ってます。法律の前に、人権を前に問題にできる運動を一緒に考えられたらと思います。

◆十時由紀子       出版舎ジグ            

必須で個別で多様ゆえ、経験知と専門性に支えられる対人支援・ケアの労働が、効率化や市場競争になじまないゆえに公務であり、しかし/かつ低賃金なのは、経済も政治も、「人を粗雑に扱うことで回っている」からだ。これらの領域の専門性と経験知への評価や敬意なしに、社会にも人にも尊厳は保たれない。

◆内藤 進夫       アルバイト・派遣・パート非正規等労働組合(あぱけん神戸)相談員、「なくそう!官製WP関西集会」実行委員

地方自治体・関連の職場で、専門的または恒常的な職務に携わって居られる会計年度任用職員として「雇用」されているみなさんは、2020年4月の地公法「改正」施行以降は「身分」も地方公務員として採用されていますが、依然として<1年間の有期契約>を了解させられ勤務しています。望んだ訳ではない地方公務員としての<身分>に「任用」されていますが、年収賃金差別も解決されることなく、合理的な理由の無い有期契約の下で、取りあえずの「3年間雇用」「5年間雇用」を押し付けられて居ます。
しかも、憲法で保障される「労働基本権」も剥奪・制限されたままです。このような実態では、この先もずっと雇用不安定と賃金差別は固定化され、繰り返されていく事は明白です。非正規職公務員=「官製ワーキングプア」にこそ、労働基本権が必要です。しかも、憲法で保障される「労働基本権」も剥奪・制限されたままです。このような実態では、この先もずっと雇用不安定と賃金差別は固定化され、繰り返されていく事は明白です。非正規職公務員=「官製ワーキングプア」にこそ、労働基本権は必要です。

◆福富洋一郎

エールを送ります。

◆平川景子 明治大学       

1990年代に、自治体に対して非常勤賃金差別を争う裁判をしました。30年以上、非常勤職員問題は、国と自治体が行う性差別という点で変わっていない、それどころか会計年度職員制度はより激しく女性の雇用を切り刻むものだと思います。教育・福祉・労働など住民サービスの最前線を支える人を、公務分野で継続雇用できる制度を作ろう!

◆杉村和美 フリー編集者                

この問題に、ジェンダー差別が凝縮していると思います。

◆五十嵐美那子    生活思想社            

当事者の方々がさまざまな方法で培った専門知識で、安定した仕事ができないことは 私たち市民にとっても大きな損失です。何でも「非正規」という社会を許してはなならないと考えます。

◆楠神小夜子 フェミニストカウンセラー   

長年公的機関で相談業務を担ってきました。経済的自立と安定を得るには、非常勤は不安定です。若い人が働きたくなる職場環境を求めます!

◆船橋邦子 北京JAC代表               

貴重な企画ありがとうございます。日本の性差別構造を象徴する、この問題をできるだけ可視化し問題解決することで突破口を開いていくことの重要性を痛感しています。

◆屋嘉比ふみ子    ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス       

公務現場での非正規労働者の労働問題は女性差別です。公務の非正規問題は憲法や労基法が施行された直後から、数十年にわたって公然と続けられてきた間接差別でもあると思います。そのベースは女性の仕事は男性の補助、家計補助という根強い家父長制による男女賃金差別です。女性労働者はいつの時代も均等待遇から外され、景気調節弁として都合よく使い捨てられてきました。公務の現場こそが憲法に則った均等待遇を実践し、民間企業のモデルになるべきです。正規と非正規の差別是正だけではなく、ジェンダー平等社会の実現を求める声と力を結集させなければ、公務でも民間でも差別をなくす道筋は見えないと思います。

◆川西 玲子 NPO法人働き方ASU-NET 

学童保育指導員は、責任は重く、処遇は劣悪、当然どこも欠員だらけて危機的状況です。エッセンシャルワークの実態をもっと社会的に発信する必要があります。

◆杉浦 あかね 東京大学教職員組合員          

安心して働けてこそその人の力が最大限発揮され、社会に還元されると信じます。共に頑張りましょう!

◆中山 一郎 自治労東京交通労組1組合員(妻/自治労栃木県職労1組合員『会計年度職員』)      

私の妻は県の農業試験場の会計年度職員として働いています。私が妻に聴いたところによると、職場における会計年度職員の役割は県当局にとって、繁忙のときに手伝ってくれる使い勝手のいい人材として扱われているようです。残業や早出は殆んどありませんが、逆に1週間あたりの労働時間数が決められていて、例え病気などで欠員が出たとしても代わりに他の人がその穴を埋めることは許されないどのこと。なので、月10万に満たない給料が増えることはありません。

我が家計はダイジョブですが、これでシングルマザーやシングルファーザーであったなら立ちいかなくなることは明白。

客観的にみて、何とか正規職員との較差を是正してやりたいと思うのは、私だけではないと思うのですが、如何でしょうか?

◆山崎精一                            

コロナ禍により公共サービスの大事さが一層明らかになっているのにかかわらず、官製ワーキングプアの女性の状況がひどくなっていることに、憤りを感じます。

◆川村雅則 北海学園大学教授       

誰もが安心して働き続けられる社会が必要です。官製ワーキングプアをなくす皆さんの取り組みに賛同し、北海道からも研究と運動を進めていきます。

◆森下芳則 元図書館員   

低賃金・不安定雇用が日本社会の停滞を招き、次の世代を育てられない事業は消滅する。

◆上野千鶴子 認定NPO法人WANウィメンズアクションネットワーク理事長                

行政は女性の労働崩壊の現場です。

公共団体が女性差別に加担していることを見逃すことはできません。

声をあげてくださってうれしいです。

◆浅倉むつ子 早稲田大学名誉教授                

非正規公務員は働く権利において法的保障の谷間にいる人たちです。この問題の根は深く、しっかり理解を進める取組みに賛同します。

◆前田 顕孝 団体職員

会計年度任用職員は地方公務員法の一般職として取り扱われていますが、特に任用期間については「1会計年度」(4月から3月)であり労働契約法も適用されないことから、民間職場より酷い立場・状況にあると思います。業務精査の結果と銘打って、勤務条件の不利益な変更もできてしまう。法律や条例を作る側の職員がこんな不安定な状態で仕事をしていることに疑問を感じます。

◆折原和代

自治体の労政関係の仕事をしていた時、ファミリーサポートセンターを立ち上げましたが、担当職員は非正規でした。自分も子育てをしながら仕事を続けていたので、どうしてもほしいサポートでした。多くの方が助かり、いいシステムだとは思いますが、担当職員の働く条件を考えると、今でも忸怩たる思いです。正規とかけ離れた条件で働かされる非正規の方の条件を、まずは公務の職場で是正すべきだと思います。

◆中村和雄 弁護士            

法的な保障の枠外とされ、劣悪な労働条件で正規と変わらぬ労働を強いられている非正規公務員、その多くを占める女性ワーキングプアの権利確立の闘いは働く者みんなのたたかいです!

◆匿名

私の職場の仲間にも、この3月で契約を打ち切られた契約職員の方が複数おります。この仕事は非正規女性の就労や雇用、くらしに関する相談を受け、支援をするものであるにも関わらず、その方々は4月から相談をする立場となりかねません。まさに笑えない冗談です。職場の動揺もはかり知れず、安心して働ける空間ではなくなりつつあります。

このような歪んだ構造を是正するためには、社会全体をあげて変革に向けて取り組むことが必要と考えます。男性ジェンダーとして生活しているわが身の責任も含め、今回のご主旨とご行動に微力ながら賛同いたします。

◆賀谷恵美子        女性相談ネット埼玉            

みなさまの運動に心からのエールを送ります。これを機に公的機関で働くみなさまの貢献が正当に評価され、労働条件の抜本的改善が実現することを願ってやみません。性差別・格差社会を変えていきましょう!

◆小林敦子 枚方市立中央図書館   

図書館においては、女性の非正規雇用の職員が多く、仕事の内容もほとんど正規職員と変わらない働き方です。彼女たちが図書館を支えていると言えます。安定的な雇用と給料の保障を希望します。そもそも日本は海外と比べて公務員の数が少なすぎます。教育をはじめ、自治体が責任をもってすべき仕事は基本的に正規職員を充てるべきではないでしょうか。

◆大橋由香子                        

仕事の切り売りが進み、「家庭責任」のある女性(主婦)を低賃金・雇用調整として利用してきた歴史が、いろいろな属性の女性にも(一部男性にも)拡大し、中間搾取をして誰かが儲ける仕組みが蔓延しているのを肌で感じます。こういう働かされ方をなんとかしないと!

◆得本 令子 特定非営利活動法人えんじょいんと 理事長   

コロナ禍もあり、女性、障がい者、非正規雇用の人々は益々生活が難しくなっています。

一人ひとりの力は小さいですが、まとまって…と思います。官製であるだけに怒りを覚えます。

◆有馬保彦 市民の意見30の会・東京       

非正規労働者の増大は、高齢者とくに女性の労働強化や低賃金を強いて、企業の反社会的利益追求と社会の中に、格差を広げ、差別をつくり出します。社会的平等と富の平等な分配が必要です。

◆力丸世一

「本がなくても人は生きていける。しかし、子どもの周りに、本と、本の好きな大人がいれば子どもは放っておいても本の世界を旅する旅人となる」50年近く前の新聞コラムの一文が私を文庫の世界へ導びいてくれました。そこで司書の方々の力を知りました。読むこと・お話を聞く事の楽しさ、本の世界へいざなってくれる司書の方々がいることは、広い世界へ導いてくれるという事。1人の人間を内面から育て、その人の人生をも 支えていくことにもつながっていくことを知りました。大人だって迷い悩むとき、カウンターでさりげなく口にした言葉から求める本を瞬時に探し求め、提供するその力は半端じゃない!年を重ねても人間関係で迷う中、さりげなくそっと手渡してくれる本からどれだけ救われたことか。人が人として生きていくのに本は欠かせない。そして司書は的確に探し求める資料に最短距離で案内してくれる。まして、世界的に見ても、民主主義とは逆の世界へと突き進んでいくかのような今、図書館と図書館の司書が頑張って物事の本質へと導く資料を提供し、考える市民を1人でも多く増やすことが急務と思う。その為にも司書の方々の安定した暮らしがあってこそ、実力を発揮できるというもの。もっと国へ働きかけ「知」を守る為 「知」へ誘うためにも公共図書館を守り、その核となる司書の安定した生活・職場環境の保全は欠かせない。私たちはもっと声を上げていい!あげるべきです。

◆谷康子 法律事務所勤務

竹信さんを3月28日に仙台にお招きして、講演会をする準備をすすめています。ブックレットは皆で読みました。20日もオンラインで勉強させていただくことを楽しみにします。

◆本田 宏 NPO法人医療制度研究会副理事長         

欧米に比して少ない新型コロナ感染患者数で医療崩壊が問題となって、首都3県では緊急事態宣言が延長されました。日本の医療崩壊は政府が「医療費亡国論」で、いのちを守る医療費と医師数を抑制してきた結果ですが、「官製ワーキングプア」も国民の生活を守る人々の人件費を抑制した結果です。新型コロナ禍の今こそ、「安心してくらせる社会」をめざし、連帯して闘いましょう。

◆匿名

“私の友人のハローワークの相談員だった友人のAさんの話を聞いてください。

Aさんは昨年7月、補正予算の要員として採用されました。

Aさんはハローワークの仕事は初めてで右も左もわからなかった。

未経験だったため仕事を教えてもらおうとするが研修もないばかりか、聞いても教えてもらえず困っていた。

その上、入職当初から庶務課長などの正規職員から怒鳴られたりすることが多かった。

1か月ほどたって先輩の非正規相談員から「あなたは仕事ができない」と繰り返しきつい言葉を何度もかけられた。

先輩相談員はそれだけでなく、労働組合員である上司に「Aさんは仕事ができない」と告げ口を繰り返し、「できない人」というレッテルを張られた。

上司はあまり仕事にはかかわらず現場を知らなかったが、先輩相談員の話を信じているようで居心地が悪かった。

Aさんは何とかしようと、労働組合員である上司に誤解を解きたいと相談したが取り合ってもらえなかった。

所内でレッテルを張られてしまったAさんは他の部署の非正規相談員からも脅迫を受けた。

「これまでの一連の話を口外するな、口外すると○○ハローワークにはいられなくなるぞ」

怖くなったAさんは口外しなかった。

しかしながら3月で雇止めとなった。

公募試験でいくつも職種を受けていたがすべて不採用となった。

Aさんは同じく補正予算で入職した相談員を確認すると、女性として甘えたり、必死で上司を褒めちぎる様子があった補正予算のみ公募に通っていた。

こんなことが本当に起きているのですね。

酷いとしか言えません。

◆中島由美子 全国一般労働組合東京南部

「低賃金 不安定雇用 セクハラつき」が鉄板の女性労働3点セット。ジェンダー差別の上に成り立つこの働き方をなくさなければ、誰もが安心して働きやすい社会にならない。

◆小林久公 過去と現在を考えるネットワーク北海道

私の会社に労働組合はありませんでした。みんなで作ろうとしましたが潰されました。私たちの労働条件は、官庁の労働条件が向上することで向上しました。どうか頑張ってください。

◆福島みずほ 参議院議員

非正規女性公務員の問題をもっともっと国会で取り上げていきたいと考えています。女性差別、非正規雇用、公共サービスの切り捨て、ケア労働の軽視などしっかり政策転換をしていきたいと思います。国会でハローワークの非正規の人たちの公募の問題など質問し、行政渉などもやってきました。根本的な解決をするために頑張っていきます。

長年の活動、今回の企画、心から敬意を表します。現場の声を聞かせてください。そして理論面でもぜひぜひご教示ください。一緒に力を合わせていきましょう。

◆塚田悦子

日頃公共サービスを担う多くの貴重な人材が非正規雇用の不安定な状態で働かされている実態を知って憂慮してきました。またこのコロナ禍の中でとりわけ女性の不安定雇用労働者の苦境を知って、20代から30代の働く世代を子を持つ親としても、またかつて臨時職員として働いた自らの経験からもこれからの雇用情勢の悪化、公共サービスの低下に憤りと不安を感じています。20日の集会を機会に広く世論が喚起され、国と地方の労働政策の転換につながればと期待しております。集会の成功をお祈りしています。

◆紅林進 フリーライター

新自由主義の下、非正規化が進められ、特に女性に集中し、また公務員の世界でも非正規化、官製ワーキングプアが生み出されており、コロナ禍の下、解雇や雇止めが多発していますが、このような状態は放置されるべきではなく、韓国のソウル市で行われたように、正規化と雇用の安定を図るべきです。

◆みやかわ伸 衆議院議員

社会にとって重要な仕事をされている方々が1年契約を繰り返し、しかも直前まで雇用の継続がわからないことは、正しい雇用のあり方ではありません。ハローワークの相談員さんのことを国会で取り上げました。解決するためには政治がしっかりと動く必要があります。頑張ります!

◆砂生絵里奈 鶴ヶ島市教育委員会

緊急集会、素晴らしかったです。皆さんの経験談には胸が締め付けられました。

これをきっかけに、みんなが官製ワーキングプアの問題に耳を傾け、何かを変える胎動になって欲しいと切に願っています。

私も出来ることから始めたいと思っています。

◆周藤由美子 ウィメンズカウンセリング京都(フェミニストカウンセラー)

相談支援に関わる相談員/支援員が、継続的に支援が続けられるような待遇であることが、被害者/相談者を支援する質を高めることにもつながると思います。

◆佐々木郁子 DV被害者支援アドバイザー(フリーランス)    

緊急集会の趣旨に賛同します。全国の公務労働におけるとりわけ公務非正規職員が置かれている不当な雇用条件やコロナ過の長期化も重なり悪化する雇用環境と国民の命と暮らしを守る行政サービス等への深刻な影響をこのまま看過することはできません。国・関係省庁の主導による都道府県・基礎自治体における公務非正規職員についての実態調査の緊急実施、関係法令と会計年度任用制度等の見直し・改正、雇用の安定や待遇の改善を図るなど、国による財政出動を伴う総合的な対策を早急に講ずることを強く求めます。

◆田中弘子 NPO法人青森県男女共同参画研究所

前森会長のような無意識の偏見が多いのが現実。意見も言わないわきまえている女性ではなく問題意識をもって意見が言える女性になろう。

◆藤木和子 弁護士・聞こえないきょうだいをもつSODAソーダの会代表

大事な使命をもった仕事と身分保障の課題、私は障害や病気のある人のきょうだい・家族、ヤングケアラー等の課題や手話通訳関係者の方々に関わっていますが、共通の課題だと感じています。

◆福波和尚 地方公務員

私自身は、女性でもなく、非正規でもない公務員ですが、同じ職場で同じ仕事をしているのに待遇に大きすぎる差があることは、決してあってはならないことと存じます。正規または非正規を問わず、公務員が自らの雇用に不安を抱えながら公務に従事せざるをえない状況が続けば、結局は公務サービスの質に跳ね返り、国民全体の利益が失われてしまいます。何より、「官製ワーキングプア」の言葉に象徴されるように、本来、官公庁は民間の模範となって、満遍なく雇用を安定させる責任があるにもかかわらず、「今だけ、金だけ、自分だけ」しか頭にない多国籍企業の手先となり、率先して女性への差別や貧困に加担している実態は、なんとしても改めなければなりません。私自身は微力ですが、少しでもお力になれれば、と思います。よろしくお願いいたします。

◆彩野穂香 アウェア

やりがい搾取・・・。奉仕と献身・・・。その本質は男性優位社会の女性のケアワークの搾取。声を上げましょう。力を合わせて行動すれば、かならず社会は変わります。私も非常勤で自治体で相談をしています!

◆鈴木由美子 自由業 中野の図書館を考える会 東京の図書館をもっとよくする会

市民の生活に欠かせない仕事を担いながら、不安定な身分で低賃金のまま働く、官製ワーキングプアの問題は大きくなるばかりです。

国と自治体の主人公であるタックスペイヤーが、公務労働の人件費に必要な額を把握して、公平な分配をするという視点を持つべきだと思います。

現行の法律や制度を持ち出して、荒唐無稽だという人々が多いと思いますが、社会のあり方として考えなければならない時期に来ています。

◆藤本庸子

保育士として「より良い保育」を追及してきた者として、人を育てる土台である保育労働者をこんなにも粗末に扱う制度に怒りを感じています。

◆鶴丸周一郎

個人加盟制労働組合のスタッフをしています。

公務職場の労働相談はほとんどないのですが、会計年度任用職員として働いているという女性から、相談というより、愚痴をきいてほしいという電話がありました。

「制度が始まってからみんな上司の機嫌を伺うようになり、足の引っ張り合いばかり。うまく機嫌を取れない私は、きっと次は任用されない。」と、辛い気持ちを吐露されました。

意見も言えない職場をつくり、雇用をより不安定にし、社会の流れにも逆行したこんな制度、全く理解できません。

これは個別の問題じゃなくて、みんなの問題で、社会の問題ですよね。

みなさまの活動、声をあげることに賛同します。

◆矢澤澄子

コロナ下もコロナ後も、市民の生活に不可欠な公共の「基本のキ」を担う多様なエセエンシャル・ワーカーの女性たちの労働、健康、暮らし、人権を向上させ、誰一人取り残さない公正な社会を実現しよう!

◆さとうしゅういち

広島瀬戸内新聞社主・介護労働者・元県庁職員

県庁の正規職員だった時代から非正規使い捨て、差別は許せない!の思いでした。県庁退職から10年、いまだ変わらぬ実態に憤っています。

◆片山亜紀 獨協大学

ジェンダー学を学んでいる大学生にとって、男女共同参画センターなどで女性に寄り添える仕事につくのは憧れです。また、図書館学を勉強した大学生にとって、図書館司書として本を提供する仕事につくのは憧れです。彼女たち・彼らはその憧れを実現するべく、高い意欲を持って大学で学んでいます。でもこうした仕事は現状では低賃金であり不安定であり、やりがい搾取のような形でしか働くことができません。この現状はぜひとも改善されねばなりません。

◆松尾千尋 契約職員

社会人生活の半分以上を非正規で過ごしてきた私にとっても、公務非正規の問題は他人事とは思えず、とても関心があります。

年度末に誰もが契約更新の不安を抱えずに過ごせるような世の中になりますように!

今回の緊急集会からの提言が、社会システムを少しでも変えるチカラになることを願っています。