はむねっと3周年ハイブリッド集会 当日資料

★プログラム★
第1部:13:00~13:30 
はむねっと3年間の活動から、今後に向けて 3年目調査の報告ほか

第2部:13:35~15:00
講演「専門職非正規の不自由とジェンダー」
講師:廣森直子さん(大阪信愛学院大学 教育学部)
第2部資料

第3部:15:10~16:40
現場の声/組合での取組ほか
・学校図書館司書120人の正規職員化を要求(野田千佐子さん/鹿児島市職員労働組合)

・学校司書の専門性を訴え続けて(林綾子さん/上田市小中学校図書館職員労働組合)

・会計年度任用職員の病気休暇について(神田まきおさん/全統一千葉市非常勤職員組合) 
市民の声

・サービスの受け手としての市民(佐久間美紀子さん/図友連) ほか

リレートーク
・Aさん(恣意的な雇止め/会計年度任用職員)
・Bさん(3年公募/期間業務職員)ほか

※追加報告「『2024ILO専門家委員会報告書』で、大きな前進が」

3周年集会アピール

3周年集会 賛同メッセージ

※メッセージをお届けいただき、ありがとうございます!
※届けていただいた賛同メッセージについて、ご本人の希望を確認した上で、お名前・ご所属を含め掲載させていただいています。(変更等の必要がある場合は、どうぞご連絡ください)

会計年度任用職員は、待遇、雇用条件を良くするために意見交換しましょう! 匿名希望

特に女性にとって深刻な問題だと思います。活動、応援しています! 岸田花子(民放労連委員長)

ILO100号条約の国際基準に基づく職務評価の実施により、非正規と正規の差別を是正して公平な賃金が獲得されることを望んでいます。公務現場で職務評価を実践することは、波及効果が高いと考えています。 屋嘉比ふみ子 ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス(PECO)

はむねっとのみなさま、3周年おめでとうございます!
みちねこサロンを通じ、非正規学校司書のみなさんのためにご尽力いただき感謝しています。続けていくことが大切だと思っています。微力ですが、私もできることをしていきます。どうぞ、よろしくお願いします。 みちねこ

共に頑張れたらと思います。板橋区の児童館の指定管理委託が出されていますが、会計年度任用職員の確保に取り組んます。 (連帯労働者組合板橋区パート)

はむねっと3周年おめでとうございます。/私は労働組合の職員で、会計年度任用職員のみなさんから集めたアンケートの集約を担当しています。/アンケートには、自分の仕事へのやりがいや誇りとともに賃金の低さや雇用の不安定さに悩む声が数多く記述されています。/とりわけ切なくなってしまうのは、そうした「不満や不安を口にすることで、公募に際して再度の任用がなされなくなるのではないか」と恐怖すら抱いている当事者が少なからず存在することです。/会計年度任用職員として働いている方々の事情は様々ですが、安心して働きつづけたいという願いは共通していると思います。/これまで、当事者を含むさまざまな個人や団体のとりくみが重なって、給与改定の4月遡及や勤勉手当支給を実現してきましたが、今後もそれぞれのとりくみが連なれば、さらに多くの願いを実現する確かな力となるはずです。/はむねっとの先進的なとりくみに学び、労働組合でも会計年度任用職員制度の改善を進める運動に力を尽くしたいと思います。 匿名希望(労働組合職員)

使い捨て雇用を無くすための連帯は重要です。 持田 誠(博物館学芸員)

当会の会員は全国で男女共同参画センターや行政などで女性相談、DV相談、性暴力被害者の相談、子育て相談など様々な分野の相談業務に携わっています。現場で相談者に寄り添いながらジェンダーの視点で相談者をエンパワーメントする相談の仕事に誇りを持ち、悩みながらも経験を積んで来ています。しかし、会計年度任用職員であるということで雇用が継続されず、経験が十分に評価されず、労働条件の改善も見通せないと状況では、とても持続可能な働き方とは言えません。志はあっても相談の仕事から離れざるを得なくなったり、ジェンダーの視点のある経験を積んだ相談員による相談支援を提供できなくなるという相談者への不利益にもつながっています。日本フェミニストカウンセリング学会としてもこの問題にしっかりと取り組んでいきたいと考えています。いろいろ教えていただきながら一緒に活動していけたらと思っています。 NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会

多くの現場の声を広く発信していただきありがとうございます。発想力と行動力に大いに刺激を受けています。今後も共に頑張りましょう! 全統一千葉市非常勤職員組合

専門性が高く、地域社会の基盤を担っているにも関わらず、介護などケア労働と並んで女性の仕事ということで軽視され続けたのが非正規公務員など公務公共非正規の皆様の仕事です。春闘では5%、7%という賃上げのニュースも出ていますが、介護の賃上げは2.5%。非正規公務員は遡及改定をされない労働者、3年、4年で雇止めという会計年度任用職員と、明るいニュースから置きざりにされています。しかし、このままでは広島も日本も県民、国民のくらしという基礎から崩壊してしまいます。連帯して状況を改善し、市民、県民、国民の手に広島を日本を取り戻すヒロシマ庶民革命をともに進めていきましょう! さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主・介護福祉士)

資格や経験値のある女性を非正規雇用として低賃金で不安定な労働条件で雇うことは許されません。男女比が7:3とあまりにも正規公務員と比べて女性に偏っている点を見ると、会計年度任用職員は公務職場における新たな男女差別賃金だと考えます。長期的継続的に必要な業務に非正規職員を割り当てている現状は、公務員削減の結果であり、行政サービスが低下していることになります。正規化や無期雇用によって、尊厳ある働き方と豊かな行政サービスを国・自治体は保障すべきだと考えます。 I女性会議中央本部

わたしたち愛労連は、「はむねっと」のみなさんとのつながりを大切に、「ジェンダー平等」な社会と職場をめざすとりくみを力強くすすめます。「非正規公務員制度」は、この国の「ジェンダー不平等」の象徴のような制度です。調査・研究からエビデンスを導き出し、幅広く改善を促してみえた「はむねっと」のみなさんのとりくみに、こころから敬意を表すとともに連帯します。一日も早く雇用不安を抱え声をあげることもできない非正規公務員を公務職場からなくし、基本的人権(労働者としての権利を含む)が保障される制度への転換をめざしましょう。 西尾美沙子・愛知県労働組合総連合(愛労連)

行政が不安定雇用を先導する会計年度任用職員制度。この制度は公共を壊します。もしかしたら、「行政がやってんだからうちも」と、民間でも非正規差別に拍車がかかるかもしれません。この問題は私たちの問題です。はむねっとの活動に敬意を表し、これからも応援します。 鶴丸周一郎(名古屋ふれあいユニオン)

大切にされない公務員が市民を大切にできるのでしょうか。それでも市民を大切にしようという非正規公務員は自分を大切にできるのでしょうか。 (匿名希望)

 がくろう神奈川です。昨年2周年の集会では、学校で働くたくさんの「非正規」職の労働者の問題と、臨時的任用の学校事務職員の無期雇用転換を求める組合の取り組みについて報告させていただきました。ありがとうございました。
 はむねっとの取り組み等により、「公務非正規」の問題がようやく明確になり、誰もが知るところになりましたが、問題山積みの状況が明らかになってもまったく改善されないことに大きな怒りを感じます。
 もう待ったなしです。理不尽な雇い止めを、制度的に合法化する会計年度任用制度はまず廃止させたいです。地域の暮らしを守る公共サービスを取り戻すためにも、その担い手である「公務非正規」労働者の労働条件の放置は許されません。「非正規」公務員にまっとうな賃金を支払え!女性を安く使い捨てるな!いっしょに声をあげていきます。 学校事務職員労働組合神奈川(がくろう神奈川)

 学校事務職員の労働組合の全国ネットワークです。はむねっとのみなさんの3年間の闘いに敬意を表します。当事者のみなさんが声を上げることで、ようやく「公務非正規」の問題が社会的に認識されるようになったと思っています。それが「女性」の労働の問題であることを可視化したと言う点でも画期的でした。
 本来であれば、正規職員として雇用しなければいけない職を、政策的に会計年度任用の有期雇用労働者とする、最低賃金並みの賃金しか支払わない。こんな雇用の仕方は民間でも許されないし、公共の職場からこそ、不安定雇用を無くして、社会を変えていくべきです。
 問題ははっきり見えています。これ以上の放置は許されないと思います。待ったなしの闘いをいっしょにやっていきましょう。 全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連) 

公共サービスの民営化等に反対しています。公共サービスは、私たちのライフラインを支えるものとして、誰もに公平にひらかれていなければならないと思っています。住民サービスの最前線を担う自治体の労働者の多くが不安定雇用の労働者で、しかもまたその多くが地域で暮らす女性労働者だなんて笑いごとではすまされません。この春も理不尽な雇い止めの知らせがたくさん届いています。公共サービスの劣化を許さず、人々の生存・人権を保障する「公共」を取り戻すために、まずこの理不尽な会計年度任用職員制度の廃止を求めていきたいと思います。公務非正規の労働者にまっとうな賃金を払え!理不尽な雇い止めをやめろ!パワハラやめろ!はむねっとのみなさんに連帯し、ともに声を上げていきます。 ATTAC Japan 公共サービス研究会

3周年おめでとうございます・活動に敬意を表し、会計年度任用という雇用身分制度の問題を指摘し、働き生きる権利を求めている皆様に連帯します。 わくわくシニアシングルズ

「雇用ではなく任用だから、煮て食おうと妬いて食おうと勝手」という非正規公務員(その多くは女性)へのひどい扱いを、社会問題としてここまで顕在化させ、着実に前進させてきた皆さんのご奮闘に深く敬意を表します。泣き寝入りしないですむ職場、社会にするため、これからもお力添えください。 ユニオン習志野

「はむねっと」の3年間の奮闘に敬意を表します。分けても、現場で働く非正規雇用の公務員(司書も含めて)の声を集めて、低賃金で不安定雇用の非正規の司書が図書館を支えている事実を社会に知らしめたことは大きなことです。学習権と知る権利を守るべきこ国の教育基盤がいかに貧弱であるかを露呈させました。非正規の司書の「やりがい」を搾取し、彼らの暮らしを台無しにしてきた国や自治体の責任は少なくありません。非正規の公務労働者の立場に立って要求すべきことを国や自治体に訴えることは、サービスを受ける側の暮らしを支え、豊かにすることにつながるのだと認識しなくてはならないでしょう。「はむねっと」の戦いは私たちの暮らしを守る闘いでもあるのです。司書の正規雇用が実現し、サービスの対価として当然受けるべき待遇が守られ、安心して働ける社会となるよう共に声を上げ闘っていきましょう。 松島 茂(東京の図書館をもっとよくする会)

地道な活動に敬意を表します。賃上げが声高に叫ばれる現在、ひとりひとりの尊厳が守られる雇用をこそ求めていかなければならないと思っております。 東京大学教職員組合員 S.A(匿名イニシャルにて)

公務労働に就く人が安心して働き続けることができるようにすることは、市民へのサービスの質にもつながる大事なことです。その視点でしっかりと取り組んでいきます。 東京・生活者ネットワーク

公共サービスを担っている人たちの雇用は、何よりも安心して働けること、一人で暮らしていける処遇であることが必要です。また、公務非正規労働者が担っている業務の多くが対人業務、人間をケアする仕事こそ命がけで守られなければなりません! 女性ユニオン東京

はむねっと3周年の活動に敬意を表します。
地方にいるとリアルな集会に参加するのは難しいですが、YouTube等の皆さんの声を励みにして、毎日、諦めずに業務を行っています。
会計任用職員であっても、命の危険と向き合うような相談業務を行っています。4月から困難女性支援法が施行されるにあたり、地方議員さんから議会質問をされているところもありますが、答弁は相談員の仕事の成果を職員がやっているかのようなものであったり、提出されるデータもいい加減なものばかりで呆れます。現場で相談に当たっている会計任用職員への聞き取りは一切なく、どんな相談業務を行っているか知らない管理職が筋の通らない作為的なデータを用いて答えるのです。このようないい加減な質疑答弁でも、議会報告として聞いた市区町村民は正しいことのように受け取り「会計任用職員の相談員は処遇改善されているのに文句ばかり言う」と思うのではないでしょうか。
これがまかり通り、困ったときに何の助けにもならない行政になってしまったとき、一番困るのは「困っている市区町村民」です。どうか、市区町村民も自分事として考えて下さい。専門相談は、異動のある職員では担えません。 匿名希望(自治体女性相談員)

同一労働同一賃金は当然のことですが、今は最低限の保障を何としても獲得する運動が絶対的に重要です。職種を越えて互いに協力しなければ、さらにひどい状態に追い込まれます。協力が大きくなれば、それを乗り越えて前進すると思います。はむねっとがそれを強力に押し進めていることに敬意を表します。微力ですが協力します。 池沢昇(東京の図書館を図書館をもっとよくする会)

非正規公務員の世界はプラックホールです。この闇を広く世間に知らしめ、変えていく為、私は参加します。非正規公務員の無期転換の為に!! (匿名希望)

新制度が始まって4年。公務職場の実態に合わぬ同制度への批判が各地で噴出している中、皆さんの取り組みがますます重要になると感じています。ネットワークを広げながら頑張っていきましょう。 川村雅則(北海学園大学教授、NPO官製ワーキングプア研究会理事)

はむねっとのみなさん、3周年集会、おめでとうございます。いつもありがとうございます。正規も非正規も関係なく、力を合わせてこそ、いい仕事ができます。格差をなくし、安心して働き続けられる職場をめざして奮闘していきましょう。
 自治体職場では、相変わらず会計年度任用職員さんが、差別的待遇を受けている職場が少なくありません。「正規も会計年度任用職員も、一緒に住民のいのちとくらしを守る役割を果たしている仲間だから、格差是正の取り組みをすすめよう」と話をしていますが、まだ十分に浸透していません。なんでも電話相談では、さまざまな声にショックを感じることが多くあります。継続し続けること、仲間を増やすこと、世論を広げることが重要と感じています。
 これからも、よろしくお願いいたします。 長坂 圭造(自治労連愛知県本部)

持続可能な公共サービスを目指して!ご一緒に進みましょう★ NPO法人参画プラネット

公務労働を担う非正規職員のみなさんが、業務に見合った賃金を得られ、やりがいを持って働き続けられる社会になるよう私たちも連帯していきます。 全国フェミニスト議員連盟

あっという間の3年。さらに共感をひろげていきましょう! Labor Now

非正規公務員という働き方が、新たな身分制度を作り出し、その多くが女性であることが、大きな問題。変えていきましょう。 塚田ひさこ(豊島区議会議員)

自治体で会計年度任用職員をしています。コロナ禍以降、リモートワークやデジタル化が職員の間では少しずつ進んできているのに、私たちにはアカウントも権限も与えられません。非正規職員の権利が制限されるのは、当然のことなのでしょうか?勤務形態や採用方法が違うからといって、必要な情報が与えられないのは受け入れなければならないことなのでしょうか?同じ現場で仕事をしているのに、理不尽なことばかり。 匿名希望(自治体事務非常勤)

これからも頑張りましょう! 江川 あや(旭川市議会議員)

昨年に続き集会に賛同します。社会教育にかかわる職員も相変わらず不安定な条件での働き方を強いられている実情があります。はむねっとの幅広い取り組みに連帯します。 社会教育推進全国協議会

地道な取り組みに敬意を表します。安心できる生活を保障しない働かせ方が結局は国を疲弊させることに、為政者はなぜ気が付かないのか、不思議でしょうがありません。すでに色々な問題が顕著になっているのにね。 菊池 保夫

公務非正規女性の労働条件が労働者として適正なものになることが、わが国の労働者の労働条件が人間の働き方としてふさわしいものとして底上げされることになることを正規労働者と共有し、運動を進めていきましょう。 中村 和雄(弁護士・非正規労働者の権利実現全国会議)

1990年代に自治体非常勤職員として働き、賃金差別裁判をしました。会計年度任用職員になって、自治体が女性の労働を細切れにし使い捨てる仕組みが作られてしまったと思います。会計年度にかかわりなく安定・継続して働き続けられる、均等待遇の仕組みが必要だと思います。 平川景子(女性ユニオン東京・明治大学)

女性が我慢しなくていい社会、想像するだけでわくわくします。一緒に実現していきましょう! 佐野ひろみ(西宮市議)

これからも、ともに闘っていきましょう! 連帯労働者組合・杉並

現在の雇用と労働をめぐる構造的なジェンダー不平等と不正義が凝縮されているのが公務で働く非正規女性労働者の問題だと思います。これでは未来は続きません。ケア・エコノミーの観点にも立って、すべての人のwell-beingを実現するための公共サービスが公正な形で保障される社会が必要です。 三輪 敦子(アジア・太平洋人権情報センター/SDGs市民社会ネットワーク)

公共を支える皆さんの働きを応援します。 井上悦子

労働崩壊を公務労働が率先して行っている…許してはなりません。 上野千鶴子(社会学者)

はむねっとさんの活動をいつも陰ながら応援しています。私自身、公務非正規職員として、現場の最前線で働いています。しかしながら、心ある優秀な非常勤職員たちによって、何とか支えられている自治行政の現状、公共サービスの脆弱さに、明るい未来を感じる訳もなく、年度末で退職することを決めています。
公的な仕事に憧れがありましたが、完全に失望しました。民間の方が、常に生き残りをかけて組織として努力しています。国が年月をかけて率先して進めてきた公務非正規の拡大、それによる崩壊がすぐ目の前に、もうすでに起きています。会計年度任用職員という、悪しき制度の結末は、この国の未来を滅ばすことでしょう。勝手に制度変更され、私は、もう二度と会計年度任用職員として働きたくありません。
私は初めて職場で、子どもたちの前で、泣きました。具合が悪くて早退したいのに、それすら、スムーズに対応してくれない現状に、「このままだと殺されてしまう」という命の危険を感じました。そのときの出来事が決定打となり、退職を決断した次第です。
高い専門性が必要となるケアワーカーの職を、ほぼ完全に会計年度職員へと移行させている自治体の姿勢に、強く抗議します。
人の命と安全、人生を担う職に対する軽視した姿勢は、人権軽視を認めていることと同じです。行政が、そんな姿勢で良いのでしょうか?はっきりと、「間違っている」と私は言います。はむねっとの皆さまと連帯し、心を一つに、大きな力となり、声となり、変革を願っています。「一人ではないよ。」この言葉を私は支えに、なんとか生きています。もし、自分を失いかけている誰かがいたら、この言葉を贈ります。「支え合いましょう。一人じゃないよ。」 (匿名希望 放課後児童支援員)

3年に亘り実施されてきた、実態調査や各方面への提言・要望など、会計年度任用職員の待遇改善に向けた様々な活動に対し、敬意を表します。今後の更なる取組を応援してまいります。 コムノオト

はむねっと発足三周年、おめでとうございます。
本紙は社主のさとうしゅういちが現役の広島県庁の正規公務員だった2006年頃から非正規公務労働者の裁判闘争支援などに取り組んで参りました。非正規公務員の問題は正規公務員の問題でもあり、なにより住民の問題であると考えていたからです。当時から社主が抱いていた懸念はいまや、現実のものとなり、行政サービスの将来にも暗雲が垂れ込めています。会計年度任用職員制度が2020年度に導入されていますが、非正規公務員の使い捨てをむしろ促進する結果になっています。労働基本権もむしろ従前より制限されるなど厳しい状況です。
本紙社主のさとうは現在は現役の介護福祉士です。介護現場もまた極めて厳しい状況です。
非正規公務員の皆様は高い専門性にもかかわらず使い捨てにされるという理不尽な状況におかれていますが、介護労働者もまた専門性の割に、異常な低賃金状態に置かれてきました。非正規公務員を使い捨てにしてきた政治と介護現場の惨状は地続きです。
一方で、市民・県民の間でも、ここ20数年の行政サービスのカットに疑問が広がり、岸田政権すらコストカット型経済からの脱却を訴え始めています。いまこそ、公務労働者、そして市民・県民がスクラムを組んで行政サービスの維持・充実に全力で取り組んでいくことを本紙が全面的にバックアップして参ります。本日は誠におめでとうございます。 広島瀬戸内新聞

3年に及ぶ「はむねっと」のみなさんの行動を支持し強く連帯します。 中原純子(全労協女性委員会)

はむねっと3周年にあたり改めて「全国に散在する官製ワーキングプアの女性たちよ!団結せよ!」との思いに強く賛同し共に行動します。 全労協女性委員会

困難を抱える女性への支援に関する法律の施行、基本計画の策定、基本計画の実行を確実なものにするためにも、現場に携わる非正規の相談員等が正規職員として働けることが必要だと思います。会計年度任用職員制度を変えていくためにも、本集会や、計画策定へのパブコメなど、あらゆる機会に声を届けていきましょう。 山口洋子(認定NPO法人男女共同参画こしがやともろう)

雇用の劣化に公共が加担しているのが、現在の仕組みです。女性の労働が、まるでたたき売りされているように感じます。 まきけいこ(市民ネットワーク千葉県)

私のつれ合いは、20年前に妊娠を理由として非常勤職員の任期更新を拒否されました。当時こんなことは絶対に許されないと思いましたが、声を上げたくないという、彼女の意向に沿う形で気持ちを収めました。しかし、その後も、色々な方の社会保険料を節約するための空白期間の設定、あいも変わらず妊娠を理由とする雇止め、期待権を生じさせないために3年や5年での雇止めなど、弱い立場に乗じたセクハラやパワハラなど理不尽なこと見聞きしてきました。
絶対にこんな理不尽なこと許さない社会や制度にして行かなくてはならないと思います。微力ですが、私もがんばります。 (匿名希望)

女性相談業務を自治体で非正規公務員として行っていました。ジェンダー不平等の社会で複合的な問題で苦しみ生きずらさを抱えている女性は非常に多く、女性相談員は経験や幅広い知識が必要で極めて重要です。にもかかわらず多くが有期で時間も短く、非正規雇用であることは、働く側にとっても、相談しサービスを受ける市民にとっても全く望ましくなく問題です。正規雇用となるよう声をあげていきましょう。 青木延恵(北区議会議員)

非正規雇用の改善は、労働者の人権、安定したくらし、ジェンダー平等、経済と社会の活力の回復につながるものだと考えます。働く現場からの声と行動に心から連帯し、ともに歩み、希望ある社会をめざしたい。 山崎たい子(東京都北区議会議員)

非正規公務員として暮らした頃の、先のことを考えられない「不安定」さを忘れられません。今の自分の「安定」した暮らしが、多くの非正規雇用の方々の「不安定」の上に成り立っていることに、忸怩たる思いです。今日一日だけでなく来年の、10年先、30年先の再生産を可能にする賃金・待遇を望むのは労働者の権利です。 むらき数子

仕事ぶりを周囲に高く評価されていた職員さんが契約を切られ、皆と一緒に経営側に何度抗議しても通らなかった経験がいくつかあります。当事者のかたにも申し訳なく、そのかたたちの抜けた穴も大きくて、百害あって一利なしの更新拒絶がこの日本でおこなわれ続けてきたと実感します。皆さんがたの粘り強い運動、世論喚起の努力に敬意を表します。 北 明美(福井県立大学名誉教授)

活動に賛同し、敬意を表します。私は不安定な働き方をしているけど、「自ら選んだ」部分もあります。でもそうやって「自己責任」のように思わされるのも、ほんとは違うのでしょう。 松波めぐみ(非常勤講師、登録ヘルパー)

専門性高い公共サービスを担う方々が、不安定で安い処遇でになわれていること、この矛盾を可視化してくださってありがとうございます。 小枝寿美子(千代田区議会議員)

私自身は非正規でない公務員ですが、総務省などの圧力があるとはいえ専門職を非正規職へ追いやる圧力に反対し、非正規職員と正規職員の利益相反を解消し、両者の真の連帯を目指すべく、協力したいです。 福波和尚(東広島市職員労働組合)

公務非正規女性の権利が守られないということは、私達の暮らしを支える柱が壊れ、底が抜けるということです。 柏原登希子(ふぇみん編集部)

当事者・労働組合・運動団体が連携してさらに公務非正規問題を可視化していきましょう。
NPO法人働き方ASU-NET

当市は非正規職員数が半数を超えています。窓口、保育士、司書、男女共同参画などは、ほぼ女性。管理職も男性多数。ジェンダーバイアスの上に成り立つ行政職務です。土日夜間勤務も押し並べて一律賃金です。上記職はセンター業務のため、我々が土日祝勤務でも正職員は休み。私たちは休日土日の休みもまともにとれません。理不尽ながら、仕事には使命を感じています。少しでも改善されるよう願い、はむねっとを応援しています。(匿名希望)

会計年度任用の制度設計は、実態を調べるほどに不条理な制度だと思います。自治体での市民サービスの最前線にいる非正規・会計年度任用職員が安心して働ける環境にすることは、より良い公共サービスにつながります。また、専門職が特に公務非正規化している現状は、若者が専門職に希望を持てなくなる未来につながることに、大きな危機感を覚えています。
公務非正規の改善は、すべての人の安心につながります。力を合わせて制度改善を求めていきましょう。 高木さとこ(狛江市議会議員)

はむねっとの活動はとても重要な活動だと思います。応援しています。 鈴木雅子

はむねっと発足3周年 ハイブリッド集会 あきらめずに声をあげよう!全国の公務非正規労働者よ!新しい、わたしたちの未来をつくろう!

★賛同フォーム:https://forms.gle/6YmB8J8KuQzx3Woh8
これまでに寄せられたメッセージはこちらから。
当日資料
アンケートを是非ご記入ください。

コロナ禍がはじまった2020年度末に開いた緊急集会を機に“はむねっと”が立ち上がり、今年で丸三年になります。この間、私たちは、毎年の調査、要望書の提出、集いの開催と、ゆるやかなつながりのなかで、できることを模索し、活動を重ねてきました。

この間の活動を共に担い、さまざまかたちで支えてくださったみなさんに、心より感謝と連帯をお伝えします。

公共サービスを支える“基幹的”で、“恒常的に必要な仕事”を、不安定な働き手が、自らの将来にも大きな不安を抱えながら、ぎりぎりの状態で支えているような矛盾する状態は、変えなくてはなりません。そのために、この矛盾した状況を知る一人ひとりが声を上げ、つながり、さまざまなかたちで、さまざまな場所から声を上げていくことが必要です。

時に、あきらめや絶望に覆われることもありますが、きっと、未来は、わたしたちの側にあることを信じて、あきらめず、継続して、手を取り合い、さまざまな場所から、声を上げ、私たちの未来をつくる波を起こしていきましょう。

◆開催日時:2024年3月17日(日)13:00~16:45
◆開催会場:公益社団法人 日本図書館協会 研修室(中央区新川1-11-14)
 最寄り駅:茅場町駅(地下鉄東西線,日比谷線)より徒歩5分
◆開催方法:ハイブリッド開催(リアル&オンライン配信・アーカイブ配信)
リアル会場定員 100名(参加費無料)
ユーチューブURL:https://youtube.com/live/tlJoaQjAyUM?feature=share

◆集会プログラム
第1部:
 はむねっと3年間の活動から、今後に向けて
 3年目調査の報告ほか

第2部:基調講演
 廣森直子さん(大阪信愛学院大学教育学部)
  「公務非正規専門職の不自由とジェンダー」

第3部:現場からの声、リレートーク
現場からの報告
市民、議員からのメッセージなど

まとめ:集会アピール

◆主催:公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)
◆後援団体:図書館友の会全国連絡会、 公益社団法人日本図書館協会

◆賛同団体
NPO法人働き方ASU-NET
全労協女性委員会
広島瀬戸内新聞
コムノオト
認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク
連帯労働者組合・杉並
ふぇみん婦人民主クラブ
社会教育推進全国協議会
働く女性の全国センターACW2
NPO法人参画プラネット
全国フェミニスト議員連盟
Labor Now
女性ユニオン東京
東京・生活者ネットワーク
ATTAC Japan 公共サービス研究会
全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)
学校事務職員労働組合神奈川(がくろう神奈川)
学校図書館問題研究会
ユニオン習志野
わくわくシニアシングルズ
I女性会議中央本部
NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会
全統一千葉市非常勤職員組合
連帯労働者組合板橋区パート

◆個人賛同
鈴木雅子
高木さとこ(狛江市議会議員)
柏原登希子(ふぇみん編集部)
福波和尚(東広島市職員労働組合)
小枝寿美子(千代田区議会議員)
松波めぐみ(非常勤講師、登録ヘルパー)
北 明美(福井県立大学名誉教授)
むらき数子
森屋裕子
山崎たい子(東京都北区議会議員)
青木延恵(北区議会議員)
まきけいこ(市民ネットワーク千葉県)
山口洋子(認定NPO法人男女共同参画こしがやともろう)
中原純子(全労協女性委員会)
上野千鶴子(社会学者)
井上悦子
三輪 敦子(アジア・太平洋人権情報センター/SDGs市民社会ネットワーク)
橋野高明(日本キリスト教団牧師)
佐野ひろみ(西宮市議)
平川景子(女性ユニオン東京・明治大学)
中村和雄(弁護士・非正規労働者の権利実現全国会議)
菊池保夫
江川あや(旭川市議会議員)
匿名希望(自治体事務非常勤)
伊藤みどり(ホームヘルパー国賠訴訟原告)
塚田ひさこ(豊島区議会議員)
長坂圭造(自治労連愛知県本部)
川村雅則(北海学園大学教授、NPO官製ワーキングプア研究会理事)
池沢昇(東京の図書館を図書館をもっとよくする会)
匿名希望
匿名希望(自治体女性相談員)
東京大学教職員組合員 S.A(匿名イニシャルにて)
松島 茂(東京の図書館をもっとよくする会)
樫田明子
tomato
山田嘉則(医師)
鶴丸周一郎(名古屋ふれあいユニオン)
西尾美沙子・愛知県労働組合総連合(愛労連)
さとうしゅういち(広島瀬戸内新聞社主・介護福祉士)
持田 誠(博物館学芸員)
古谷高子(生活保護面接相談員)
岡田健一郎(高知大学教員)
みちねこ
屋嘉比ふみ子 ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス(PECO)
岸田花子(民放労連委員長)
岩本美砂子

◆主催・連絡先
公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)
e-mail:hiseiki.koumu@gmail.com

※はむねっと3周年集会に賛同していただける団体・個人を広く募っています。
現場の声、応援メッセージを是非お寄せください。
次のフォームから登録をお願いします。
https://forms.gle/6YmB8J8KuQzx3Woh8

※無理のない範囲で、賛同金をお寄せください。
(賛同金は、主に、集会開催にかかる経費にあてさせていただきます)
振込み先:名義 公務非正規女性全国ネットワーク
〇ゆうちょ銀行口座(普通預金) 記号11390 番号12845081
〇他行からの振込 店名一三八(イチサンハチ)店番138
普通預金 口座番号1284508

◇この間の関連記事など
◆愛知・みよし市 非正規公務員の待遇改善へ
02月07日 NHK 東海 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20240207/3000034111.html

◆非正規・民間委託の賃下げに歯止め 福岡市水道
2024年1月5日 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS1563QWS13ULFA00T.html

◆自治体の平均給与、女性は男性の「7割台以下」71・9%
…48%どまりの市も
2023年11月12日 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231112-OYT1T50008/

◆「官製ワーキングプア」非正規公務員が直面する苦境とは
2023年10月27日6:51PM 週刊金曜日 竪場勝司・ライター
https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2023/10/27/antena-1349/

◆(社説)会計年度職員 行政は正規雇用の道を広げよ
2023年10月20日 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20231020-OYT1T50017/

◆育休中も…相次ぐ望まぬ雇い止め 非正規公務員、制度導入3年
2023年10月17日 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20231017/k00/00m/010/018000c

◆非正規公務員の訴え、短編映画に つきまとう雇い止めの恐怖
「表に出せない声を代弁したい」
2023年10月9日 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/282505

◆「就職氷河期世代」国立大学院卒・手取り月11万円、副業はパン工場
40代男性「身体も心も限界です」非正規公務員の現実
2023年9月30日 アエラ
https://dot.asahi.com/articles/-/202504

◆非正規公務員の処遇改善 神戸市、年収を5割増 高知市は正規化後押し
2023年9月5日 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74173370V00C23A9MM0000/

◆非正規職員が支える図書館 運営で首長に異例の要望
2023年9月1日 日経新聞(日経グローカル)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC214GM0R20C23A8000000/

◆被害者なのになぜ退職 非正規公務員へのハラスメント調査に切実な声
2023年8月25日 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASR8S1RNKR8RULFA01H.html

◆ダブルワークでも苦しい 最低賃金ギリギリ 非正規公務員の実態
2023年8月9日 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230808/k00/00m/040/020000c

◆狭山市、図書館職員を大量解雇…22年勤務のベテラン司書を雇止め、
雇用保険も不支給の恐れ(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)
2023年7月31日 ビジネスジャーナル
https://biz-journal.jp/2023/07/post_357611.html

◆司書を22年間「切られるとは」 地方公務員の新制度「会計年度任用」で失職
2023年7月31日 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/DA3S15704333.html

◆なぜ?どうすれば? 非正規雇用2,100万人の悩み
2023年7月7日 NHK Web
https://www.nhk.or.jp/minplus/0029/topic125.html

◆会計年度任用、非正規待遇改善のはずが「官製ワーキングプア」の実情
2023年6月27日 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230627/k00/00m/040/130000c

◆「雑な扱い」知ってほしい 非正規公務員の雇用に不安 実態調査なし
労組に入れない例も
2023年4月18日 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/244712

◆官製ワーキングプア、月の手取りは10万円 女性にやりがいと待遇を
まとめ・伊藤恵里奈
2023年4月8日 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASR442H81R3VUTIL001.html

◆非正規公務員、相次ぐ雇い止め 自治の現場で変わらぬ処遇
<現場から 統一地方選2023>
2023年4月4日 北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/826958

※はむねっとでは、非正規公務員関係の記事のリストをHPに掲載しています。
https://nrwwu.com/booklist/22/

++・+++・++・+++・++・+++・+
公務非正規女性全国ネットワーク はむねっと
https://nrwwu.com/ 随時更新中

¶非正規公務員・相談先リスト
https://nrwwu.com/soudan/

第15回 なくそう! 官製ワーキングプア集会 反貧困集会2023(2023年10月15日)開催のお知らせ

 今年も「なくそう!官製ワーキングプア 反貧困集会(東京)」が開催されます。
 今回の集会では、会計年度任用職員制度・“3年公募”の実態を検証し、新たな課題や、東京都内の自治体などで予定されている“5年公募”に向けて、何をすべきかを考えあいます。 また、臨時的任用や民間の非正規で働く方など、様々な職場の仲間からの闘いの報告も企画されています。是非、ご一緒に、「官製ワーキングプア」をなくし、安心できる公共を取り戻す取組を前進させていきましょう。みなさまのご賛同・ご参加、お待ちしています!

◆開催日 2023年10月15日(日)13時00分~16時30分
◆会場 日本図書館協会 研修室(東京都中央区新川1-11-14)
 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町駅」〔1〕〔3〕出入口 徒歩 5 分 地図リンク
 JR「東京駅」八重洲中央口 徒歩約20分
ユーチューブ配信:https://www.youtube.com/watch?v=gb3TvuzPWIY

◆集会テーマ 3年公募で自治体はどうなった!?~公務職場から不安定雇用をなくそう~
◆会場参加 資料代 500円(ただし、失業や求職中の方などについては無料)
◆賛同金 個人:1口1,000円(2名参加可) 団体:1口3,000円(6名参加可)
集会賛同フォーム
※1口以上何口でも歓迎です。
※賛同金での参加を希望される方は、当日、直接受付にてお申し出ください。

【タイムスケジュール】
13時スタート 主催者あいさつ

■3年公募で、何が起こったのか!
はむねっと2023アンケートから(実行委員・はむねっと)
現職応募不採用者の検証(埼玉県の例から)(実行委員)
狭山市の雇止め司書の闘い(元狭山市会計年度任用職員・司書)

■この間の取り組み
大量離職通知書について(厚生労働省ヒアリングから)(実行委員・「連帯・杉並」)
勤務条件改善の取り組み(公平委員会へ措置要求)(実行委員・「ユニオン習志野」)    
14:40~14:55 休憩(15分)

■闘いの報告など 
郵政20条裁判で獲得したもの(郵政ユニオン)
ホームヘルパー国家賠償訴訟(原告)
労働基本権はく奪は憲法違反(東ゼンユニオン)
臨時的任用職員の雇用継続と無期転換を(全学労連)

会場からの質問と意見交換
集会アピール
閉会あいさつ(16:30)

<主催> なくそう!官製ワーキングプア~反貧困集会実行委員会(東京)
ホームページ https://nakusoukanseiwp.wixsite.com/tokyo-syukai ★随時情報更新中★
メール:nakuso_kanseiwp(アットマーク)yahoo.co.jp

「大量離職通知書」にかかわる厚生労働省との懇談会報告をまとめました

2023年7月6日にもった「大量離職通知書」にかかわる厚生労働省との懇談内容について、録音に基づき当日の要旨を作成しました。


◆懇談日時:2023 年7月6日(木)13 時~14 時
◆懇談場所:厚生労働省12 階会議室
◆参加者:厚生労働省 職業安定局 首席職業指導官室 職業紹介係長
     厚生労働省 職業安定局 首席職業指導官室 職業紹介第3 係長
     非正規公務員の雇用安定を考える懇談会 4人

1 事前質問と回答
<経過について>
① 自治体への通知が当初の発出予定(4 月から5 月にかけて)から大幅に遅れた理由を教えて下さい。
→年度末・年度当初で他の業務等もあったため。

② 総務省との調整のポイントはどこだったのでしょうか。また、調整に当たった担当組織及び方法や回数についても教えて下さい。
→厚生労働省は会計年度任用職員制度等公務員制度を所管していないため、自治体へ周知するに当たり、適切に伝わるよう(所管部局である)総務省公務員課と用語の整理などを行った。
→回数など詳細については行政内部のことであり、回答を控える。

③ 会計年度任用職員の「離職者となる対象者」の変遷理由について、改めて伺います。
「全員」 → 「公募対象者」 → 「公募不合格者」
→制度の趣旨に鑑み、対象となる範囲について実際に仕事を失ってしまう方に限定することとした。大量離職が発生した場合の対応としては、円滑な再就職支援を行うことが重要である。再度の任用がされた方についてはハローワークの支援は必要があるわけではない。また今回、30 人未満の離職についても、任意ではあるが提出をお願いしており、離職する可能性がある方まで含めて把握すると、新に離職する方への支援が滞ってしまうおそれがある。

<通知内容について>
① 自治体への周知を図る具体的な時期はいつになりますか。また、文書通知となるのでしょうか。
→来年度末に向けて計画的に対応することを指示した。自治体、労働局の状況で随時・適宜行う。
→文書だけか対面かにかかわらず、しっかり周知を行う。

② リーフレット改訂のポイントを教えて下さい。
→「大量離職通知書」を提出しなければならない場合の囲み部分に(以下)を追記。

※ただし、任用期間満了後に再度任用されることが決定された者は、離職者に該当せず、選考等の結果、離職することが確定した者が離職者に含まれます。

→囲み以外には(以下)を追記。

※30人未満の離職者が生じる場合については、「大量離職通知書」の提出義務はありませんが、一定程度の規模の離職が予定されており、再就職先が確保されていない場合には、円滑に再就職支援を行う必要があるため、ハローワークに「大量離職通知書」の提出等についてご相談ください。

③ 最終的に「公募不合格者」に絞り込まれたこととなりますが、「公募を経ずに再度任用されたもの」は「更新」と判定して、「離職者」から外した、と理解してよいでしょうか。
→あくまで大量離職通知書制度の枠組みで考えたもの。「更新」と判定したということではなく、実際に離職していないこと及び制度の趣旨を踏まえ、対象から外したもの。

④ 「提出基準に満たなくとも「一定規模」の場合は連絡する」とありますが、その目安人数と趣旨を教えて下さい。
→任意のお願いであり、目安人数を示すものではない。大量離職の趣旨に則り雇用の安定と円滑な再就職に資するものとして、幅広の提出をお願いするもの。

⑤ 「非常勤の一定規模の離職」に前広に備える、とありますが、その目安人数と趣旨を教えて下さい。
→上記④と同様に、雇用の安定と円滑な再就職支援という趣旨であり、目安人数を示すものではない。

⑥ 「今後の情勢により」、「集計を指示する可能性」とありますが、どのような情勢を想定されていますか。
→一番の目的は再就職支援が届くことであり、現時点で想定しているものがあるわけではない。統計的な集計が目的ということではない。

<今後について>
① 相当な件数が上がってくると思われますが、ハローワークの体制についてお聞かせください。
→大量離職通知書により大量離職が発生することが分かった時点で、ハローワークから労働局に報告、応援体制をつくる。雇用保険の受給資格確認の次が就職支援となると思う。その状況に合わせて人員・体制を整えていく。該当ハローワークで収まらなければ、他のハローワークから人を手当てすることもある。

② 「業務取扱要綱」は入手できますか。
→「業務取扱要領」のことであれば、公開はしていない。

2 当日の追加質問と要望
<追加質問>
① 「離職者」を再確認したい。常勤職員の「定年退職者」と「再任用退職者」、有期雇用の「期間満了退職者」は全員ということだったが?
→定年退職者も、再任用が決まっていれば、大量離職通知書の対象ではない。
→「任期付き職員」や「臨時職員」などの雇用形態には関係なく、66カ月以上働いた人が期間満了で離職する場合には「離職者」に該当する。
→自己都合退職は判断が難しいが(パワハラによる退職は会社都合)、期間満了となった場合は、自己都合退職であっても対象となる。
→支援の目的が離職者の支援であることを踏まえた変更である。

② 任用期間満了時に公募に応募したくないと自ら辞めた人も該当することで間違いないか?
→任命権者に引き続き雇用されるものではないため、「離職者」に該当する。

③ 3月に公募選考の合否が判明する自治体も多くある。1ヶ月前の2月には次年度の雇用が確定していない。このような場合はどのように届け出ればよいのか?
→判明した時点で提出してもらうこととなる。
→(当日回答できなかった点の補足回答)離職が生じる1か月前の時点で判明している状況を提出していただく必要がある。

④ 2月中に公募選考の合否通知を出すよう自治体に強く求められないか?
→地方公共団体の任用に係る問題であり厚生労働省としてお答えはできない。
再質問:解雇予告は地方公務員は適用。大量離職通知が「事後」から「事前届け出」に改正されたときに解雇予告との関係で「1ヶ月以上前に」と理解している。
→(当日回答できなかった点の補足回答)制度所管部局ではないため正確ではないかもしれないが、任用期間の満了であれば、解雇予告は必要ないと理解している。

⑤ 「更新」の考え方について、厚生労働省の担当部署はどこになるのか
→労働基準法の所管ということであれば、労働基準局になる

⑥ 理研の届書では、肝心の再就職先の確保欄が空欄であった。それがそのままハローワークに受理されたということなので実効性を確保するためには、何らかの措置が必要なのではないか。
→時間の都合上、回答する時間はなし
→(当日回答できなかった点の補足回答)一般論として、再就職先の確保欄が空欄であることについて、制度上、問題はない。

<要望>
① はむねっと調査でも、3月公募、選考、結果発表という自治体も多くある。再就職支援どころか業務の引継ぎや年休消化すらできない。法で決められていることでもあり、2月提出を各自治体に強く周知してほしい。

② 総務省は、今回の事務連絡で「大量離職通知書を提出いただいているところ」と書いている。法に定められているのに出していないとは書けなかったのだろう。
また、10年続けて働いていても、「年度ごとに任用される新しい職員、毎年の条件付き採用期間」という世間的に通用しない考え方をしている。厚生労働省は年休とか社会保障面では継続として扱っているので、任用についてもっと総務省に要求してほしい。
最後にリーフレットの⑦、⑧にある「再就職支援措置」と「再就職先確保の状況」について、自治体の使用者責任として、記載することを強く促していただきたい。

③ 厚労省の「障害者差別禁止指針(平27 厚労省告示第116号)」や「男女差別禁止指針(平27 厚労省告示第458号)」などに「更新の定義」があり、「『労働契約の更新』とは、期間の定めのある労働契約について、期間の満了に際して、従前の契約と基本的な内容が同一である労働契約を締結することをいう」とされている。また、地方公務員には適用されないが、「有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準」により有期契約のルールが定められている。

地方公務員法にも、会計年度任用や臨時的任用や定年退職者再任用や任用付任用の条項に「更新」の記載があり、自治体も交付する義務のある「労働条件通知書」には「更新の有無」と「更新の際の判断事項」の記載欄がある。しかし、総務省は「再度の任用で更新ではない」との解釈を自治体に強いている。

「労働施策総合推進法」にある「不安定雇用の是正」目的達成のために、総務省に対して、「再度の任用は労働法上は更新である」と伝えていただきたい。
→(要望事項ではあるが、当日の回答)「更新」の内容については総務省所管であるため、要望含めて直接総務省等へお伝え願いたい。

以上

記者会見配布資料をアップします

2023年7月25日に行った記者会見の際に配布した資料のうち、はむねっと2023年アンケート報告以外の資料をアップします。

◆図書館で働く会計年度任用職員について(2023/7/25 はむねっと記者会見 資料)

記者会見当事者発言要旨

◆マンガ「図書館クビ(雇止め)になりました」

はむねっと2023調査・記者会見を行います

■はむねっと2023年調査 結果報告
#会計年度任用職員制度3年目に何が起きたのか

今年3月は、会計年度任用職員制度が導入されて3年目の年度末で、全国の多くの自治体で、現職も含めた「公募」が実施され、「雇止め」も起きました。

今回の記者会見では、私たちが、今年5月から6月にかけて実施した調査結果をもとに、昨年度末、全国の地方自治体で、会計年度任用職員として働く人たちに何がおきたのか、当事者たちは、この制度についてどのような思いをもっているのかをお伝えします。

是非、ご参加ください。どうぞよろしくお願いいたします。

◆日時:2023年7月25日(火)午後2時から約1時間
◆場所:厚生労働記者会(千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎第5号館9F)
進行予定
1)はむねっと2023年調査・結果概要説明
2)当事者発言
3)質疑応答

本会見に関する発表資料のHP公開は、7月25日(火)15時を予定しております。

主催・公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)
https://www.nrwwu.com
連絡先 hiseiki.koumu@gmail.com