1周年集会 集会資料(スライドデータ)

第1部 はむねっと活動報告

第2部 現場の声&この間の取組み

1周年集会 メッセージ(団体HPリンクあり)

◆竹信 三恵子(ジャーナリスト)
はむねっとの立ち上げ以来の目覚ましいご活躍、「当事者」ならではの力を感じます。

特定非営利活動法人 東京労働安全衛生センター
今回の集会の主旨および、はむねっとの活動に強く賛同いたします。

◆辻 智子(北海道大学)
古くて新しい問題、根深い問題ですが、取り組みを続けていくことが何よりも大事だと思っています。一人や少人数ではエネルギーも続かないので多くの人たちを巻き込み協力しあいバトンタッチしながら一緒にやっていければいいですね。

SOSHIREN女(わたし)のからだから
女性が働き続けることを困難にする様々な問題に、はむねっとさんの声と行動が切り込んで下さっていると思います。みんなでエールを送り合いましょう。

◆外川美夏(非常勤公務員)おうえんしています。

◆ワーキング・ウィメンズ・ヴォイス
公共サービスの最前線で働いている非正規公務員が、安心して安全に働けるよう運動を広げていきましょう。住民サービスの向上はそこで働く人の安定した条件なしには実現しません!

◆時永 裕子(ワーキング・ウィメンズ・ヴォイス代表)
公務職場への非正規雇用の増大は、働く人と住民双方に悪影響を及ぼします。女性労働者の縮図のような非正規の現状(低賃金・不安定・やりがい搾取)を変えていくために力を合わせましょう!

女性ユニオン東京
公務職場の現場の第一線で働いている女性たちの貴重なスキルを きちんと評価し、雇用の不安なく働き続けるようにすることこそ、公共サービスがやるべきこと!ともに声をあげていきたいです。

◆川西玲子(NPO-法人働き方ASU-NET
結成から1年とは思えないご活躍、うれしい限りです。これからも情報交換しつつ連携して頑張りたいと思います。

◆子どもと女性の人権を考える東京の会
厳しい状況の中、たゆまずあきらめず活動されていることに敬意を表します。
社会や経済の在り方が、正規職員を中心とした集団と非正規労働者等の集団の身分制度の様相を呈していることに大きな危惧を抱いています。さらにそれが女性の側に偏ることに憤りを感じています。経済界や企業側中心の労働者使い捨ての政策を止め、労働者や働き方中心の社会や政策に転換できるよう政治を変えていきたいものです。共に頑張りましょう。

◆女性労働問題研究会
「はむねっと」結成1周年、おめでとうございます。
会計年度任用職員という制度に対しては、自治体で働く当事者たちから「仕事が継続するのか不安になっている」「専門職の仕事を評価してほしい」「正規との格差があると、優秀な人材が集まらない。結果的に行政水準の低下につながる」との声が相次いでいます。
住民は、自治体に働いている職員を正規、非正規の区別はなく、すべて公務員だと思っています。であるならば、身分や賃金、労働条件に差があってはならないはずです。また、これらの職員の4人に3人は女性であり、女性労働問題に取り組む当研究会としても見過ごすことのできない問題です。
こうした状況を撥ね返すべく、「はむねっと」が立ち上がり、1周年を迎えたことは、自治体で働く人々を勇気づけ、彼らにとって大きな希望の光となると感じます。
皆様のこれからの活動に期待し、エールを送ります。

◆連帯労働者組合・杉並
この1年間の取り組みの積み重ねに敬服しています。
広く社会に発信しつつ、関係する政府機関へ働きかけられていることに勇気づけられています。
私たちも職場での取り組みを基礎に、厚労省・総務省や自治体議会などへの働きかけを強めていきたいと考えています。
私たち独立系の4労組が共同して、「労働基本権問題」でILOに申し立てを行っています。また、杉並区の「会計年度任用職員」向けの「権利ハンドブック」のページもあります。
下記のリンク先をご覧いただけたら幸いです。
・労働基本権:https://rentai-suginami.wixsite.com/0001
・権利ハンドブック:https://rentai-suginami.wixsite.com/handbook

働く女性の人権センター いこる
主に女性が従事してきた対人サービス業の過酷さがコロナ禍で一層浮かび上がりました。公務非正規女性の労働条件改善と無期雇用を求める運動が重要だと思います。共に力を合わせて改善していきましょう。

ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス(PECO)屋嘉比ふみ子
公務職場での非正規女性の不当な賃金差別は早急に改善して欲しいです。非正規職員と正規職員の賃金格差を是正するためには、ILO100号条約による国際基準の職務評価が効果的だと思っています。対人サービスの職務は人が生きている限り続くのですから、無期雇用にすべきです。差別をなくすために、共に力を合わせていきましょう。

◆たなか(公立学校非常勤講師)
現場の声:教育現場で働いています。タダ働きが消えません。同一労働同一賃金なんて嘘。制度改正についての連絡すら、しっかり伝えてもらえない。管理職に伝えても、「県がそう言ってるから、賃金は増やせない。どうしようもない。」で終わり。会計年度任用職員制度=使い捨て公務員制度。

東京・生活者ネットワーク
みなさんの声を聞き、女性が安心して暮らせる雇用環境をつくることに地域から声を上げていきます。

◆鶴丸周一郎(労働組合関係者)
はむねっと立ち上げから1年、公務非正規女性の問題についてたくさんのメディアによる報道を目にしました。多くの記事で、会計年度任用制度の問題点というか、問題点ばかりであることが指摘されました。こうした中、いまネットを開いて検索すれば、1年前と変わらず会計年度任用職員の募集をしている自治体ばかりで辟易します。社会が同一労働同一賃金とか、無期転換とか、課題はありながらも非正規労働者の雇用や労働条件是正に向かっているのに、公務職場でなぜその流れに逆行し、あるいは”その流れとは別枠ですよ”みたいなアリバイ的な枠組みを作るのでしょうか。労働時間をちょっとだけ減らして正規との待遇格差を正当化するとか、もう、民間の悪徳企業のやり口ですよ、と言いたいです。公務って、私たちの暮らしにとって大切なんです。その大切な仕事を引き受けてくれている労働者がこんな扱いを受けている社会って、おかしい。おかしいことは、変えていかなくては。みなさんの活動を応援しています。

◆永戸千草(男女共同参画みえネット・無職)
3年前まで非正規公務員でした。会計年度任用職員制度が導入される前に、私的な理由で退職しました。はむねっとさんの存在は、声を出す方法も分からない非正規の職員にとって、希望であり太陽です。活動が継続されていくことをお祈り申し上げます

◆北海道ウイメンズ・ユニオン
はむねっとの活動に心からの敬意を表します。女たちの連帯を強めましょう!!

NPO法人参画プラネット
ジェンダー平等の視点から公共サービスを問い直すこと、そして、公共サービスの持続可能性を考えることは、担い手のみならず受益者である市民にとっても重要な問題です。
公共サービスの持続可能性について、さまざまな立場の方々が越境し、社会全体で「対話」が進むことを願っています。参画プラネットも「対話」の一歩を踏み出します。ぜひ、ご一緒に!

◆社会へ届ける女性の活動研究会
応援!しています。

◆わくわくシニアシングルズ
中高年単身女性の貧困問題に取り組んでいるわくわくシニアシングルズです。高齢期に貧困に陥る女性の多くは現役時代に非正規雇用で働かざると得なかった人達。今、公務の現場で非正規雇用者が増え、その多くを女性が担っていることに暗澹たる思いです。官・民を問わず、それぞれの立場で雇用環境の理不尽さに声をあげることが大事だと思い、連帯の意を表します。

女性ユニオン名古屋
均等待遇をもとめて頑張っていきましょう。応援しています。

◆NPO法人官製ワーキングプア研究会
一緒に公共サービスを取り戻しましょう。諦めずに、前を向いて。

◆千葉おとな食堂
このままでは公共の劣化が進むだけです。公共は市民のもの。なんとかしなければ、朽ちてしまう前に。

◆全労協女性委員会
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)1周年集会に賛同するとともに、この1年間の目覚ましいご奮闘に心から敬意を表します。コロナ禍は女性の貧困とジェンダー不平等の日本社会の実態を可視化させました。その主要な原因は経済的自立を阻む非正規雇用の低賃金・不安定労働にあります。公務と民間を問わず理不尽な非正規雇用を許さず声を上げ共に行動したいと思います。

クオータ制の実現をめざす会
政策決定の場における著しい男女不均衡が、歪な制度を生んでいます。
平等な状態に改善するには「暫定的特別措置」が必要です。
ジェンダーに敏感な視点のある女性議員を増やして
不平等を是正していきましょう。

◆北京JAC(世界女性会議ロビイングネットワーク)
中高年の単身女性の貧困問題が置き去りにされているため要望書を作成し政党、国会議員に声を届ける活動を始めました。はむねっととつながっていきたいです。

◆五十嵐那美子(生活思想社)
労働者を分断するような制度は即座にやめるべきです。専門職をないがしろにするのも許せません。

認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
官公庁は雇用崩壊の現場、自治体には「まず隗より始めよ」で雇用の男女平等にとりくんでほしいです。

◆和田悠(立教大学文学部教育学科/くらしにデモクラシーを!板橋ネットワーク
公務労働者の働き方は、生活者としての市民の暮らしぶりに直結しています。男女平等が社会の隅々まで行き渡っていないなかで、安心安全、楽しく生きていける地域や人生のために、この取り組みに賛同します。

はたらく女性の全国センター(ACW2)
給食のおばさんが公務員なのはおかしいと公務員バッシングから始まった公務員削減と非正規雇用化はコロナ禍で明確な弊害が見えてきました。一人でも繋がって力になるように応援してます。社会に必要な必須労働こそ生活できる賃金と労働条件を、
そして公務員の労働三権の復権を!

◆全国フェミニスト議員連盟
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと) 1周年集会のご開催おめでとうございます。
非正規という働き方は、労働とスキルの搾取です。女性の雇用や権利を守るため、共に頑張りましょう!

◆東京の図書館をもっとよくする会
公共図書館の担い手は非正規職員に代えられつつあります。その多くは女性で、劣悪な雇用環境の下、働き続けるのは極めて困難です。待遇改善は働く人たちが生活するために絶対に必要であり、また、図書館の質の維持向上にも絶対必要なことと考えています。私たちは「はむねっと」の活動に期待し応援します。 (会代表 松島茂)

◆川村雅則(北海学園大学)
非正規公務員のおかれた不条理な状況を改善していくことは、公共サービスが充実した豊かな社会の実現につながると思います。この1年でのご活躍に敬意を表します。皆さんと連帯し、北海道内にも「はむねっと」を広げられるよう、研究と運動に力を尽くします。

◆京極紀子(学校事務職員労働組合神奈川
公立小中等義務制学校の事務職員の労働組合の組合員です。女性の多い職種です。私自身は正規の職員ですが、組合員の中にも臨時的任用の人がいますし、全国的にも定数内の臨時的任用の職員の人の数は増えています。全国的に学校事務職員の合理化が進み、正規職から会計年度任用の非常勤への置き換えも。同じ仕事をするなら、非正規の人の賃金や労働条件を正規と同じに引き上げるのが筋なのに、逆向きにしようとしているとはナンセンスですよね。何年も安い賃金で働いているのに、来年はどうなるのか雇用の不安を抱えながら働くのも理不尽だと思います。教員の多忙化が問題になり、それはとても大変なことだけれども、その分のしわ寄せが教員以外の人への押し付けにもなると言う矛盾も作っています。不安定雇用の労働者だと跳ね返すのにも勇気がいると思います。不公平な労働条件の差別を許さず、組合の課題としても取り組んでいきます。みなさんと連帯していきます。

attac 公共サービス研究会
attacは新自由主義に反対しオルタ・グロバリーゼーションを求める社会運動のグループで、公共サービス研究会は、attacの中で公共サービスの民営化を考える研究会を作っています。郵政民営化や水の民営化、公務労働の民営化に反対しています。現在は都立病院の独立法人化の動きに反対しています。公共サービスを民営化することで、私たちの労働や生活そのものを破壊する動きにはNOです。労働を安く買い叩くこと。私たちのライフラインとも言える部分を民間資本に売り渡す動きに反対していきたいと思います。非正規公務を多くは女性の人たちがになっていると言うこと、労働の中の女性差別でもあると思っています。連帯して闘っていきましょう。

◆志々目千潮(秩父地区労議長)
発足1周年、おめでとうございます。でも闘いはこれから、ということでもあると思います。男性再任用ですが、ともに進みたいと思います。

◆福島 みずほ(社民党・参議院議員)
はむねっと1周年集会本当におめでとうございます。
非正規の公務員問題、とりわけ非正規女性公務員の問題についてしっかりアンケート調査をし、分析をし、問題点を明らかにし、声を上げ、改善を図っていらっしゃる果敢な闘いに心から敬意を表します。
大事な公共サービスを非正規でとりわけ女性たちが担っており、そこで働く人たちの労働条件が極めて悪く、また期限付きでもあり、大変弱い立場に立たされています。
これは女性の低賃金問題、公務員の非正規の低賃金問題、継続して働けない問題、ひいては大事な公共サービスやコモンを弱体化させている大問題です。
国会で、ハローワークの非正規公務員の公募問題や様々なことを取り上げ、行政交渉で待遇改善を求めてやってきましたが、さらに皆さんと力合わせて根本的な解決のために全力を挙げていきたいと思います。
力を合わせていきましょう。

◆樋口典子(仙台市議会議員)
公務非正規女性労働者の調査結果に基づいて、議会質問をしました。仙台市において週20時間以上勤務している会計年度任用職員は全職員の28%であり、うち81.9%が女性です。しかしながら、非正規であるために公務員法上の保障がなく、労働契約法やパート労働法も適用されないため法の谷間におかれています。ジェンダー差別も相まって厳しい状況が少しでも改善できるよう、できることから取り組んでいきます。

◆きよさん(元非正規公務員)
非正規公務員だった時、たった一人で相談先もなく苦しんでいました。今は退職していますが、はむねっとが設立されてどんなに良かったことでしょう。女性労働者はもっと団結してもっと権利の主張をしていきましょう。応援します。

◆東京大学教職員組合員 S.A
『官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル』を読み始めています。
現代の身分制度・正規/非正規 常勤/非常勤 を市民を巻き込み(どうやって?)枠を越えた闘いにしていければと願っています。

全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)
私たちの働く公立学校現場でも、1年雇用・フルタイム勤務の臨時的任用教職員、有期雇用・短時間勤務の非常勤講師やさまざまな種類の業務支援職員、用務・給食調理を中心とした現業職の外部委託化等の形態で、多くの有期雇用労働者が働いています。またその数は「学校における働き方改革」や「行政改革」といった政策を背景に、年々増やされ続けています。
学校事務職員に焦点を当てると、いわゆる「正規職員」と全く同じ職務を担うフルタイム勤務の臨時的任用職員として、もう10年以上繰り返し任用され続けながらも、毎年年度末には「次の任用があるか」という不安にさらされ、さりとて「正規」採用されるための採用試験は年齢制限で受験さえできない、今のままではこの先もずっと安心して働き生活することを望めない職員がたくさんいます。これは行政による、雇用者としての責任放棄と言うほかありません。
有期雇用労働者の無期雇用転換を目指し、私たちも取り組んでいきます。ともにがんばりましょう。

NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会
はむねっと1周年にあたり、日頃の活動に敬意と賛同を表明します。日本フェミニストカウンセリング学会には女性相談などの現場で相談員として働く会員も多数います。ジェンダー不平等な社会において生きづらさを抱える女性の困難をジェンダーの視点にたった心理的ケアによって一緒に考えていこうと日々相談業務を担っています。しかし、公的機関での相談員の勤務形態は非正規雇用であることがほとんどで、安定して相談業務を継続できる環境とは言えません。ますます必要性が高まっているジェンダーの視点での女性相談を継続させるためにも、公務職場における非正規雇用の状況を変えていくことはとても重要であると考えています。今後も微力ながら一緒に活動できればと思っています。

下町ユニオン(東京東部地域ユニオン協議会)
非正規差別は許さない!雇用の安定と均等待遇を実現しよう!

◆長谷川真一(日本ILO協議会専務理事)
ディーセントワークとジェンダー平等を目指す皆さんの活動に期待しています。

◆田巻紘子(弁護士・東海労働弁護団幹事)
住民生活に不可欠な職務を担う必要があるのに、定数を増やさず、予算を抑えて非正規や民間委託で対応することにはもう限界が来ていると思います。
地方公務員法における公務労働者としての保護も、労働契約法などの労働法の保護も受けない働き方を強いることは、住民としても容認できません。公務労働の公共性、専門性に見合う待遇が確保できるよう、集会に賛同します。

◆アイ女性会議
均等待遇アクションと連携しながら、女性の労働条件を均等なものにさせようと奮闘してきましたが、諸外国で成功した方法も日本では通用しませんでした。それは男性稼ぎ主型賃金制度の下、女性労働を貶める社会制度(世帯単位の税制・年金制度)になっているからです。配偶者控除を受けて働く人は「低賃金でもよい」と思わされています。個人単位の年金・税制への転換を求めていきましょう。それが、非正規の労働条件改善の基本だと考えています。

◆脇田 滋(龍谷大学名誉教授)
公務非正規女性全国ネットワーク1周年集会の盛会を祈念します。「公務非正規」は、「同一価値労働同一賃金」「結社の自由」などの基本的な国際労働基準に反する働かせ方です。ILOに加盟国する日本の国・自治体は、率先して「人間らしい労働(decent work)」実現・労働人権尊重のために民間に範を示すべきです。日本と類似の状況を改めさせて大きく前進している韓国やスペインなどの運動に続き、日本でも「公務非正規」をめぐる運動が前進するように願い、心より応援します。

◆山谷清志(同志社大学政策学部・大学院総合政策科学研究科)
声をあげ続けないと、無視されます。無視されると、忘れられます。

名古屋ふれあいユニオン
公務非正規女性労働者の不安定な状況は公共サービスの質を下げ、公共の職場で労働者の生活を蔑ろにした制度がまかり通れば、それは民間にも多大な影響を与えかねません。
この問題は、公務の問題ではなく、わたしたち市民社会全体の問題です。
問題を可視化し問いかける、はむねっとの活動に連帯します。

◆柚木康子(均等待遇アクション21事務局)
公務非正規の問題は、「公」が差別の労働条件を公然と行っているという意味で大きな問題です。働く女性の過半数が非正規労働を余儀なくされている状況を変えるために共に頑張りましょう!

◆白崎朝子(介護福祉士・ライター)
公務員を辞めてから、20年以上、非正規の介護労働者として、さまざまな労基法違反、労災、パワハラ・セクハラに苦しみ、心身に多大なるダメージを受けました。なかなか活動には参加できませんが、運動の拡がりを心から願っています!!!

◆浅野悠生
今日晴れて精神保健福祉士合格の報をいただきました。現在も就職活動中です。
障害で車の運転ができない僕は、公的機関に応募することが多いです。付けられている条件は、即戦力を求められる、厳しく高いものです。ところが、その待遇は週4日で15万程度です。それでも、僕は落ち続けています。優れた人がその待遇で応募されるのです。
相談員は自分の身を削る競争をしている状態ではないでしょうか。相談援助に効率、経営努力は望むものではありません。国がお金を人に回すしかありません。

◆藤井美登利(元行政嘱託職員)
声をあげづらい現場の職員が沢山います。市民にも実態を知ってもらう事が大切です。市議、県議レベルでも実態を知らない人がたくさんいます。はむねっとの活動は全国の会計年度職員の大きな希望になると思います。ひとりじゃないよ~!

◆ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク(WWN)
ますます厳しさを増す公務非正規女性の問題に真正面から取り組んでおられることに心から応援します。私たちWWNはまだまだ取り組めていませんがご一緒に頑張りたいと思います。

◆奥貫妃文(相模女子大学)
安定した環境で人間らしく働くことができる社会、もはやそれは“高望み”であるかのように、いたるところで「雇用の劣化」が進んでいます。非正規公務員の存在はまさに象徴的な存在です。働く者たちに序列をつけ、尊厳を奪い、いつでも「交換可能」な部品のように扱う…そんな社会はもうやめにしましょう。厳しい現状のなかではむねっとが誕生しました。これは一筋の希望の灯り。私もはむねっとの闘いに連帯します。

コムノオト
はむねっと発足1周年、誠におめでとうございます。
公務非正規従事者の待遇改善に向けたこれまでのたゆまぬご努力・ご尽力に心から敬意を表するとともに、そのご活動に強く賛同いたします。
いまや公務非正規職員の方々の支えなくして、行政サービスは成り立たない状況となっています。
当事者が声を上げにくい中、はむねっと様の全国ネットワークでのご活動は大変意義深く、心強いです。
今回の集会を契機として、公務を支える方々の声が社会に届き、より一層待遇改善の機運が高まることを祈念いたします。

◆練馬区立図書館専門員労働組合
「はむねっと」発足1周年おめでとうございます。
会計年度任用職員制度が導入されて、まもなく2年が経過します。私たち自治労練馬区立図書館専門員労働組合は、図書館サービスの向上のため、処遇の改善と常勤職員との「均等待遇」を求め、取り組んで25年を迎えます。
私たちの区では、再任は「原則5年公募」が明文化されてしまいました。図書館の仕事は、これまでも将来にわたっても続き発展していくにもかかわらず、そこで図書館の根幹業務を担い、日々働く私たちが、毎年悩まされる雇用不安の最たるものにほかなりません。
また、賃金についても、昨年の賃金確定闘争では、初年度に引き続き、期末手当の削減を余儀なくされました。勤勉手当相当分や定期昇給制度や経験給さえない私たちにとっては、あらたな格差の拡大、固定化を危惧しています。
育児休業に係る制度ついては、会計年度任用職員化に伴う特別職から一般職への変更により、適用される法が変わることにより、制度として改悪され、早急なる権利の回復と改善を要求しています。
これからもねばり強い具体的な闘いが重要です。要求の実現、制度の抜本的改善を求めていきます。さらに、法改正や全国的な課題については、全国の仲間とともにより一層声をあげていかなければならないと痛感しています。共に頑張りましょう。

東京公務公共一般労働組合
結成1周年おめでとうございます。はむねっとの取り組みで、非正規公務員の実態がより多くの人に伝わったと実感しています。様々な団体と連帯してこの問題を抜本改善させていきたいです。公共一般もともに奮闘していく決意です。

◆長安めぐみ(群馬大学ダイバーシティ推進センター)
プロフェッショナルなお仕事をしている多くの人たちが「非正規」とされている社会はおかしいです。利用者からこんなに頼りになる人はいないと思われている人たちが「非正規」とされている社会はおかしいです。みんな一生懸命、誠意をもって働いている人たちが「非正規」とされている社会は、本当におかしいです。声をあげていきましょう。

◆客本牧子
公務非正規職員の背景や現状もさまざまです。お互いに交流することで、つながりを深めていきたいですね。みなさんと力を合わせて、前に進んでいきたいです。

◆柏木宏(法政大学大学院・教授)
大学の教員です。今は東京ですが、前任の大阪は公立大学(途中から独立行政法人に変更)でしたが、事務の方々のかなりが非正規でした。時給は、驚くほど安く、まさに「ワーキングプア」の支えがあっての職場と感じていました。所用で集会には参加できませんが、盛会をお祈りするとともに、公務労働に限りませんが、生活できないような報酬を無くしていくために、一緒に活動させていただければ幸いです。

◆持田 誠(浦幌町立博物館学芸員)
1周年おめでとうございます。日本の公務職場は、専門職ほど非正規雇用という「芸が身を滅ぼす」状態になっていて、この状態からなかなか価値観が転換していきません。博物館職場もそうした状態で、待遇的な面から、若い人々に自信を持って強く勧められない職業になりかけています。これを変えていくには、現場からの多くの声と、幅広い国民からの支持が必要で、そのためには粘り強い運動が必要です。はむねっとのこれからの活動に期待しています。

◆匿名希望(独立行政法人、パートタイム職員)
昨年、新聞紙上でこちらの活動を知ってから、ずっとサイトを拝見しています。私も非正規公務員の当事者です。専門知識を求められる業務でも、不安定な立場であるということが、とてもつらい。こちらの活動が、より多くの人たちに知られるように、祈念いたします。

◆定松文(恵泉女学園大学)
人々の生活の基盤となるかけがえのない仕事こそ正規の雇用であるべきで、専門的な知識と技術が、年度雇用で無にされています。粘りづよく声を上げ続け、人々の生活・生命を守る仕事に従事する人にこそ、安定した雇用契約が結べる社会を作っていきたいです。

◆田中(学童保育)
社会に必須でありながらその重要性が理解されず、いつまでも低い待遇であり続ける、保育や司書等の現場。根深い女性差別が絡み合って、改善は絶望的にも思えます。しかし、声を上げてくださり、現場の声を可視化してくださったことがどれだけ嬉しかったことか。

◆中島由美子(全国一般労働組合東京南部)
非正規公務員はこの国の女性政策、女性労働の現状を表していると思います。集会に賛同し、はむねっとの闘いに連帯します。ともにがんばりましょう!

◆学校事務職員労働組合神奈川
公立学校事務職員でつくる労働組合です。臨時的任用職員の組合員もいます。毎年、雇用継続を求めて対市教委当局交渉に取り組み結果として雇用を確保してきていますが、「任用」を盾にする当局を前に充分な回答は引き出せていません。
しかし、当局のそうした対応をやむを得ないものと受け入れていては、状況は良くなりません。公務職場にも雇用責任を!公務職場にも無期雇用転換を!そうした声を高らかに上げ、社会的にも高めていく必要を痛切に感じています。
はむねっとの皆様の力強い取り組みに学び、連帯し、ともに進んでいきます。

◆湯澤直美(立教大学教員)
はむねっとの取組に敬意とともに感謝をお伝えいたします。職種を超えてつながり合い、構造的な問題を可視化することが、ソーシャルアクションの原動力となり、壁を崩し、尊厳ある労働への道を拓いていくと思います。ともに、歩みを進めたいと願っています。

◆湯前知子(NP0法人フォトボイス・プロジェクト)
1年間の粘り強い活動に敬意を表します。公務非正規女性の状況は日本の女性の経済的、社会的地位の象徴だと思います。これを解決する政治的意思が必要です。来るべき参議院選挙では、住民サービスの最前線で起きていることを、候補者にもっと分かりやすく訴えてもらいたいです。

◆梶原理子(パート職員)
非正規職員の増加は本当に人件費の節約になっているのでしょうか。毎年の契約更新は、お互いに不安ですし、お互いに時間の無駄のように思います。公務や国の予算配分が大きく影響する職場で、本当にここまで人件費節約をしなければならないのか?予算の付け方間違っていないか?余計なところにお金を回していないか?と思います。

◆渡邉 弘(自治体会計年度任用職員)
会計年度任用職員の雇い止め問題が深刻です。正職員の恣意的な評価によって3月で職場をさる人がいます。職場で起こる問題の背景を浮き彫りにするはむねっとの活動は、さらに重要性を持ちます。ご活躍を期待します。

◆匿名希望(3月31日任用期間終了の公務非常勤)
職場自体女性の非常勤/常勤職員に加えて、繁忙期にはたくさんのパートを短期雇用するので、女性の問題はたくさんあります。
とりわけ、わたしが関心を持つたのが、よく言われることですが、専門的な知識と職務経験をもちながら、短期パートを自ら率先して選ぶ女性たちが多いという現状です。
職種や役職を越えた職場単位での連帯ができないと、要求実現はむずかしい。「はむねつと」に新しい役割を期待しています。

◆高木さとこ(狛江市議会議員)
はむねっと発足1周年、おめでとうございます。
公務の非正規職員の方々は、1年ごとの契約条件が不安で、不本意な労働条件すら声に出すことができずにいる状況だと伺っています。
公務非正規の8割を担う女性たちへの差別待遇ともなっています。
公務労働は市民生活を足元から支えている貴重な仕事。
今後とも、会計年度任用職員の待遇改善を求め、私もはむねっとの皆さまたちと共に、
力を尽くしたいと思います。
貴団体のいっそうのご活躍を祈念申し上げます。

◆山下泰子(大学名誉教授)
はむねっとさん、頑張ってください。私も非常勤講師を掛け持ちしていた苦しい時代がありました。巧妙に仕組まれた非正規雇用の問題点を指摘し、その声を国会に届け法改正に結びつけてください。年収200万円では、非正規の女性たちは生きていけません。

◆池田恵理子(wam)
不正義は永遠には続きません。極めて困難な状況下での女たちの怒りと悲鳴に心から共鳴し、その果敢な闘いを支持します。

◆しま ひでひろ(あるくラジオ)
公務非正規女性の現状を、改善する運動がさらに進むことを切望します。

◆高橋 峰子((一般社団法人)相談員、公認心理師)
長年このような理不尽で差別的な雇用形態が放置されていることに怒り心頭! 当事者の声や力が不足していたのなら、いま声をあげ力を示そう!!

女性の社会生活活動部フルード
ひとり親家庭の支援活動をしている任意団体です。子育て中の方、子育てを卒業した方、単身の方、官民問はず、根本的な問題にはそれぞれの立場からみなで声を上げることが必要だと思い、貴団体の活動に強く賛同いたします。

◆全統一千葉市非常勤職員組合
はむねっと1周年、あらためて連帯の意を表します。
私たちの組合も労使交渉で雇用継続について前進しました。
当事者同士つながり、仕組みを知り、粘り強く話し合うことは本当に大事ですね。
まさに「ひとりじゃない!」 これからも共に頑張って参りましょう。

◆連帯労働者組合板橋区パート
一周年おめでとうございます。私たちは板橋区に働く「非正規」労働者の組合です。区に「労働条件改善・労働基本権保障に関する要求書」を提出し雇用の安定・均等待遇を求めています。はむネットのアンケート結果を区や地域に向けて活用させていただいています。一般職会計年度任用職員制度の廃止を皆さんと共に取り組んでいきたいと思います。

◆非正規まき労(図書館司書(会計年度任用職員))
「はむねっと」ができてくれて1年、当事者として本当に心強いです。ありがとうございます*フェアで、SDGsで、安心して暮らせる公共サービスが保てる社会へ
これからもつながってまいりましょうp(^^)q

◆笹川あゆみ(大学非常勤講師)
「非正規職」の女性たちに多くを頼りながらも、「一人前の労働者」としての待遇や評価を全く考えないという雇用する側の態度が、あまりにも頑強だと感じています。声を上げ続けていきましょう。

◆五嶋耀祥・NPO北海道ネウボラ(社会起業家)
ワンオペ育児のため子育ての便り先がなく乳幼児期からパート勤務で働くしか選択肢がなくなってしまいました。
フルフル働けて月に12-14万、子どもの行事や病気などあるときは9万ほどの時もありました。扶養なのに社会保険料、健康保険も引かれます。
現場ではITのプロジェクト統括、開発などもしていました。
高学歴、有資格者の仲間たちも年収はみんなほぼ100万円台、優秀な人材の能力搾取が公務員の非正規雇用の実態です。
このような不利益のある格差社会はただちに是正すべきです。

◆匿名希望(男女共同参画センター職員)
わたしの職場においても、正規職員と同じ、あるいは正規職員には担えないような職務を遂行しているにもかかわらず、退職金をはじめ賞与も昇給も大幅な格差が付けられている現状に、大きな怒りを抱いています。非正規職女性を支援する立場であるにもかかわらず、自らの職場でその理念を実現できないことに、おかしい以外の言葉が出てきません。日本中あらゆる公務現場で、こうしたことが起きているのだと思います。微力ながら、現状を変えるためにわたしも考え行動していきたいと思います。

◆草谷桂子(日本児童文学者協会・静岡図書館友の会)
日本の図書館は非正規の職員(特に女性)の献身的な働きに支えられています。
利用者は見ています! 
分かっています! 
応援しています! 
労働に見合う待遇を!

◆白井則邦(酒々井町議会議員・司法書士)
安定した社会生活を維持するために必要な公務を担う方が、不安定かつ低賃金な労働を強いられていることはおかしいと思います。
また、女性が多い職種が非正規化されていることが多いのも、大きな問題です。
継続した公務を維持するためにも、安定かつ不自由なく生活できるだけの賃金は不可欠だと思います。

◆二階堂祐子
賛同します。自分のできることに取り組んでいきます。

はむねっと語り場 vol.3

日時|2021年12月18日(土)10:00~12:00
場所|ポット出版会議室+オンラインZoom
参加者|11名
内容|係争中でもあるので、詳細は、当日語り場に参加された方どまりとさせていただ
きました。

ヌエック・フォーラム/ワークショップ開催報告

「公務非正規労働従事者への緊急アンケート」から見える公共サービスの課題 開催報告

12月5日(日)14:00~16:00に開催しました。多くのご関心ある参加者を得て、充実した情報交換・交流の時間となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

当日のプログラムは、こちらから。はむねっと当日報告資料はこちらから。

ヌエック・フォーラム/ワークショップ(オンライン)

「公務非正規労働従事者への緊急アンケート」から見える公共サービスの課題

ワークショップ「公務非正規労働従事者への緊急アンケート」から見える公共サービスの課題
◆日時:12/5(日)14:00~16:00(申込締切:12/3・金)

◆プログラム
第一部はむねっとからの報告:「公務非正規労働従事者への緊急アンケート」、「追加・インタビュー調査」、コロナ禍および新たな制度である「会計年度任用職員」をテーマに報告します。
第二部リレートーク:公務非正規労働従事者一人ひとりの声を集めて 当事者からのなかなか発信できない声を集めます。
第三部ディスカッション:公共サービスの持続可能性を考える持続可能な公共サービスへ、知恵を集めて考えます。

◆参加方法/申込
国立女性教育会館(NWEC ヌエック)「男女共同参画推進フォーラム」特設サイトを閲覧してください。
「男女共同参画推進フォーラム」特設サイト閲覧には「参加登録フォーム」からの参加登録が必要です。参加登録を行うと各プログラムが視聴できます。
男女共同参画フォーラム・特設サイトへ! https://forum.nwec.go.jp/

・特設サイト内の「はむねっと」ページ
https://forum.nwec.go.jp/programs/no19/

第13回なくそう!官製ワーキングプア集会 反貧困集会2021

★ユーチューブライブ配信決定★

くい止めよう公共の崩壊 続くコロナ禍で考える私たちが求める
まっとうな働き方&持続可能な公共サービス

◆日時:2021年11月21日(日)13:00~16:30/開場12:30
◆会場:としま区民センター7階 701~703会議室
 豊島区東池袋1-20-10 JR池袋駅東口から徒歩約7分
◆参加費(資料代):500円
※当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため座席間隔を設け、十分な喚起を行いながら開催します。

地方自治体では、昨年4月に「会計年度任用職員制度」が導入され、非正規の働き手の雇用が一層不安定になり、均等待遇には程遠い賃金・休暇制度、パワハラやマタハラも広がっているという報告が、各地から上がっています。
一方、コロナ禍が続くなか、国、地方自治体、また民間委託職場などで働く非正規労働者が、このような働かされ方はおかしい、このままでは公共サービスそのものが瓦解すると、声を上げ、ニュースなどでもたびたび話題となった一年でした。
そこで、今年はコロナ禍で明らかになった「公共サービスの脆弱化」と「公務非正規労働者問題」とをむすびつけ、崩壊しつつある公共サービスとその担い手である私たちの現状を訴え、改善に向けた、さらなる取り組みを提起する集会を企画しました。
是非、多くの方とご一緒に、官製ワーキングプアをなくし、安心できる公共を取り戻す取組を前進させていければと思います。

◎安心して働き/子供が健やかに育つ幼稚園を
 世田谷裁判原告から
◎公共サービスの担い手たちの声
 はむねっと調査報告から
◎私たちの生活を支える人たち
 ゴミ収集現場を支える人たち
 コロナ禍での病院の現状
◎現場からの声
 会計年度職員からの怒りの声!
 3年公募制とどう闘うか?
◎未来を展望するための提言
・世田谷裁判の取組から
・公共一般労組30年の実践の中から
・会計年度任用職員制度どう変えていくか?
・公契約条例の制定と活用を!

■(ご注意)開催方法について
会場開催と同時にWEB配信も行う可能性があります。詳しくはツイッターで随時アップしていきますのでご確認ください。また、下記連絡先までお気軽にお問い合わせ下さい。
ツイッター @rentai_suginami/@koukyouippan

賛同金を募集しています!

個人:1口1,000円(2人参加可)・団体:1口3,000円(6人参加可)
*1口以上何口でも歓迎です。

★賛同いただける場合は、以下の情報を、メールorFAXでお知らせください。
1)団体名(+ご担当者名)/個人名
2)ご住所・連絡先(電話またはメール)
3)賛同金区分(個人または団体)
4)口数
5)領収書の必要の有無
6)賛同のお名前の公表の可否

<送り先>
 ・メール:nakuso_kanseiwp@yahoo.co.jp
 ・FAX:03‐5395-5139

◆賛同金振り込み先
【口座記号番号】00180-4-603314
【口座名称】なくそう官製ワーキングプア東京集会実行委員会
(ナクソウカンセイワーキングプアトウキョウシュウカイジッコウイインカイ)

※賛同金1口につき、個人賛同では2人、団体では6人の参加ができます。
※賛同金を支払っての集会参加希望の方は、当日、直接受付まで申し出てください。

<主催>なくそう!官製ワーキングプア集会 反貧困集会実行委員会

なくそう!官製ワーキングプア 大阪集会Vol.9

アーカイブ配信:https://youtu.be/JCMAzN4SGGs

◆日時:2021年11月3日(祝)10:00~16:40
◆会場:エルおおさか(http://www.l-osaka.or.jp/
◆参加費 500 円

YoutubeURL:https://youtu.be/JCMAzN4SGGs

プログラム
「コロナ禍の先に希望をつくる~問い直そう公共サービスの本質を~」

◆分科会 10:00 ~ 12:00 (受付9:40)「受付」➡ 本館6階 大会議室にまずはお越しください。
第1分科会:会計年度任用職員制度~公務非正規問題の現状と問題解決の方向性を考える~
官民共闘を視野に入れて
(講師:川村雅則北海学園大学教授) 本館7階 701号室

第2分科会:女性非正規労働~非正規に女性が多数を占めるのはなぜか。
ジェンダー、性別役割分業。現状と改善を話し合おう。 本館6階 大会議室
ZOOM申し込みのメールアドレス kanseiwp.osk@gmail.com(この分科会のみ)

第3分科会:民間委託のあり方を問う~外部委託受託企業のコンプライアンス、発注元の責任、指定管理、包括委託の問題点は。各国で再公営化が進む。 南館10階 101号室

★ 昼食休憩 12:00 ~ 13:00

◆全体会 13:00 ~ 16:40 エルおおさか本館6階 大会議室
Part 1 地域を支えるエッセンシャルワーカー
対談~コロナ禍の今、東京と大阪の病院と保健所の現状と闘い展を展望する~
対談を受けてミニ講演:山谷清志同志社大学政策学部教授
(『地域を支えるエッセンシャルワーク』編著者)

Part 2 分科会報告と闘いの報告
① 会計年度任用職員制度の検証と学童指導員の「職務調査」の取り組みの報告
② 女性非正規公務員~全国調査とこれからの取り組み
③ 業務委託のあり方を問う、そして守口学童保育指導員解雇事件・堺学童保育事件の報告

休憩 15分

Part 3 「名ばかり個人事業主」から「雇用化」への取り組み
ヤマハ英語講師ユニオンの闘いから

Part 4 特別報告 ①世田谷区立幼稚園事務職員「偽装」事件訴訟
②19歳・ひとり親(父子)家庭で育った自分が知ったこと
総括コメント 安周永龍谷大学政策学部准教授

主催:なくそう 官製ワーキングプア大阪集会実行委員会
共催:非正規労働者の権利実現全国会議、労働と人権サポートセンター大阪、NPO法人官製ワーキングプア研究会、NPO法人働き方 ASU-NET、全国公立大学教職員連合会(公大連)、民主法律協会 連絡先06-6361-8624)、大阪労働者弁護団 連絡先06-6364-8620

はむねっと語り場 Vol.2 開催のお知らせ

公務非正規女性全国ネットワークはむねっとは、公務非正規の経験者同士が、経験を共有しあい、互いに交流すること、また、公務非正規の問題を発信していくことを目的に、語り場を開催しています。
第2回目となる次回は、ハローワーク相談員の方からお話をいただき、その後、参加者同士で意見交換、経験の交流の機会を持ちます。
みなさまのご参加お待ちしています。

◆日時 2021年7月4日(日)10時~12時
◆話題提供者 ハローワーク相談員
◆リアル会場(スタジオポット)
※会場の人数制限があるため、基本、オンライン参加をお願いします。
※オンライン参加がむずかしいなどの事情がある方はご連絡ください。
◆オンライン Zoom 申込制(※参加費無料)
◆参加申し込みフォーム
https://forms.gle/7cvjXGT1UZcEoD9P8

■お問合せ先・主催
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)
hiseiki.koumu@gmail.com

はむねっと語り場vol.1

3月20日に開催した緊急集会「官製ワーキングプアの女性たち コロナ後のリアル」に登壇してお話された学校司書の中村由美子さん。学校司書のやりがいや必要性、それから、ストライキを試みた初めての学校司書としてのお話もされました。この日は、他のスピーカーのお話もあり、限られた時間であったため、「もっと聞きたかった」という声が多く聞かれました。

そこで、はむねっとでは、改めて場を設定し、おひとりのお話をじっくり聞き、そして、お話を伺ったメンバーとの対話の場を設けようと、5月15日に、はむねっと語り場vol.1を開催しました。初回ということもあり、半クローズドの形で開催しました。

せっかくのお話ですから、スピーカーのご了承を得て、みなさんに共有できればと、はむねっとホームページ上に要約的に報告をあげることにしました。

【プログラム】進行などの案内

1.中村さんのお話

休憩

2.参加者とトーク

3.まとめ

はむねっと語り場vol.1

1.中村さんのお話

私は、現在、平日5日間、1日6時間45分拘束の、6時間勤務(+45分休憩)で働いています。以前は、非正規でも専門職として働いていたのですが、今は、会計年度任用職員という立場です。平日はすべて私が図書室にいるので、子どもたちは、図書室に行けば必ず私に会えるということになります。現在の勤務先は、児童数が約700名と、地域の中でも大規模校です。休憩時間には100人くらいの児童が図書館に押しかけ、200~300冊が貸し出されます。

学校には、たくさんの先生方がおられますが、「司書」という肩書は私だけです。子どもたちには、中村先生と呼ばれることもありますが、「司書さんと呼んでくれるとうれしいな」と伝えることで、司書という存在を覚えてもらうようにしています。子どもたちには、将来、司書が「書を司る人間なのだ」と気が付いてもらえればという希望もあります。

学校司書の仕事は、子どもたちの保護者からの「うちの子、読書をしないんです」といったご相談から、子どもが教室に居づらくて、図書室に来るときの対応まで幅広く、また学校で教える内容を超えて、子どもたちそれぞれの興味にあった本との出会いを探ることなども含まれます。読書をまったくしないだけでなく、じっと座っていることも難しかった子どもが、自分にあった本を手にすることで座って読むことができるようになったり、本を好きになったりすることが、大きな喜びです。

保健室に行くほどではないけれど、毎日開いていて毎日同じ司書がいる学校図書館は、子どもたちにとって大事な居場所です。

直接雇用で働いていることで、子どもたちのバックグラウンドを踏まえた支援や接し方をすることができます。また、使用者である教育委員会から、合理的な配慮が必要な子どもへの対応が業務の一環であるとされており、その接し方などのための専門の研修を受けることもしています。

小学校の前に、中学校で司書をしていました。その時に、今でいうパワハラとマタハラに遭い、懲罰研修を受講させられ、自主退職に追い込まれそうになったことがありました。先輩や組合の力を借りて、辞めることなく、出産をして育休もとり、職場復帰することができました。当時から6年雇い止め、6年目に再試験で受かれば、また新たに採用という形でした。試験では、一切経験は考慮しないと言われていて、再試験を受けた中で、私だけが不採用になりました。組合活動をしてものをいうから切られたと交渉し、3月末にストライキを一人で行い、再試験をうけ、ぎりぎりのタイミングで採用を勝ち取りました。

その経験から思うのは、雇用止めで泣き寝入りした人が今までたくさんいたこと、非正規とはいえ、専門職(特別職)だったことで、ストライキ権が合法であったことです。しかし、2020年度から始まった会計年度任用職員という今の立場は、ストライキ権を失ってしまっています。このことが、当事者たちにあまり意識されていないことについて、ストを打って辞めずに済んだ私は深刻に考えています。

そんな経過もあり、図書館ユニオンの学校司書分会を立ち上げて、分会長を務めています。労働運動の大切さや、私たちの持つ権利を勉強しながら、仲間を増やすとともに、処遇改善に向けた活動を行っています。

これまで学校司書として、中学校、小学校で働いてきて思うのは、そこで接した生徒たちに、「司書さんのお陰で、学校に来ることができた。図書室に来ることができたお陰で、学校を卒業することができた。もし、それがなかったら、今の私の生活はない」と言ってもらう経験をし、学校の中で、司書のいる意味を広げること、子どもたちにもワークルールを学ぶ場を提供することの必要性を痛感しています。

学校司書仲間の中には、1校に専従するのではなく、2校や3校を掛け持ちしている人もいます。でも、毎日、同じ人が図書室という同じ場所にいることが持つ意味、毎日同じところにいることで子どもたちにできる支援があることをより広い人たちに理解してもらい、利用者である子どもたちのための環境整備を進めていかなければならないと強く思っています。

2.参加者とトーク

中村さんのお話を聞いて、以下のような意見や感想、今後の課題が出ました。

  • 公務では専門性に重きを置かない。
  • 専門性と労働者性の関係、労働条件はかえって悪くなってきている。
  • 女性が培ってきた専門性を軽視、非正規公務員も職種ごとにギルドをつくり、ストライキをして待遇改善につなげないと
  • アメリカ移民労働者たちの初のストライキを描いた『パンとバラ ローザとジェイクの物語』を紹介。キャサリン・パターソン/著  岡本 浜江/訳  偕成社
  • 会計年度任用職員制度が始まり、この立場になった人からは、「ボーナスが出るようになったから、いいじゃない」と言われることも。そして、ストライキを経験したことのある人が減っていること、そもそも組合組織率が下がっていることで、団体交渉を知らない人が増えている。スト権がはく奪されていることの意味を、別途勉強会などを通じて広げていくことが重要ではないか。
  • 会計年度任用職員制度のスト権がない問題については、別の研究会でも、取り組んでいる人がいるので、連携できるとよい。
  • 「(雇用が不安定であることで)専門性が失われる」と書いたことがあったが、「専門性」の具体的内容が今日の話でよくわかった。

3.まとめ

小規模で、半分クローズドでの開催でもありましたが、中村さんのお話を聞いて、参加者は、こういった語り場の重要性を再認識することになりました。今後も、はむねっと語り場を継続していければと思った次第です。

集会関連報道・記事

連合通信 隔日版 3月25日号 誇り持って働き続けられるか/自治体職場の非正規公務員/コロナ禍と会計年度職員制度で

(通信記事より)

◇手取り10万円では無理 藍野美佳(婦人相談員)
 家庭内暴力(DV)に関する相談が多く、行政が命の最後のとりでになっている。当事者の人生はそれぞれで、支援内容にマニュアルはなく、さまざまな知識とスキルが要請される専門職である。私は週30時間働き、手取りで月10万円ほど。8年働いているが、昇給も退職金もない。それでも自腹で書籍を買って勉強し、研修も自費で受けてきた。コロナ禍の下、DVや虐待はもっと増える。当事者と伴走するためにも学習が必要で、月10万円ではとても無理。やる気だけではできない仕事だ。賃上げを交渉してみたけれど、却下された。被害者のことを考えると、この仕事を辞めたくはない。でも転職を考えざるを得ないかもしれない。

◇委託で利用者置き去り 中尾光江(守口市学童保育員労組書記長)
 学童保育の指導員というと、「子どもと遊んでいるだけ」とみられがちだが、子どもたちの成長に関わる専門性の高い職業だと考えている。
 一昨年、共立メンテナンスに民間委託された。昨年3月には、学校が一斉休校になる中で学童は、非正規職員とアルバイトだけで開いた。消毒用アルコールもマスクも不十分で、子どもたちの感染防止に必死になって働いた。
 そんな時に雇い止めを通知された。「会社に反抗的」など身に覚えのない理由だった。誇りを持って働いてきたのに、くやしくて、つらくて。
 現場は子どもや親が置き去りになっていて、緊急事態宣言下ではおやつも出なくなったと聞いている。
 雇い止めされた職員のうち、ベテランの10人は裁判提訴し、労働委員会にも申し立てて闘っている。

◇市場化と福祉両立せず 三浦かおり(介護・福祉ユニオン共同代表)
 保育士からの相談を多く受けている。この20年で株式会社の参入や民間委託などの市場化が進み、現場に影響している。
 コストカットが重視されるようになった。1人で多くの子どもの面倒をみることになって余裕がなく、怒鳴ってしまうことも。おもちゃを買ってもらえなくなったとか、栄養士作成のメニューをやめたため、子どもの食が進まなくなった話も聞いている。そんな事態が広がっている。
 最近は、保育の質が壊されることに異議を唱える動きも起きている。ストを打つ職場が出てきたし、団体交渉で増員を実現した成果もある。
 コスト重視だと、突然閉園することがある。私たちは父母と協力して自主運営し(次の園が決まるまでの間を)つなぐこともした。市場化と福祉は相反するものではないか。根本的に問い直す時期に来たと思う。

◆非正規公務員「副業ないと生活できない」コロナで増す負担と1年雇い止めの恐怖
飯島裕子 | ノンフィクションライター
3/23(火) 8:21

◆NHK 非正規公務員「新型コロナ影響で業務負担増 待遇改善を」
2021年3月21日 13時03分